契約したその日から生活できることで人気のマンスリーマンション。マンスリーマンションでは家具や家電、備品などが備え付けられているので、生活用品を持ち込まなくてもすぐに生活が可能です。
ここでは、一般的なマンスリーマンションに備え付けられている家具や家電、備品について、特徴や注意点を交えながら解説していきます。
物件によって備え付けアイテムの状況は異なるので、実際に入居する前に、必ず問合せるなどして確認するようにしましょう。
マンスリーマンションを探す家具付き・家電付きの物件
マンスリー物件に備え付けられている家具

まずは、備え付けの家具について解説します。
不動産検索サイトであるLIFULL HOME’Sにて「東京23区、間取り1LDK、定員5名まで、マンスリーマンション」を条件に検索したデータから、それぞれの家具が全体の何%に備え付けられているかを調べてみたところ、次のような結果に。
家具名 | 全体に対する割合(%) |
|---|---|
ベッド | 100 |
ソファベッド | 91 |
ソファ・椅子 | 73 |
テーブル | 73 |
ダイニングセット | 73 |
クローゼット | 64 |
デスク | 36 |
(2020年9月30日時点)
ご覧のようにマンスリーマンションでは、睡眠に必要なベッドやソファベッドは大半の物件で備え付けられています。
一方、クローゼットやデスクなどに関しては、備え付けられている物件が限られていることが分かるでしょう。そのような家具が必要な人は、事前に確認しておくことをおすすめします。
マンスリー物件に備え付けられている家電

続いて、備え付けの家電についても下記の表をもとに解説していきましょう。
先ほどと同じ条件で検索したデータから、それぞれの家電が全体の何%に備え付けられているかをまとめてみました。
家電名 | 全体に対する割合(%) |
|---|---|
テレビ | 100 |
冷蔵庫 | 100 |
エアコン | 100 |
電子レンジ | 100 |
電気ポット | 100 |
洗濯機 | 100 |
掃除機 | 100 |
炊飯器 | 55 |
アイロン | 55 |
トースター | 27 |
乾燥機 | 18 |
ズボンプレッサー | 9 |
(2020年9月30日時点)
ご覧のように、テレビや冷蔵庫、洗濯機などの一般的な大型の家電は、最初から備え付けられています。そのためマンスリーマンションでは通常の引越しのように、大型家電を運ぶために運搬会社を呼ぶ必要がありません。
洗濯機に関しては、物件によっては室内に設置されていないことがあり、共用スペースのコインランドリーを利用するケースもあります。
一方、炊飯器などのキッチン家電は物件によって備え付け状況に差があるので、自分で用意する必要があるのか事前に調べておきましょう。
少ないですが、探せばズボンプレッサーといった、スーツ姿で勤務する人にとっては便利な家電が備え付けられている物件も見つかります。
ネット環境は基本的にすべてのマンスリーマンションで備わっており、最近ではテレワークに便利なスキャナーやプリンターを備え付けている物件もあるため、必要な人は事前に確認しておくことをおすすめします。
マンスリーマンションを探す 家具付き・家電付きの物件マンスリー物件に用意されている備品

最後に、マンスリー物件に備え付けられている備品に関しても同条件で検索し、分かりやすく表にまとめてみました。
備品名 | 全体に対する割合(%) |
|---|---|
調理器具一式 | 100 |
食器一式 | 100 |
ヘアドライヤー | 91 |
洗濯物干し | 82 |
洗濯用品一式 | 73 |
掃除用具一式 | 73 |
バス用品一式 | 73 |
スリッパ | 73 |
トイレ用品一式 | 64 |
タオル類 | 45 |
歯磨きセット | 27 |
くし・ブラシ | 18 |
ひげそり | 9 |
(2020年9月30日時点)
基本的に、調理器具や食器一式は備え付けられているので、自ら買いそろえる必要はないでしょう。洗濯用品や掃除用品、バス用品、トイレ用品も基本的に備え付けられていることが多いようですが、念のために確認しておくと安心でしょう。
物件によって、歯磨きセットやタオルなどの細かいバス用品は用意されていない可能性があるため、現在使用しているものをそのまま持ち込むことも視野に入れておきましょう。
マンスリー物件に入居する際、自分で用意すべきもの

上記のように、マンスリーマンションではさまざまな設備が最初から備え付けられていますが、以下のものは基本的に、入居する際に自身で用意しなければなりません。
整髪料や化粧品類
整髪料や化粧品類などは自分で持ち込まなければなりません。こうした人の好みやタイプによって使用するアイテムが異なるものに関しては、備え付けされていないため、自分に合ったものを用意しておきましょう。
衣類
着替え類に関してはすべて自ら用意する必要があります。普段着だけではなく部屋着や下着、靴下も備え付けのものはないので、最低でも生活に困らないくらい事前に準備して持ち込むか、入居後に購入するなどしましょう。
充電器類
スマートフォンなどの充電器も自ら用意しなければなりません。コンセントの数が少なかったり、コンセントの位置が悪かったりする場合に備えて、電源タップや延長コードも一緒に準備しておくと便利です。
マンスリーマンションを探す 家具付き・家電付きの物件マンスリー物件の家具・家電や備品に関する注意点

備え付けの設備だからといって、自分のもののように好き勝手に使っていいわけではありません。備え付けの家具や家電、備品を使用する際は以下の点に注意しましょう。
備え付けの設備が壊れた場合は、管理会社に連絡する
備え付けの家具や家電、備品が壊れた際は、マンスリーマンションの管理会社に連絡しましょう。
なぜなら自身が修理代金を負担するケース、または不動産会社が修理代金や買い替え代金を支払ってくれるケース、このどちらに当たるのかを判断してもらう必要があるからです。
ちなみに故障した場合に、どちらが費用の負担をするのかについては、契約書で確認することも可能です。
家具・家電に関して「設備」と記載されている場合は、自身の不注意や故意によるものでなければ家主負担。「貸与」「無償貸与」「設備外」などと記載されている場合は、借主負担となり、修理・交換費用を支払わなければなりません。
また、修理する際も管理会社に連絡する必要があることにも注意しましょう。
持ち込んだ家具・家電は、退去時に持ち帰る必要がある
備え付け以外の持ち込んだ家具や家電、備品に関しては自分で持ち帰るか処分をしなければなりません。
そのため退去時の手間を考えると、備え付けられている家具や家電、備品をよく把握して、無駄に持ち込まないようにすることをおすすめします。
消耗品が無くなってしまった場合は、自分で買い足す
ティッシュやトイレットペーパーなどの消耗品が無くなってしまった場合は、自分で買って補充する必要があります。そのため、現在使用している消耗品に関しては、できるだけ持ち込むことをおすすめします。
まとめ
マンスリーマンションでは、さまざまな設備が備え付けられていますが、物件によっては自分で用意しなければならない家具や家電、備品も出てきます。
今回の記事を参考にして、物件に備え付けられている設備をしっかり把握して、入居するまでに自分で用意するべきものをそろえておきましょう。
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