すでに姉妹棟は全戸完売の人気物件
小田急不動産株式会社(以下、小田急不動産)と株式会社コスモスイニシア(以下、コスモスイニシア)が共同で行っている一棟まるごとリノベーションマンション「リノグラン東林間アリーナ」が現在分譲中だ。
これは、小田急不動産が所有するバブル期仕様の築24年の賃貸マンション2棟(アリーナ、ブライト)をコスモスイニシアがこれまで培ってきた一棟まるごとリノベーションノウハウを集結させて再生・分譲する物件。
場所は、小田急江ノ島線東林間駅から徒歩2分、駅からのアクセスの良いエリアにある。すでに2015年9月に改修工事が完了したブライト棟19戸は完売し、現在2016年1月改修工事完了予定のアリーナ棟全20戸のうち14戸の分譲を行っている。
9月に行なわれたメディア向け見学会では、3タイプの異なるモデルルームが公開されると同時に、セルフリノベーション体験イベントが行なわれたのでその模様を紹介しよう。
小田急不動産×コスモスイニシアの様々なマンションノウハウ
この「リノグラン東林間アリーナ」だが、もともとのスペックの高さが目を引く。なんといっても広さ平均75m2(ブライト棟は平均81m2を超えていた)の物件が賃貸として供給されていたことに驚く。この広さを活用し、コスモスイニシアが一棟まるごとリノベーションブランド「WOW!」の第4弾として、そのノウハウを投入している。
発表会で説明を行った株式会社コスモスイニシア 分譲事業部 マンション分譲二部一課 田中一如氏によれば、「通常の部屋単位のリノベーションと一棟全体をリノベーションするのではノウハウは異なります。すでに実績を持つ当社のノウハウを凝縮し、さらに販売手法としてもお客様が納得できるものを提供しています」という。
特徴的なのはスケルトン状態で販売する点だ。契約後、専門家のアドバイスを受けながら設計変更が可能で、間取りの変更を含む、購入者のニーズに即したリノベーションが行える(施工は、売主指定業者が行う)。設計変更で生じる費用は、ローンに組み込めるため資金調達の面でも自由度が高い。
リノベーション物件となると建物の安全性が気になるところだが、これもコスモスイニシアが独自のチェックを行い、リノベーションに適した既存物件を選択しているため安心感がある。アフターサービスにも力を入れており、売主である小田急不動産のグループ会社、株式会社小田急ハウジングが管理会社を務める。最長10年の屋上防水保証など一般の中古マンションにはない基準を設けるほか、5年ごとに見直す30年の長期修繕計画を実施する。
販売手法としても、実際に解体したスケルトンの部屋の見学、セルフリノベーション講座を用意するなど、リノベーション物件への安心感と楽しみを見学者に提供しているという。
モデルルームでは、購入者の個性を反映できる自由度の高さを実感
モデルルームにおいても、小さな子供のいるファミリー層、成長した子供と暮らすファミリー層、夫婦二人で暮らすシニア層を想定した3タイプを用意。それぞれ異なるテーマのオリジナリティがある部屋を見学することができる。
小さな子供のいるファミリー層を意識したタイプでは、「リトルテーマパーク、が楽しい家」をテーマにリビング横にR壁の子供部屋が設けられていた。アーチ型の入口と小窓を設けることで、家事をしながらでも子供の様子が分かると同時に圧迫感のないR壁が部屋全体を広く見せてくれる。子供部屋には、壁一面が黒板になっていたり、ブロックが張り込める特殊な壁面仕様になっていて、リノベーションならではの部屋づくりをイメージできる。
成長した子供を持つファミリー層を意識したモデルルームは、室内で自然を楽しむことができる「ボタニカルstyle」がテーマ。どの部屋も特徴的な壁紙をあしらっているが、このモデルルームでは、より一層個性的な壁紙が用いられている。リノベーション物件の楽しさを感じさせてくれる。
シニア層を意識した「大人の和み、が楽しい家」をテーマにしたタイプでは、小上がりの和室が設けられ、インナーバルコニーとして利用できる床をタイル仕上げにしたサンルームまである。
どのタイプも室内もカスタマイズする自由度が高いのを実感できる。これは、スケルトン状態で販売し、専門家がコーディネートをアドバイスする「オーナーズチョイス」ならではの利点だ。しかも、造作家具やブローリングや壁紙など、あらゆるテイストを厳選しているため、自分好みの住まいづくりをイメージしやすい。
住まいをカスタマイズする楽しさを実感できるセルフリノベーション講座
また、見学会ではセルフリノベーション体験イベントも行なわれた。これは、モデルルームのCafeスペースで一般の見学者にも行われているリノベーション講座を一部体験するもの。住み始めてからもライフステージやスタイルに合わせ、居住者自身の手で部屋をカスタマイズしていく楽しさを実感してもらうのが目的だ。普段は、講師を招いての講座を月一回程度開催しているそうだ。この日はコスモスイニシアのスタッフがデモンストレーションを行ってくれた。
体験するのは、壁面への「漆喰塗り」。筆者は漆喰塗りは初めてだったが、ムラのある無造作感が味にもなるので、意外と素人でも簡単に塗ることができた。その後はスタッフの方による壁紙貼りのデモンストレーション。繋ぎ目部分の処理の仕方を目の前で見ることができて、こちらも頭で考えていたよりも自分でも挑戦できる気にさせてくれる。こうした経験を一度でもしていると、これまでDIYに馴染みのなかった人でも自分の手で住まいを変えてみようという意欲が沸くのではないだろうか。よいきっかけづくりになると思う。
共用部分のバリューアップも好評
共用部分のバリューアップについても、購入者から高い評価を得ているという。特に喜ばれているのが地下駐車場の仕様変更だ。リノベーション以前にはなかったシャッターゲートが新たに設置され、セキュリティ面の不安を取り除いている。外装のタイルはもともと高クオリティの外材が採用されていたため、1%ほどしか張替えられていない。しかし、エントランス部分にはデザイン性の高い木目の目隠しが施され、シンボルツリーなどが心地良い住まいの表情を見せている。
最近では一棟まるごとリノベーション物件も増えているが、この物件の魅力はスケルトン状態で購入し、専門家のアドバイスを受けながら自由度の高いカスタマイズが行えること。個性的かつあらゆるテイストを厳選したモデルルームが、自分好みのカスタマイズのアイデアを具体的に提示してくれる。利便性の高い立地かつ広々とした部屋を自分好みに柔軟にカスタマイズできる「リノグラン東林間アリーナ」。一棟まるごとリノベーション物件の中でも、さらに+αが感じられる物件ではないだろうか。






