地下1階マンションの特徴

Basement Interior design

地下1階の物件はメゾネットタイプになっていることが多く、1階住戸とセットになっています。一方、地上から少し上部が見える半地下住戸は、ワンフロアのケースが多いようです。

地下1階、半地下のマンションは、主に第一種低層住居専用地域に建てられています。第一種低層住居専用地域とは、低層住宅専用のエリアのことで、たとえば2階建て住宅が建ち並ぶ閑静な住宅街のような場所をイメージしていただくとわかりやすいでしょう。このエリアでは住宅以外にも、小規模な店舗や事務所、小中学校なども建設可能ですが、日影制限や高さ制限などがあり、建物を建てるにあたり制限があります。
第一種低層住居専用地域ってどんな地域?

このような地域でマンションを建築する際にネックとなるのが、高さと容積率の制限です。高さ10mあるいは12m以下の建物しか建てることができないため、容積緩和措置が適用される地下を活用する発想が生まれます。地下に住戸を設置することで販売面積は増えるため、デベロッパーはマンションの収益を上げやすくなるのです。

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地下1階マンションのメリット

それでは、地下1階のマンションのメリットをみていきましょう。

・物件価格が安い
一般的に、地下や半地下の住戸は他の住戸に比べて価格が安い傾向にあります。希望の立地で、上層階の物件は予算オーバーであっても、地下の物件なら手が届くこともあるでしょう。

・外にすぐに出られる
エレベーターが不要で、階段だけですぐ外に出ることができるのも地下住戸のメリットです。

・部屋の中が見えにくい
カーテンを閉めなくても周囲から部屋の中をのぞかれる心配が少なく、特に1階住戸と比べるとメリットを感じやすいでしょう。

・1年を通して温暖差が少ない
地下住戸は日光や外気温に影響されにくいため、1年を通してあまり温暖差が生じません。室内は意外にも、夏涼しく冬暖かい傾向があります。

・地震に強い
地下室は一般的に地震に強く、上層階よりも揺れにくい構造をしています。

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地下1階マンションのデメリット

地下1階マンションのデメリット

・湿気がこもりやすい
地下住戸の心配ごとといえば、周囲の土からくる湿気でしょう。しかし、地下であっても大抵の物件には地上とつながっている掃き出し窓(ドライエリア)が設置されているため、最低限の風通しと日照は確保されている場合がほとんどです。それでも、空調管理は年中必要と考えておいた方がいいでしょう。

・浸水被害のリスク
地下の物件を検討する際、真っ先に確認すべきなのが、物件エリアのハザードマップ。ハザードマップは、豪雨や台風時に浸水の可能性があるエリアだけではなく、下水処理能力が機能しなくなったときの危険性も想定して作成されています。浸水の危険があるエリアの物件には注意が必要です。

・日当たりが悪い
マンションの構造によっても左右されますが、地上にある住戸と比べて陽が当たりにくいことが一般的なようです。

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地下のマンションに向いているのはこんな人

地下1階のマンションのメリットとデメリットをご紹介しましたが、最も大事なのは自分がマンションの生活に何を求めているのかを明確にすることです。

陽が当たりづらい暮らしは、基本的に家にいることが多い方や高齢の方などにはあまりおすすめできません。
反対に、帰宅するのは夜で日中は家にいることが少ないという方なら、日当たりが悪くてもさほど気にならないでしょう。マンションといえば眺望という価値観を持っている方が、地下での暮らしに満足できるのかと言われれば難しいかもしれませんが、眺望より物件価格が安い方がいいという方にとってはメリットの大きい住戸です。

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また、地下は地上の騒音が聞こえにくくなるので、静かな環境で暮らしたいという方にもおすすめです。さらに地下は比較的音が漏れにくいことから、音楽を演奏する部屋として使われることも多いため、楽器演奏が趣味という方にも向いているでしょう。ただしその際は、防音対策をしっかり行って周囲への配慮を忘れないでくださいね。

まとめ
・地下1階のマンションは日影制限や高さ制限の理由から、第一種低層住居専用地域に多く見られる
・地下住戸は比較的物件価格が安めで、年間を通して室内の温度差が少なく、外からの騒音が聞こえにくいことがメリット
・地下のデメリットは湿気が高いことや、豪雨や台風による浸水被害を受けるリスクが高い点
・地下1階のマンションは、主に日中は外出していて日当たりを重視しない人や、静かな環境で暮らしたい人に向いている


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