熊本で起こった震度7の地震
14日午後9時26分頃、熊本県で震度7の激しい揺れが起こった。気象庁によると、最初の揺れの震源地は熊本県熊本地方で、震源の深さは約11キロ。地震の規模を表すマグニチュードは6.5と推定されている。本震と思われたこの日の地震は、ところが実は「前震」であった。余震の続く中、16日未明にM7.3の地震が起こった。これは、一連の地震活動で最も規模が大きく、気象庁では「これが“本震”と考えられる」と発表している。
日本は、言わずと知れた「地震大国」だ。
歴史に残る数々の大震災は、そのたびに多くの被害を与えてきた。その中でも、平常時は「安全」であるはずの住まいの倒壊や火災は多くの人命を危機にさらすこととなった。また、「住まい」を失わざるを得なかった方々の失望は、命の次に大きいと言っても過言ではないだろう。「地震」と「住まい」については、今までもHOME'S PRESSで注目をし、様々な取り組みやシンポジウム、大学の研究や住まいへの備えを伝えてきた。再度、そのまとめをお伝えしたい。
この国に住まう以上、地震はいつ起こってもおかしくなく、被害に遭うことは他人ごとではない。既に有識者によっては、今後予測される地震として、「南海トラフ地震」及び「首都直下地震」への警鐘が鳴らされている。
今回の地震で、熊本では多くの方が避難をし、不幸にも亡くなられた方や怪我をされた方々もいる。また、度重なる余震の恐怖もいかばかりか、と察する。
この度発生した「平成28年熊本地震」により犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災されたすべての方に心からのお見舞いとご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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