【ホームズ】山手線沿線に住む500人の実感と国交省データから混雑率、遅延状況を探ってみた

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今回は山手線の特長を探っていきたいと思います。山手線沿線に住む山手線利用者500人に、混雑率や遅延状況を尋ねました。国土交通省から2015年に公表されている混雑率の数値と、今回尋ねたアンケートの結果に違いがあるのか見てみます。今回はこちらをご紹介します。
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山手線の混雑率はどのくらい？
実際に山手線沿線に住む人の通勤・通学時の実感は？
山手線はどのくらい遅延する？
実際の遅延発生回数と沿線に住む人の感覚の違いは？
「すぐ次の電車が来るので無理しない」山手線あるある5選
今後も山手線沿線に住み続ける？
出典
調査概要

山手線の混雑率はどのくらい？

目的地に到着する前に疲れてしまう満員電車。今回は山手線利用者に通勤・通学時間のピークの混雑率を尋ねました。

数値は国土交通省が公開している“混雑率の目安”を参考に回答してもらっています。

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ちなみに下記がその具体例です。混雑状況の具体的なイメージがつかめるでしょうか。

混雑率の目安（参考）

100％　座席につくか、吊革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる（定員乗車）
150％　広げて楽に新聞を読める
180％　折りたたむなど無理をすれば新聞を読める
200％　体がふれあい相当圧迫感があるが、週刊誌程度なら何とか読める
250％　電車がゆれるたびに体が斜めになって身動きができず、手も動かせない

まず、国土交通省から公開された2015年（平成27年）の「混雑率データ」によると、山手線は以下のようになりました。

出典：「混雑率データ」2015年（平成27年）<br>国土交通省ホームページより

出典：「混雑率データ」2015年（平成27年）
国土交通省ホームページより

「混雑率の目安」に照らし合わせてみると、両区間とも新聞は読める程度といったところになるようです。ちなみに2015年（平成27年）に国土交通省が公開したデータ「東京圏における主要区間の混雑率」によると、JRと私鉄を含めた主要31区間の平均混雑率は164となっています。最高では199という路線もあり、この数字を見ると山手線が突出して混雑しているということはないようです。

追記：
2016年（平成28年）の「混雑率データ」によれば、
山手線外回りは159％
山手線内回りは165％　で、いずれも混雑率には改善が見られました。

実際に山手線沿線に住む人の通勤・通学時の実感は？

一方で、実際に山手線沿線に住む人はどう感じているのでしょうか。山手線沿線に住んでおり、週に3回以上山手線を利用する500人に、混雑率の目安を参考に、山手線の通勤・通学時のピークの混雑率を答えてもらいました。平均すると164％となりました。公開されている混雑率とさほど差異はないようです。

ちなみに、今からおよそ30年近く前の1989年（平成元年）の混雑率は、平均が202％でした（国土交通省「三大都市圏の最混雑区間における平均混雑率・輸送力・輸送人員の推移」より）。そこから比べると、改善してきていると言えるかもしれません。

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山手線はどのくらい遅延する？

続いて山手線の遅延状況についてご紹介します。

国土交通省が公開した「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について／5分以上の遅延で発行する遅延証明書の発行状況について」によれば、山手線における5分以上の遅延は平日20日中18日発生しており、遅延証明書の発行割合は90％となっています（平成25年11月の平日20日間、時間帯7：00～11：00における遅延証明書の発行状況）。これは51路線の中では高い方です。運転間隔が短いということも影響しているかもしれません。

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