引っ越し当日になって見積もり金額に加えて追加料金を請求された……。このようなトラブル、実は意外に多いようです。
引っ越し料金を抑えるために複数社から見積もりをとっても当日になって料金が追加されてしまったのでは意味がありません。ここでは追加料金が発生するパターンを詳しく説明します。事前に防げるケースも多いので参考にしてください。
引越しで頻繁に追加料金が必要となるケースは以下です。特に荷造り、不用品、エアコンの追加料金でトラブルになる場合が多いため注意が必要です。
事例 | 追加料金理由 | 追加料金目安 |
---|---|---|
荷造り | 引越し当日、荷造りが間に合わず運べない | 30,000円~ |
不用品処分 | 新居に運ばない荷物があり、当日に処分を依頼 | 1,000円~/点 |
積み切りパック | 荷物量が多く、トラックに荷物が積みきれず時間延長 | 20,000円~ |
道路道幅 | トラックが停車できず、駐車場に停めなければならない | 駐車場代+人件費 |
大型荷物と狭い通路 | 通路から荷物を運べず、クレーン等が必要 | 15,000円~ |
エアコン | 新居での配管、ガス補填確認忘れで工事が必要 | 20,000円~ |
ペットなど生物・植物 | 引越し手段を考えていなかった | 20,000円~ |
追加料金になると、引越し業者も好ましく思っていないため、事前に準備することが必要です。以下は必ずチェックしておいてください。
それぞれのケースについて、対処方法を詳しく説明していきます。
引っ越し業者が到着した時点で荷造りが終わっていない場合、梱包作業が必要になり作業時間も伸びてしまいます。梱包作業は自分で行うプランで作業員が梱包を手伝わなければならなくなった場合、当然、追加料金が発生します。梱包はできるかぎり前日までに完了させておきましょう。
時間指定なしのフリー便で依頼している場合も注意が必要です。午後になると思っていたら、午前8時に引越し業者が到着するということも。フリー便は単身引っ越しや近距離の引越しに適したプランです。荷物の量が多く作業時間が長引きそうな場合は午前便を頼むなど、余裕をもったプランを選ぶようにしましょう。
新居に運ばない荷物が当日にわかっても、処分は難しいもの。引越し業者に処分を依頼しても、リサイクルが利かない古くなった洋服タンスや壊れたTVは無料では回収してくれません。
事前に不要な荷物は分別しておき、市区町村の処分センターやリサイクル業者に依頼をしておくことが必須です。そのためには、荷造りを引越し直前ではなく、遅くとも2週間前までに開始することをお勧めします。
2トントラック1台に大きな家具や家電も含め、乗せられるだけの荷物を運ぶ『積み切りプラン』。よくある追加料金のケースは、荷物が積み切れず、追加のトラックか時間延長が必要な場合です。
積み切りプランの利用には、近距離の引越しであること、旧居の賃貸契約に余裕があって積み切れない場合も対応できることなどいくつか条件があります。荷物が積み切れずにレンタカーを借りて運ぶ…なんていうことになれば、かえって高くついてしまうことに。
積み切りプランを利用したいなら、荷物を運びきれなかったときの対処法(マイカーで運ぶなど)を用意しておくこと、また、必ず訪問見積もりを依頼することを忘れないようにしてくださいね。
「こんなはずじゃなかった……」という追加料金発生のケースで多いのが訪問見積もりをしていないケースです。電話での見積もりの場合、荷物の量や大きさを過小評価してしまい荷物が積み切れないということも。
当日に空きのトラックが手配できればいいのですが、繁忙期などはトラックを手配できず荷物を運んでもらえないということもあるかもしれません。荷物が多い場合は訪問見積もりを依頼したほうが無難でしょう。
訪問見積もりは住居の場所や条件を正しく把握してもらうためにも大切です。家の前の道路の道幅が狭く、トラックが進入できないケースでは、近くの駐車場に止める必要が出てきます。その場合、駐車場代の他に横持ち作業といって『住居からトラックまで荷物を運ぶ』という作業の追加料金が必要です。旧居、新居ともに周りの道路の条件を確認しておきましょう。
特に単身引っ越しで電話見積もりを依頼した場合、このような道路の条件などは伝え忘れがちです。『普通の乗用車が行き来できる程度の幅』など分かりやすく、伝えるようにしてくださいね。
冷蔵庫や洋服タンスなど大型荷物は、旧居もしくは新居の通路を通れない場合があります。その場合、クレーンなどを利用して外から荷物の搬出入を行います。クレーンや特殊作業が必要となり追加料金が発生します。
旧居は問題なく運べたとしても新居の方は確認していますか?訪問見積もりはあくまで旧居のみなので、新居を選んだ際に確認していなければ、改めて見に行くことをお勧めします。
エアコンの取り付けや取り外しに関する必要な作業も事前に確認しておきましょう。当日になって電気工事が必要であることが分かると業者をすぐに手配してもらえないということもあります。
また、新居でエアコンを取り付ける際に追加の部品が必要になるケースがよく発生します。以下はその例です。
配管の部品やガスの補充を行って、追加料金が2万円発生したというケースも。取り外しと取り付けの工事代で1万円以上かかるのが相場ですから、総額にすると新しいエアコンを購入した方が安いこともあるでしょう。見積もりの段階で着脱工事にいくらかかるか必ず確認しておきましょう。新居の設置場所や使用年数なども考慮して場合によっては新規購入を検討したほうがいいかもしれません。
犬や猫、小鳥やウサギ、フェレットなどの小動物や植物は生物なので、一般的な荷物とは異なります。『標準引越運送約款』で特殊荷物と定められており、輸送専門業者に依頼する(引越し会社経由もあり)か自身で運送する必要があります。専門業者に依頼する場合は追加料金が発生し、生物なので引越し業者は拒否をする権利もあります。もちろん当日になって荷物と一緒にトラックに積むことはできません。
ペットによってはケージに入りたがらない場合もあり、引越し前から慣れさせておく必要があります。近距離の引越しで車に乗ることを嫌がらないのであれば、自家用車で運んであげるのがベストでしょう。万が一、途中でびっくりして逃げ出してしまうケースを考え、住所と飼い主の名前を書いたタグをつけておくと安心です。
なお、熱帯魚などの水槽は専門の業者に依頼する必要があります。魚の移動には温度調整や酸素が必要になるケースも多いので、事前に準備しておきましょう。
引越し費用の料金相場
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引越し見積もりノウハウ
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