畳のお部屋というと、どんなイメージですか? 「古臭い」「手入れが大変そう」「ダニやカビが心配」なんて声が聞こえてきそうです。
しかし、最近では、畳が見直されてきており、昔ながらのよさを活かしつつ、デザイン性や機能性を進化させた畳も登場しています。
UR賃貸住宅でも、和室のあるお部屋がありますが、リノベーション住戸などで、現代のライフスタイルに合わせた畳のある和室の暮らしを提案しています。
畳へのイメージをアップデートして、おしゃれで心地よい和室での暮らしを始めてみませんか?
カバー画像:藤山台(愛知県)
畳の不安を解決! 和室のQ&A
なんとなく畳に対してネガティブなイメージを持っている方も多いかもしれません。でも、それは誤解かも? 本当のところをQ&A形式でズバッとお答えします!
Q1.ダニやカビ、アレルギーが心配…

ちょっとした工夫で、畳のダニやカビの繁殖は防げます。
畳のお手入れといっても、難しいことはありません。普段のお掃除は掃除機やほうきでゴミやホコリを取り除く程度でOK。畳の目に沿って掃除機をかけ、畳の縁などの隙間に詰まったホコリをほうきで掻き出すとよいでしょう。あとは、月1回ほど、固く絞った雑巾で、表面の汚れを取ります。こまめに換気して湿気を防ぐようにすると、より効果的です。
そもそも、畳は調湿効果、空気清浄効果、抗菌作用などがあり機能性に優れているため、きちんとお手入れしていれば清潔で快適な状態が保てます。
なお、URではお部屋によって、手入れが簡単で、耐久性や防ダニ性が高い樹脂畳等を採用している場合もあります。いぐさの匂いが苦手な人にもおすすめです。
Q2.畳に家具の跡がつくのが気になりますが、どうすればいい?

畳の上に直接家具を置くと、凹んだりして跡が残ります。大きめのものや圧がかかりやすい四つ足の家具を置く際は、保護マットや敷板を使いましょう。
あえて大きな家具を置かないという選択肢も。子どもを遊ばせたり、ごろんとお昼寝をしてリラックスしたり、洗濯物を畳んだり、折り畳みのテーブルを出して仕事や勉強をしたり…、その時々に必要な用途で柔軟に活用できる “フレキシブル空間”として使うのもおすすめです。
Q3.畳は古臭くて、インテリアに合わないのでは?

ジャパニーズモダンやジャパンディスタイルというインテリアスタイルがあるように、和室はモダンデザインや北欧デザインの家具とも違和感なく調和します。
ジャパンディスタイルとは、ジャパニーズモダンと北欧インテリアをミックスしたスタイルのこと。日本と北欧では自然素材を使った家具を愛用する文化があり、インテリアの相性がとてもよいのです。
気合いを入れてインテリアをコーディネートしなくても大丈夫。ちょっとした工夫で和室はおしゃれな空間に様変わりします。例えば、木目調のテーブルやラタンチェアなど自然素材の家具を置いたり、北欧風ラグを敷いたりするだけで、モダンで洗練された雰囲気になります。畳そのものも「いぐさ」という自然素材でできているから、相性はバッチリです。
Q4. 結局、畳の部屋はどんな使い方がいいの?

鏡とマットでヨガルームとして活用/幕張ベイタウン パティオス7番街(千葉県)
畳の部屋は多目的スペースとして優れています。Q3でもご紹介したように、子どもの遊び場、ごろ寝スペースはもちろん、ヨガやストレッチにもぴったり。親族や友人が泊まりに来た時のゲストルームにも使えます。
その他、アイデア次第で用途はさまざま。座卓を置いて、在宅ワークスペースにしても意外な快適さ! 座椅子と組み合わせることで、ラクな姿勢で仕事をすることができます。
子育て世帯におすすめ! 畳のある暮らしのメリット

畳の部屋は、子育て世帯にとっては特にメリットがいっぱいです。
まず、添い寝や授乳、赤ちゃんのお着替え、おむつの交換などがスムーズに。
断熱構造により冬でも冷たくならないから、赤ちゃんがゴロゴロしてもハイハイしても快適です。ハイハイしやすい環境は、脳と体の発育にぴったりだという声もあります。
幼児期の子どもにとっても、畳の部屋は安心・安全な空間です。クッション性が高いため、子どもが転んだりしても怪我をしにくいというメリットも。足音などの衝撃音を吸収するため、防音性にも優れています。
和室のある暮らしを始めるならUR賃貸住宅へ

琉球畳の和室/品川八潮パークタウン 潮路南第一ハイツ(東京都品川区)
和室のある暮らしに魅力を感じたら、UR賃貸住宅を検討してはいかがでしょう。
賃貸住宅では畳の経年劣化や使用感が気になりますが、URでは、入居者が変わるごとにクリーニングを実施しています。さらに、汚れがひどいときには、表面と縁を新しいものに替える「表取替え」や、表と裏を入れ替える「表裏返し」などを実施し、畳の状態によっては新品に取り替えています。入居中に交換を希望する場合は、URに相談すれば、専門会社を紹介してもらうことも可能です(費用は入居者負担)。
こんなに変わる! UR和室のビフォー&アフター
和室も、インテリアコーディネート次第で和モダンな雰囲気にイメージチェンジできます。実際のUR賃貸住宅の和室をベースにして、コーディネートイメージを作成してみました。


上:蒲田駅前ハイツ(東京都大田区)、下:同じ和室に北欧風の家具を配置したイメージ
ナチュラルな雰囲気の北欧風家具を配置したり、絵画を飾ったりすると、元の畳を生かしたジャパンディスタイルのお部屋に。和室の雰囲気ががらりと変わります。
インテリアカラーは、ナチュラルなホワイトやアイボリーなどがおすすめです。
他にも、和室の使い方アイデアはたくさんあります。実際のUR賃貸住宅のお部屋のコーディネート例をいくつかご紹介しましょう。
キッズスペース

幕張ベイタウン パティオス7番街(千葉県)
クッション性のある床で安心して子どもを遊ばせられるので、キッズスペースや子ども部屋として使うのもおすすめ。
リビング

アーバンラフレ虹ヶ丘西(愛知県)
空間に余白をつくるのもジャパンディスタイルの特徴。背の低い家具を選ぶと、畳との相性がよいだけでなく、部屋が広く見える効果もあります。
寝室

千代が丘(愛知県)
布団ではなくベッド派の人は、和室との相性がよいローベッドを選ぶとうまくまとまります。
ワークスペース

常盤平(千葉県)
押し入れがある部屋なら、ワークスペースとして活用することもできます。来客時には簡単に隠すことができるのもうれしいポイント。
“4ナシ”のメリットも! UR賃貸住宅で始める新生活

UR賃貸住宅といえば、礼金ナシ、仲介手数料ナシ、更新料ナシ、保証人ナシの“4ナシ”。礼金・仲介手数料無料だから初期費用がグッと抑えられて、保証人も不要だから手続きもスピーディーです。
和室をお気に入りの空間にアレンジしたら、ずっと離れたくなくなるかもしれませんが、更新料も不要だから、負担なく長く住み続けられます。

まとめ
畳ってなんだか古臭い…。そんな固定観念で、選択肢に入れないなんてもったいない! 畳のお部屋は暮らしを豊かにする可能性に満ちています。
UR賃貸住宅で、新しい畳ライフを始めてみませんか?
まずは内見して、あなただけの和室のイメージをふくらませてみてください。
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