「住みたい」駅が集まるJR山手線。JR山手線29駅の中で、最も「住みたい」駅を1つだけ選ぶとしたら、どの駅を選びますか。
今回は、JR山手線沿線に住む500人に、最も「住みたい」駅を尋ねました。2015年の結果と比較すると、6駅がランクアップしています。理由とあわせてご紹介します。
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JR山手線29駅中、最も「住みたい」と思う駅 トップ5
JR山手線沿線に住んでいる500人に、最も「住みたい」と思う駅を尋ねました。果たしてどの駅が最も「住みたい」駅に選ばれたのでしょうか。理由とあわせてご紹介します。
1位「恵比寿」 61票(12.2%)
雰囲気の好きな街ランキングでも1位を獲得した「恵比寿」。最も「住みたい」と思う街でも1位となりました。
主な理由のひとつは、街の雰囲気の良さによるものです。「おしゃれで洗練されている」(46歳女性)、「かっこいい街」(52歳男性)という声が複数挙がっていました。
2つ目は、「利用できる路線がたくさんあって便利」という点です。恵比寿駅からは、JR山手線以外にも、JR埼京線、JR湘南新宿ライン、東京メトロ日比谷線が利用でき、遠方にも一本で行きやすいというメリットがあります。
具体的な声をご紹介します。
「今住んでいて便利さを感じるから。恵比寿駅は湘南新宿ライン、埼京線、日比谷線があるので便利」(38歳女性)
「今住んでいるから。日比谷線も使える。中目黒までか代官山まで歩いて出れば、東横線や副都心線も使える」(53歳女性)
何よりも実際に住んでいる人の住み心地ほど、説得力のあるものはありません。十年以上住み続けているという方もおり、一度住んだらなかなか離れられなくなるようです。
このような声が挙がりました。
「恵比寿に住んで14年になるが便利な街だと思うから」(44歳女性)
「もう16年住んでおり、快適だから」(46歳女性)

雰囲気の良い駅「恵比寿」が山手線沿線の住みたい駅でも1位を獲得
2位「目黒」 55票(11.0%)
目黒に住みたい理由は、交通利便性・生活利便性という2つの利便性と、街が持つブランド力が主なものと考えられます。
具体的には以下のような声が挙がりました。
「新宿・渋谷方面、銀座方面へ行くにもバランスがよく、街にステータスもあるので」(37歳男性)
「駅ビルの商業施設が充実している。高い建物がまだ少ない。東急目黒線、東京メトロ南北線、都営三田線が乗り入れており、バスもたくさん出ているので便利」(37歳女性)
「商店が充実していて、かつ、物価が高くない。交通の便も良い」(65歳男性)
「高級感と便利さが両立している」(61歳男性)
目黒も恵比寿と同様に、長く住み続けているという方もいました。中には半世紀以上住んでいるという方も。
「目黒に産まれ、目黒で学生時代を過ごし、現在も在住しているので」(51歳女性)
「半世紀以上住んでいるので他に移ることは考えられない」(60歳女性)
憧れだけではなく、2017年「買って住みたい街ランキング」でも2位にランクインしており、実際の問合せ数も多い駅です。

お花見シーズンは賑わう目黒川。目黒駅からも歩いて行くことができる
3位「目白」 37票(7.4%)
池袋の隣駅となる「目白」。停車する路線はJR山手線のみで、乗り入れ路線が複数ある上位2駅と比べると、交通利便性ではやや劣るかもしれません。なぜ目白が3位なのでしょうか。
理由のひとつは「目白」の隣駅「池袋」にありました。
「池袋で買い物をすることが多いのでその近くがよい。池袋駅自体は駅が大きすぎて外に出にくいので、かえって駅舎の小さい目白のほうがいいので。また、目白のイメージも良い」(33歳女性)
「地元が池袋なので近くが良いということと、山手線内で一番落ち着いていると思うから」(44歳女性)
池袋に買い物には行きたいけれど、住むのであれば落ち着いた雰囲気の隣駅「目白」がよい、という方が多いようです。「駅がコンパクトで使いやすい」(31歳女性)という声もありました。
加えて、「目白」の近辺には学習院大学などの学校があり、文教地区でもあります。
「自然があり、ゆったりしている」(37歳女性)、「駅から少し離れると閑静な住宅街だから」(55歳女性)という声からも分かるように、緑のある静かな環境を好む人に人気の駅のようです。

目白駅前 目白通り
4位「品川」 35票(7.0%)
出張が多い人はぜひ検討したい品川駅。東海道新幹線にダイレクトで乗れる上に、京急本線も通っているため、空港に向かうにも便利な駅です。
さらにJR東海道線、JR横須賀線、JR京浜東北線も乗り入れています。「新幹線にも空港にも近いから」(41歳女性)、「羽田空港に近いから」(35歳男性)という声が出ました。
最も多かったのはとにかく便利という声でした。特に交通利便性の評価が高いようです。
「長年品川周辺に住んでいるが、交通の便がとても良いので」(50歳女性)
「勤務先への通勤が便利なので」(57歳男性)
「今の住まいの品川駅周辺は便利だから」(49歳女性)

品川の高層ビル。飲食店や買い物をする店舗も多数ある
5位「池袋」 28票(5.6%)
実際に住まいを探すユーザーの行動から算出した、「2017年借りて住みたい街ランキング」で1位となった「池袋」。アンケートで尋ねた「住みたい」駅としても、5位を獲得しました。
池袋はJR山手線を含め、JR埼京線、JR湘南新宿ライン、東京メトロ有楽町線、東京メトロ丸ノ内線、東京メトロ副都心線、西武池袋線、東武東上線の8路線が乗り入れる巨大なターミナル駅です。
交通利便性はもちろんのこと、池袋で何でも揃う生活利便性も評価されています。中には思っていたほど家賃が高くないという人もいました。
「物価や家賃相場、簡便性やアクセス性などすべて勘案してコストパフォーマンスに優れている」(55歳男性)
「乗り入れがいろいろあるし、生活する上で便利だから」(40歳男性)
「家賃がそんなに高くない」(53歳男性)
「住むにも通勤にも便利だから」(42歳女性)
実際に池袋に住む人の声はこちらを参考にしてください。
なぜ「借りて住みたい街」1位に!?【池袋住人座談会】

池袋駅東口
JR山手線29駅中、最も「住みたい」と思う駅 6位から10位まで
6位から10位までのランキング結果は以下のようになりました。
JR山手線29駅中、最も「住みたい」と思う駅ランキング
1位 「恵比寿」 61票 (12.2%)
2位 「目黒」 55票 (11.0%)
3位 「目白」 37票 (7.4%)
4位 「品川」 35票 (7.0%)
5位 「池袋」 28票 (5.6%)
6位 「駒込」 27票 (5.4%)
7位 「東京」 26票 (5.2%)
8位 「大崎」 25票 (5.0%)
9位 「田端」 23票 (4.6%)
10位 「新宿」 17票 (3.4%)
10位 「巣鴨」 17票 (3.4%)
JR山手線29駅中、最も「住みたい」と思う駅【単一回答】
(JR山手線沿線に最寄り駅があり、週に3日以上利用している人:500サンプル)
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2015年調査結果と比較してみると、大きく伸びたのはあの駅
「週に3回以上JR山手線を利用している」人を対象に、2015年に尋ねた調査と、今回の結果を比較してみると、以下のようになりました。
山手線29駅中、最も「住みたい」駅ベスト10駅
| 2015年 | 2017年 | ||
|---|---|---|---|
| 1 | 恵比寿 | 1 | 恵比寿 |
| 2 | 目黒 | 2 | 目黒 |
| 3 | 東京・新宿 | 3 | 目白 |
| 4 | 品川 | ||
| 5 | 品川 | 5 | 池袋 |
| 6 | 目白 | 6 | 駒込 |
| 7 | 池袋 | 7 | 東京 |
| 8 | 渋谷 | 8 | 大崎 |
| 9 | 上野 | 9 | 田端 |
| 10 | 代々木・巣鴨 | 10 | 新宿・巣鴨 |
最も「住みたい」駅
2015年と変わらず、1位は「恵比寿」、2位は「目黒」でした。この2つの駅の人気は不動のようです。
2015年と比べて、ランクアップしたのは「目白」(6位→3位)、「池袋」(7位→5位)、「品川」(5位→4位)、「駒込」(圏外→6位)、「大崎」(圏外→8位)、「田端」(圏外→9位)の6駅でした。
ターミナル駅ももちろんランクインしていますが、2015年に比べると乗車人員数が少ない駅も上位となりました(目白、田端、駒込など)。
JR山手線といっても駅の特長はさまざまです。家賃が高そう、混んでいそう、というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、意外にも手が届く家賃の物件や、好みの雰囲気の駅が見つかるかもしれません。
・2017年沿線に住む500人が選ぶ、山手線のこれから流行りそうな駅ランキング
・2017年沿線に住む500人が選ぶ、山手線の顔となる駅ランキング
・山手線沿線に住む500人の実感と国交省データから混雑率、遅延状況を探ってみた
調査概要
【調査実施期間】2017年6月12日~6月14日
【調査対象者】事前調査で「JR山手線沿線に最寄り駅があり、週に3日以上JR山手線を利用している」と回答した15歳~69歳の男女
【調査方法】インターネット調査
【有効回答数】500サンプル
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物件を探す 物件の参考価格を調べる更新日: / 公開日:2017.07.18










