今回は山手線の「鶯谷」駅について住環境を紹介します。お話を聞かせてもらったのは、「鶯谷」に3年間住んでいるという、29歳独身男性の会社員Aさんです。「食わず嫌いをするのはもったいない」と語るAさん。Aさんによれば、鶯谷をひと言で語ると、「隠れ文化スポット」なのだそうです。普段、買い物や外食をする場所、お気に入りのスポットなどもご紹介します。
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ひと言で言うと「隠れ文化スポット」
ーひと言で言うと、どんな街ですか?
「隠れ文化スポット」
ーどのあたりからそう感じますか?
「歓楽街という印象をもたれがちですが、ちょっと歩けば寺社や史跡がたくさんあり、そういう隠れ文化スポットを見つけるのも楽しみのひとつです。東京都内では割と閑静なエリアなので、食わず嫌いしている人はもったいないかなーと思います。また、上野公園にもすごく近く、東京国立博物館や寛永寺など、場所によっては上野より鶯谷から行った方が近いスポットもあります。田端方面から来る人は鶯谷駅で降りた方が近いので、上野駅には行かないでください!」
文化スポットが点在しているという鶯谷。具体的なスポットについては後ほどご紹介します。

寛永寺
西側は閑静な住宅街 東側はディープな下町
続いては住環境について聞いてみましょう。
ー住んでいるところはどんな印象ですか?
「駅の西側(上野公園がある方)は閑静な住宅街となっており、寺社を見物しながらのほほんと散歩するのが休日の楽しみです。一方、東側(歓楽街がある方)は生活感溢れたアパートや家が密集しており、ディープな下町って感じがすごいです」

左:西側街並み 右:東側街並み
鶯谷駅の物件を探す 街の情報を見る おすすめ特集から住宅を探す買い物や外食の場所
ー普段どこで買い物していますか?
「食べ物を買う場合はもっぱら『業務スーパー河内屋』を利用しています。業務スーパーゆえに、大量の食べ物を安価で仕入れることができるので、大食いの私には大変助かります。
石鹸などの生活用品は駅前すぐにある『ドラッグストアスマイル鶯谷店』を利用しています。商品が多種多様にそろっているので、入り用なものがすぐ買えるのは便利ですね」

左:業務スーパー河内屋 右:ドラッグストアスマイル鶯谷店
ー外食するのにおすすめのお店はありますか?
「よく食べているのは駅前にある『大弘軒』です。会社帰りによく立ち寄ります。値段が安いので、安月給の私には大助かり(笑)。ラーメンやチャーハンはもちろんのこと、レパートリーが豊富なので、毎晩飽きずにディナーを楽しめます。また、最近の自分トレンドは、『ヴァルバルキッチン』と言う欧風のオシャレな居酒屋。若い店員さんが多く、活気に溢れています。個人的にミートグラタンがおすすめ」

左:大弘軒 右:ヴァルバルキッチン
休日、お出かけするなら「書道博物館」
ー休日、お出かけするならどこに行きますか?
「書道博物館がおすすめです。歓楽街ゾーンのただ中にありながらも、落ち着いた雰囲気のスポットです。別に書道が好きと言うわけではありませんが、達筆の数々を見ていると、心が洗われる気分になるので、何かと訪れています。そして、その書道博物館の真ん前に子規庵があります。こちらは正岡子規が実際に住んでいた建物で、中はとても静かで実にのんびりした気分になります」

左:書道博物館 右:子規庵
鶯谷駅の物件を探す 街の情報を見る おすすめ特集から住宅を探すここが私のお気に入り
ーお気に入りの場所は?
「私のお気に入りは元三島神社です。歓楽街のただ中にありますが、そんなことを思わせないほど静寂に包まれており、居心地がいいです。商売繁盛の神様を祀っているらしく、私も出世を願ってよくお賽銭を入れていますが、その効果はまだ出ていないようです」

元三島神社
他にもおすすめの場所をご紹介してもらいました。

左上:『ねぎし三平堂』。落語家林家三平ゆかりの品々が展示されている
右上:『旧陸奥宗光邸』。明治時代の外務大臣・陸奥宗光が所有した邸宅。住宅街に違和感なく溶け込んでいる
左下:『ダンスホール新世紀』。東京キネマ倶楽部の隣にあるイベント会場。どちらも頻繁にライブ・コンサートが催されている
右下:『ひだまりの泉 萩の湯』。「下町庶民の憩いの場。世界初の光マイクロバブル湯とかいう何やらすごいお風呂があります」とAさん
文化系の人におすすめの街
ーどんな人におすすめしたいですか?
「上野公園へのアクセスも便利で、寺社などの文化スポットも多いので、文化系の人にはぴったりだと思います。
駅の西側の住宅街は道路が比較的広く、とても閑静で治安もいいので、ファミリーにおすすめです。
一方、東側はアパートや家が密集しており、また歓楽街が近くにあると言う性質上、治安面にやや不安が残る人もいるかもしれません。でも、店は多いので、外食や買い物には便利です。家賃もお安めなので、独身の方向きかなと思います」

文化系の人にはぴったり(イメージ)
鶯谷駅の物件を探す 街の情報を見る おすすめ特集から住宅を探す総合評価
物価は高い?安い?
(1:高い/2:やや高い/3:普通/4:やや安い/5:安いの5段階から選択)
4:やや安い
「鶯谷は、私を含めて懐があまり温かくない一般庶民もいるので、我々に合わせて値段を安めにしてくれているのかなと言う印象です」
総合的な住み心地
(◎とても良い/○良い/△ちょっと微妙の3段階から選択)
○良い
「私が住んでいるのは駅の東側のマンションとアパートが密集しているエリアで、やや窮屈なところがありますが、店が多くて外食や買い物がしやすく、また家賃も安いので、私のような独身男性には特におすすめです」と語るAさん。生活に必要な店舗だけでなく、子規庵や書道博物館など様々な文化的な見どころも紹介してくれました。
鶯谷のイメージが変わった方や、具体的に暮らすイメージが湧いた方もいたのではないでしょうか。
気になった方は鶯谷駅にある物件をのぞいてみてください。
※この記事の情報は2017年9月時点のものです。

今回ご紹介した鶯谷駅周辺のスポットの地図です。あくまでAさんにお尋ねしたものとなりますので、正確な場所については実際の地図をご参照ください。
鶯谷駅の物件を探す 街の情報を見る おすすめ特集から住宅を探す更新日: / 公開日:2017.09.16










