今年もやってきたクリスマスシーズン
クリスマスの起源は、北欧のゲルマン民族が行っていた冬至の祭りだったらしい。
北欧の冬は長く厳しく、太陽は一日のうちほんのわずかしか出ない。冬至を境に太陽を見る時間が長くなり始め、太陽の再生と春への希望が見えてくる時期に命への喜びを祝う日だったといわれている。
クリスマスツリーを飾るきっかけは、樫や樅など冬でも生命力が強く生き生きと緑の葉をつけている常緑樹を、冬至祭のシンボルとして飾ったことに由来するようである。
日本でもハロウィンが終わると徐々にクリスマスシーズンに向けた商戦が始まることもあり、12月に近づくにつれて街のあちこちでライトアップされた街路樹や華やかなクリスマスツリーが見られるようになる。
もともとは北欧のお祭りであったクリスマス…毎年テーマをもうけてクリスマスコーディネートを提案しているイケアに、2015年の「お家で楽しむクリスマス」のポイントをうかがってきた。
大人クリスマスを演出するスカンジナビアモダンと家族で楽しむトラディショナルスタイル2つのクリスマスコーディネート
今年のクリスマスコーディネートのポイントをイケア・ジャパン株式会社 広報担当の方にお聞きした。
「今年は、2つのコーディネートを提案しています。
一つは、北欧の落ち着きと、ゆとりを感じる清潔感あふれるスタイリング。金や銀、透き通ったガラスやライトでコーディネートする、大人っぽいスカンジナビアモダンです。色味は押さえられていますが、照明の光や様々な質感がほどよくミックスされて、シンプルな中にも華やかさを感じさせるスタイルです。こちらはカップルや大人のパーティなどに似合うと思います。
もう一つは、ザ・ヨーロピアンスタイルとも呼びたいトラディショナルスタイル。クリスマスカラーである赤や緑を取り入れて、楽しい雰囲気が伝わるコーディネートです。リボンや手作りのオーナメントなど、温かみのある素材や遊び心をとりいれたワクワクするコーディネートです。こちらは、ツリーの飾りつけも含めてご家族で楽しんでいただきたいコーディネートです。
クリスマスツリーの飾りとしては、たくさんのオーナメントも用意していますが、お子様でも簡単に組み立てられるペーパークラフトのボールなどもおすすめです。また、ライトチェーンをつかったデコレーション照明も、クリスマスツリーでなくても、カーテンレールや窓枠に付けると簡単に華やかな飾りつけができます。
クリスマスツリー以外でも、お花を飾ったりしてテーブルセッティングをクリスマス仕様にすると楽しみが拡がります。日本ではクリスマスの花…というとポインセチアが浮かびますが、スウェーデンでは一般的にアマリリスがクリスマスの花として知られています。赤や白のアマリリスを食卓のコーディネートとして、うまく取り入れても素敵だと思います」。
大人も子どもも関係ない!家族でLATTJO(ラッチョ=楽しむ)なクリスマス
クリスマスコーディネートもそうだが、イケアではもうひとつ家族や友人との楽しみ方として「遊び」を提案している。
「LATTJO(ラッチョ)とは、“遊ぼう”の意味。子どもだけでなく、大人にもワクワク・ドキドキしながら“遊ぶ”ことは、必要です。イケアが行った調査では、大人の50%が自分自身の内なる子どもとつながりたい、と思っていること。そして、子どもと親の双方がもっと一緒に遊びたいと思っていることが見えてきました。
ラッチョコレクションでは、家族で簡単に楽しく仮装ができるグッズやいくつものボードゲーム、さらにDreamWorksAnimation(ドリームワークス・アニメーション)とコラボレーションし、動物や草木などにヒントを得たさまざまなキャラクターが活躍する短編アニメーションシリーズを制作します。
ラッチョコレクションは全国のイケアストアで購入できるほか、アニメーション動画は11月中にイケアのYouTubeチャンネルで公開されます。仮装やゲームや、ストーリーのあるアニメーションをご家族や友人と一緒に楽しんでいただきもっと遊びの素晴らしさを体験していただきたいです」という。
毎年好評で完売する恒例の「本物のモミの木」も
イケアでは、「本物のモミの木」を販売している。
毎回、好評で完売するという本物のモミの木のクリスマスツリー…。お手ごろな値段で本物の香りや雰囲気を楽しめることもうれしいが、もうひとつイケアからうれしいプレゼントがある。それは、ツリーを買う際に「購入証明書」なるものを渡され、それを持って期間中にツリーを返却に行くとスタンプが捺印され、後日ツリーの金額と同じ金額のお買い物クーポンとして使えるという仕組みだ。今年もイケアでは、11月19日木曜日から各店舗で販売する予定となっている。
「イケアとしては、本物のモミの木でクリスマスの気分を本格的に高めてもらいたいのと、次回是非イケアに来ていいただき、いろいろな商品を見てお買い物を楽しんでもらいたい、という目的で行っています。毎年この時期になるとお問い合わせも多く、期間中早々に多くの店舗で完売してしまいます。喜んでいただくお客様が多くいることがとても嬉しいですね」という。
今年も始まるクリスマスシーズン…“イベントだから”というより、北欧のクリスマスの楽しみ方にならって、改めて大切な友人や家族と一緒に楽しむことを感じるクリスマスにしては?
2015年 11月12日 11時00分