アロマ風水で「家の持つ運気」をUP!
東洋思想の風水と西洋生まれのアロマテラピーが融合した『アロマ風水』。
「このラッキーアイテムをこの場所に置いて金運UP!」「このラッキーカラーを身に着けて恋愛運UP!」など、一般論的に広く発信された風水を試して、効く・効かないを実感した方もいると思う。
どんなに風水で外側の環境調整を行っても、その影響を受ける本人の内側の環境が整わなければ効く人・効かない人があって当然。住環境やインテリア等の外部環境だけでなく、住む人の心理・精神的な内部環境も整えることで運気を上げていく---それが『アロマ風水』の考え方だ。
★アロマ風水については前回の記事を ⇒(【何だか気になる『アロマ風水』①】香りで住まいの運気をUP?!)
その部屋、どの方角にある? 八方位で各部屋の位置を知る
アロマ風水認定プラクティショナーの篠田亨至氏によると、ひとくちに運気と言っても様々な運気があり、中でも重要なのが「人」「家」「時」の運、なのだとか。
この3つの運気が重なりあった時、その人の“今”
が動き出すらしいのだが、ここでは「家の持つ運気」を上げるためのアドバイスを一部ご紹介しようと思う。
あくまで「家の持つ運気」で、「住む人の運気」や「毎年変わる時の運気」は加味しない場合なので、“基本的な考え方”の一つとして見て頂きたい。
まず最初に行うのは、“どの方角に何の部屋があるか”を確認すること。
家の中心(例:きれいな長方形ならば四隅から対角線を引いた交差点)を探し、そこから均等に45度割り付けたものが、北・北東・東・南東・南・南西・西・北西の八方位。それに基づく住まいのレイアウトを把握した上で、各空間の“開運アロマ”を確認していこう。
玄関でアロマ風水
篠田氏によると、風水に取り組む順番は
【玄関→寝室→リビング】。
「家に入ってくるもの全て玄関が入口」であり、玄関風水の基本は、清潔さ&明るさ。
掃除や整理整頓を心がけるのはもちろん、観葉植物や生花など生命力のあるものを飾ればエネルギーを満たせるという。また、家の中から玄関を見て左側に鏡を飾ると良い気が増え、天然素材の玄関マットを敷けば外からの悪い気を払い落とせるのだとか。
いの一番に環境を整えたい玄関では、位置する方位各々にポジティブ(+)とネガティブ(-)両方の側面があり、その開運アロマは・・・
【北】 -(孤立、寂しさ、不安感など) ユーカリ
+(平穏、精神的な成長など) ペパーミント・フランキンセンス
【北東】-(イライラ感、不眠・悪夢など) ティートリー
+(自発心、勤労意欲など) オレンジ、マジョラム
【東】 -(過労、中途半端など) ジャスミン
+(行動力、観察力強化など) カモミール、バルサムファー
【南東】-(頑固、器が小さいなど) ローズマリー
+(調和のよい発展、良い縁など) ユーカリ、ゼラニウム
【南】 -(ストレス、別離、感情不抑制など) オレンジやレモン
+(情熱的、良い評価など) タイム、ローズマリー
【南西】-(仕事の停滞、疑心暗鬼など) サンダルウッド
+(家庭の調和、貯蓄・節約、友情運など) レモン、イランイラン
【西】 -(浪費癖、無気力感、現実逃避など) ラベンダー
+(蓄財、金運アップ、満足感など) サンダルウッド、オレンジ
【北西】-(非協力的、傲慢など) ローズ
+(責任感アップ、尊敬と信頼など) フランキンセンス、オレンジ
玄関の方位を知り、自身がネガティブ面の特徴に当てはまると感じれば、そこに分類されるアロマを使用。ネガティブ面の自覚がなければ、ポジティブ面に分類されるアロマで運を維持・強化するなり、他の開運アロマを焚いて空間に香らせてみるのも良いらしい。
寝室やリビングでアロマ風水
玄関の次は寝室。人は寝ている間に“運気の呼吸”もするそうで、寝室が散らかっていると、良くない気を心身が吸収してしまうのだとか。
部屋がキレイでない以外にも、寝ている姿が鏡に映る・人形などを多く飾る・古いファブリックを使い続ける…なども寝室風水のNG事例になるので避けたいところだ。
加えて、方位別開運インテリア(例:変化を意味する方角の北東の寝室ならば「ファブリックはホワイトで統一すると○」など)もあるので、気になる方は取り入れてみてはいかがだろうか。
さて、そんな寝室の方位別開運アロマは以下の通り。
【北】 ラベンダー
【北東】サンダルウッド
【東】 カモミール
【南東】ジャスミン
【南】 イランイラン
【南西】オレンジ
【西】 クラリセージ
【北西】フランキンセンス
最後にリビングについても聞いてみた。
「家族の成長・発展のために必要な空間なので、皆が自然に集まるような、明るくあたたかいイメージの団欒空間をつくると良いでしょう。
ゆったり寛げるように『ゆとりある家具レイアウト』を心がけるほか、『ソファーの下にはラグマットを敷く』『柔らかい光演出』『テレビの近くに観葉植物を置く』、また、カーテンを閉めていても陽の明るさを感じるよう『遮光カーテンを避ける』などもしてください」。
家族皆にとって大切なリビングでアロマ風水を行うならば、以下の方位別アロマを参考に。
【北】 ゼラニウム、イランイラン、コリアンダー
【北東】ヒソップ、パイン、タイム
【東】 カモミール、ベルガモット、ラベンダー
【南東】タイム、オレンジ、レモン
【南】 サンダルウッド、サイプレス、マジョラム
【南西】ベチパー、ジンジャー、グレープフルーツ
【西】 フランキンセンス、ティートリー、ローズ
【北西】ジュニパー、ジャスミン、ゼラニウム
お宅のリビングの方位はどの方角だろうか。
その方角の運気を上げるアロマを空間に漂わせ、心地よい香りの環境調整を行ってみて欲しい。
自分にとって“風水的に良い住まい”探し
今回は、すぐに実践できるアロマ風水を少しだけご紹介したが、
篠田氏によると、やはり引越す前の“風水観点の物件選び”をオススメしたいとのこと。
「その際に押さえるべき風水ポイントは、『玄関の向き』『寝室の位置』「水まわりの位置』の3つ。人と人の相性があるように、人と住環境にもちゃんとした根拠があり相性があります。住環境との相性も含めて物件を検討すると良いのではないでしょうか」。
駅や勤務地までの距離、広さや家賃から選ぶことの多い賃貸物件だが、風水から見る間取りや方位、自分との相性をチェック項目の一つにしてみる---それも“満足度の高い住まい選び”に繋がりそうな気がした。
■取材協力/インテリアクレール http://www.curtainshop.co.jp/
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