物件探しを始めようと思っても、どんな地域に住みたいのか、どんな家に住みたいのかがはっきりしていないと、なかなか物件にはたどりつけません。
物件探しの第一歩として、自分の要望を整理してみましょう。

今の暮らしを振り返ってみる

どのような家に住みたいのかを考える前に、現在の暮らしを振り返ってみましょう。
そうすることで、かなえたい要望もみえてきます。

今の家の不満点をリストアップ

今住んでいる家に不満があるとしたら、どんなところでしょうか。地域?日当たり?部屋数?間取り?

今の家の不満点を一つひとつチェックしていくことで、不満のポイントが絞られます。
以下のチェックリストを参考にしてください。

不満点のCHECK!

周辺環境
通勤時間
広さ
部屋数
採光・通風
騒音
商店やレストラン
家賃
設備機器
セキュリティ
そのほか

いかがでしょうか?
もし、周辺環境や通勤時間に不満がそれほどはないようでしたら、近くのエリアで物件を探すという手もありますね。

要望をまとめて優先順位をつけておく

では、リストアップした不満点を基に要望を整理してみましょう。

要望をすべてリストアップし、順位をつける

要望リストは以下を参考にしてください。
物件を探してもらう不動産会社やリノベーション会社に伝えるときは、これに優先順位を付けておきます。
優先順位がなく、あれもこれもと要望をかなえようとすると、いつまでも物件が決まらないことがあるので要注意です。

要望リスト ( )の中は優先順位を記入

( )一戸建てorマンション 子育てのため、利便性を優先して、など理由も明確に
( )予算 リノベーションも合わせた総額を決めておく
( )広さ 何m²~何m²
( )築年数 築何年まで
( )住みたい地域 とくに憧れている街や沿線があれば明記
( )利便性 勤務先まで約何分以内
( )学区 今の学区を変えたくないなど
( )環境 静か、商店が近い、通学路が安全など具体的に
( )リフォーム済みがOKかどうか 自分でしたいリノベーションとの違いやコストを考慮
( )マンションの規模 高層あるいは中低層、大規模、小規模など
( )セキュリティ オートロックは必須など
( )共用設備 24hゴミ出しOK、ゲストルームなど要望があれば
( )そのほか

物件検索や内覧をして相場観を養おう

要望を整理したら次のステップは、物件検索を行ったり、実際に物件を見に行く行動に移りましょう。

物件検索で相場観を養う

要望がはっきりしたら、それにしたがって不動産紹介サイトで物件検索をしましょう。
たくさん見ていくうちに相場観が身についてきます。購入可能なエリアもだんだん絞られてきます。

希望のエリアで価格が予算に合わないなと思ったら、同じ通勤時間帯で別のエリアを検索する手もあります。

気になる物件は内覧を

実際にその街を訪れたり、物件を見たりすることで、予想以上に気に入ったり、逆に希望と合わないことがわかったりするもの。
すぐに気に入る物件に出会えるとも限りませんので、根気よくいろいろな物件を見てみましょう。

まとめ

中古物件は新築と違って1点ものだけに、いい物件は競争が激しいもの。
いいな、と思っても返事を延ばしているうちにほかの人が先に申し込みをしてしまうということもひんぱんに起こります。

要望を整理して、いい物件に出合ったとき、迷わずすぐに判断ができるようにしておきましょう。