内見は、部屋を借りる前に物件の様子を確かめられる大切な機会。隅々まで確認できるようにきちんと準備をして臨みたいところです。
今回は内見時の持ち物リストと、目を向けるべきチェックポイントを紹介します。
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そもそも内見ではどんなことをする?

まずは、内見までの流れや当日の様子について見ておきましょう。
内見の目的
内見の目的は、自分の目で物件の状態を確かめることにあります。賃貸物件の多くは、インターネットなどに写真やデータが掲載されているため、事前にある程度の雰囲気を知ることが可能です。
しかし、実際に室内を見てみると、「イメージと少し違っていた」と感じられてしまうこともあります。そのため、事前情報だけでは把握しきれない状態をチェックする目的で内見が行われるのです。
内見までの流れ
気になる物件を見つけたら、その部屋を取り扱っている不動産会社に連絡をして、内見の予約を済ませるのが一般的です。
内見自体は事前予約なしでもできるものの、当日いきなりでは鍵を借りられず日を改めなければならない場合もあるので注意しておきましょう。
予約をするときには、内見を行う日取りや待ち合わせ場所なども決めます。基本的には、一度不動産会社に足を運んでから、車などで担当者と一緒に物件へ向かうケースが多いです。
しかし、「現在の住まいから物件までの距離が近い」「不動産会社までアクセスしにくい」といった場合には、物件の最寄り駅や現地での集合となることもあります。
内見当日の流れ
内見当日は、担当者と待ち合わせをして、事前に希望条件の擦り合わせを行います。不動産会社で集合する場合には、内見をした物件が気に入らなかったときのために、条件に合うほかの候補をいくつか用意してもらえるのが一般的です。
現地へ到着してからは、担当者と一緒に室内へ入り、部屋の状態を細かく確かめていきます。そのうえで、特に問題がなく、その物件を気に入れば入居の申し込みへと手続きを進めます。
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最低限これは持っていこう! 内見の持ち物リスト

スムーズに室内を見て回るためには、内見までの準備が大切です。ここでは、内見時に持っておきたいもののなかで、重要度が高いものを紹介します。
重要度の高い持ち物リスト
- 図面
- カメラ(スマートフォン)
- メジャー
- 家具の寸法メモ
- 筆記用具
間取りが書かれた図面は、広さや収納の位置、ドアの向きなど物件の全体的な状況を把握するうえでとても重要となります。図面は基本的に担当者のほうで用意してくれるものの、事前に渡されている場合は忘れずに持っていきましょう。
カメラについては、スマートフォンがある場合はそちらで代用しましょう。静止画だけでなく動画も撮影できるうえ、方位磁石やメモ帳の役割もあって便利です。
メジャーや家具の寸法メモは、家具・家電の設置場所を決めるために使用します。「高さ」「幅」「奥行き」を測りながら、イメージどおりの配置が可能かどうかを確かめましょう。
特に冷蔵庫や洗濯機などの家電は、物件によってすでに持っている製品ではサイズが合わないこともあります。また、新しく購入する際にも大きさを決める重要なポイントとなるため、細かく寸法をチェックすることが大切です。
状況によっては必要! あれば便利な持ち物リスト

基本的には、重要度の高い持ち物をそろえておけば、初めての内見でも安心して臨むことができます。
しかし、状況によってはほかの持ち物が必要となるケースもあります。ここでは、念のために持っておくと便利なアイテムを見ておきましょう。
あると便利な持ち物リスト
- 懐中電灯
- 方位磁石
- スリッパ
- ビー玉
賃貸物件のなかには、入居者が決まるまで電気を通していないところも少なくありません。そうした物件を夕方以降に内見する際には、懐中電灯があると安心です。
また、方位磁石は物件の日当たりを確かめるためにあると便利です。懐中電灯や方位磁石はスマートフォンの機能でも代用できるため、普段あまり使い慣れていない場合は、内見前に動作をチェックしておきましょう。
スリッパについては、不動産会社が用意してくれるのが一般的です。しかし、素足だと内見を断られてしまう可能性があるので、念のため持参する必要があるかどうか確かめておくとよいでしょう。
ビー玉は築古物件などの内見で、部屋の傾き具合を調べるのに使います。ビー玉の用意が面倒な場合は、リップクリームなど筒状のものでも代用可能です。
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内見時のチェックポイントは?

効率よく物件の状況を確かめるためには、事前にチェックポイントを整理しておくことをおすすめします。おおまかなチェックポイントはこちらです。
1.玄関まわり
「通路や入り口の広さ」「ドアの立てつけ」「インターホンの具合」などが主なチェックポイントです。シューズボックスがある場合には、容量やドアの開閉方向も確認しておきましょう。
2.水回り
設備の状態や機能とともに、サイズ・高さが主なチェックポイントとなります。
特に女性の場合は、調理台などが高いと使いにくく感じられてしまうこともあるため、実際に生活するイメージを膨らませながら見て回ることが大切です。
3.居住スペース
広さや柱の位置、収納ドアの開閉方向なども確かめておきましょう。また、意外に見落としてしまいがちなのがコンセントの数と位置です。
コンセントやテレビ端子の位置によって、家電の配置も大きく左右されるため、内見のタイミングで間取り図に書き込んでおきましょう。
4.共用設備
「防犯カメラやオートロックの有無」「郵便受けのサイズ」「駐輪場・駐車場の状態」が主なチェックポイントです。
余裕があれば、ゴミ置き場の場所や状態も確かめておきましょう。きちんと管理が行き届いているかどうか、居住者はマナーを守っているかといった事情を知ることができるポイントです。
5.周辺環境
物件の周辺環境については、地図などを通してあらかじめ確かめることもできます。
しかし、駅からのルートにある街灯の数、隣接した道路の交通量などは、実際に足を運んでみないと確認することができません。気になる点があれば担当者に質問をしておきましょう。
内見から賃貸借契約までの流れ

最後に、内見から賃貸借契約までの手順を確認しておきましょう。
内見後の流れは2パターン
内見した物件が気に入ったときには、その日のうちに入居の申し込みを済ませることもできます。
申し込みをする場合には、入居申込書に「住所・氏名」「勤務先」「年収」といった必要事項を記入して、入居審査の準備を進めます。
一方、内見をして気に入らなかった場合は、遠慮をせずに担当者に要望を伝えましょう。ほかの物件を探してもらったり、日にちをあけてじっくり検討したりすることをおすすめします。
入居申し込み後の流れ
入居申し込みを済ませたら、必要書類を用意して「入居審査」を受けます。およそ3日~1週間で審査結果が出され、無事に通過すれば「重要事項説明」「賃貸借契約」へと進みます。
ただ、契約後にすぐ入居ができるわけではありません。契約を結んでから引き渡しまではさまざまな準備が必要となるため、目安として1ヶ月程度の期間がかかるのが一般的です。
その間に荷造りや引越し会社への依頼といった手続きを進めながら、入居までの準備を済ませておきましょう。
持ち物リストとチェックポイントを押さえれば初めての内見でも安心!

- 内見当日は担当者と待ち合わせるか不動産会社から同行してもらうのが一般的
- 重要度の高い持ち物は忘れずに持参していく
- スマートフォン一台でさまざまなアイテムを代用できるため、事前に機能や動作を確かめておく
- 内見のチェックポイントは箇所ごとに分けて整理しておく
- 内見をして気に入らなかった場合は、ほかの物件を紹介してもらうことも可能
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更新日: / 公開日:2021.03.18










