オール電化システムキッチンは掃除のしやすさと火災リスク低下が強み
コンロと天板が一体化したシステムキッチンと火を使わないオール電化の組み合わせは、フラットでお手入れがサッと完了するうえ、火災リスクを大幅に軽減できるのが魅力です。夏場も熱がこもりにくく快適です。
詳しくは、「メリット」をご覧ください。
直火調理や使えない鍋の制限と日中電気代の高さに注意
IH調理器のため直火調理ができない点や、IH対応の鍋・フライパンしか使えない点に留意が必要です。また、オール電化向け料金プランは夜間が割安な分、日中の電気代が割高になるため、在宅勤務が多い人は注意しましょう。
詳しくは、「デメリット」をご覧ください。
天板高さの目安は「身長÷2+5cm」で内見時に動作確認
賃貸の内見時には「身長÷2+5cm」を天板高さの目安とし、実際に立って包丁を使う動作を試すことが大切です。手持ち家電のサイズを事前に測り、コンセント位置や調理動線の通路幅(1人90cm、2人120cm目安)もチェックしましょう。
詳しくは、「システムキッチンの賃貸物件を選ぶ際のチェックポイント」をご覧ください。

賃貸物件を探すうえで、キッチンは毎日の食生活を左右するとても重要なポイントだといえます。
なかでもオール電化のシステムキッチンは、光熱費や利便性などの点から注目が集まっている設備の1つです。
今回はオール電化のシステムキッチンの特徴やメリット、選び方のポイントを解説していきます。
オール電化に対応した物件を探すIHクッキングヒーター付き物件を探すシステムキッチンのある物件を探す

賃貸物件を探すうえで、キッチンは毎日の食生活を左右するとても重要なポイントだといえます。

 

なかでもオール電化のシステムキッチンは、光熱費や利便性などの点から注目が集まっている設備の1つです。

 

今回はオール電化のシステムキッチンの特徴やメリット、選び方のポイントを解説していきます。

 

 

ガスを使わないオール電化のシステムキッチンには、使い勝手や光熱費の面でさまざまな魅力があります。

 

「ガスを使わないと不便なのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、仕組みを正しく知ることで、自分に合った物件かどうかを判断しやすくなります。ここではまず、オール電化とシステムキッチンそれぞれの特徴について見ていきましょう。

 

 

「オール電化」とは、その名のとおり、ガスを使っていた加熱や給湯などを電気で行える仕組みです。室内にガス管が引き込まれておらず、エネルギー源をすべて電気でまかないます。

 

たとえば、キッチンでは電気を使って調理を行う「IHクッキングヒーター」が使われます。給湯については、電気代の安い深夜の電力や空気の熱を利用してお湯を沸かし、いつでも使えるようにため込んでおく「エコキュート」や「電気温水器」が使われるのが一般的です。

 

 

「システムキッチン」とは、コンロやシンク、作業スペースが1枚の天板で一体化したキッチンを指します。

 

作業スペースやコンロ台が別々になったセパレートタイプのキッチンと比べて、すき間や凹凸がないため、汚れがたまりにくく掃除がしやすい点が特徴です。

 

天板にはステンレスや人工大理石が使われるのが一般的であり、素材や色合いによってキッチンの雰囲気も大きく変わります。ステンレスはさびや汚れに対する強さが魅力で、人工大理石はインテリア性の高さとお手入れのしやすさに秀でており、それぞれ違った強みを持っています。

 

キッチンの使い勝手にこだわるなら

毎日のお料理を快適にするなら、広々とした作業スペースが魅力のシステムキッチンがおすすめです。まずは実際の物件写真を見て、暮らしのイメージを膨らませてみましょう。

システムキッチンのある物件を探す

 

 

オール電化によって変化するのは、主に加熱や給湯に関するポイントです。そのため、家の中で最も大きな影響を受けるのはキッチンだといえるでしょう。

 

ここでは、オール電化のシステムキッチンについてメリットとデメリットを具体的に説明していきます。

 

 

オール電化のシステムキッチンは、火を使わないため袖口への燃え移りなどの心配がなく、火災が発生しにくい点が大きなメリットです。

 

総務省消防庁の「令和6年版 消防白書」によると、令和5年中のこんろによる火災2,838件のうち、ガスこんろによる火災が2,396件と最も多く、大部分を占めていることがわかります。

 

参照:総務省消防庁「令和6年版 消防白書」

 

また、IHクッキングヒーターとシステムキッチンの組み合わせは、コンロ部分も天板もフラットであるため、油はねや吹きこぼれがあってもサッと拭き取るだけでお手入れが完了します。

 

さらに、周囲の空気を温めないため、夏場でもキッチンが暑くなりにくい点や、深夜の安い電気料金プランを活用することで光熱費の削減が期待できる点も大きな魅力です。

 

 

オール電化のデメリットは、直火での調理ができないところです。中華鍋を振るような調理や、海苔をあぶるなどの直火ならではの使い方ができないため、料理にこだわりのある人には不便に感じられるかもしれません。

 

また、IHクッキングヒーターはIH対応の鍋やフライパン(主に鉄やステンレス製)しか使えないため、これまで使っていた土鍋やアルミ鍋などが使えず、調理器具を買い替える費用がかかる場合があります。

 

電気代については、料金プランの仕組みに注意が必要です。オール電化向けのプランは深夜の電気代が安い分、日中の電気代が割高に設定されていることがほとんどです。そのため、日中に在宅ワークをしている方や、日中家で過ごすことが多いファミリー世帯の場合は、かえって光熱費が高くついてしまうケースも考えられます。

 

IHクッキングヒーター付き物件を探す

 

 

システムキッチンには、さまざまなデザインやサイズがあるため、自分に合ったものを選ぶコツを知っておくことが大切です。

 

ここでは、システムキッチンの賃貸物件を探すうえで、内見時に押さえておくべき具体的なチェックポイントを紹介していきます。

 

 

キッチンの利便性を最も大きく左右するのは、作業台(天板)の高さです。使いやすいキッチンの高さの目安は「身長÷2+5cm」といわれています。たとえば、身長160cmの人であれば「160÷2+5=85cm」が最適な高さの目安です。

 

内見のタイミングでは、メジャーを持参して実際の高さを測るとともに、スリッパを脱いだ状態でキッチンに立ってみて、包丁を使う動作などをシミュレーションしてみることが大切です。特に身長の低い人は、天板の奥や上部の戸棚に無理なく手が届くかもあわせてチェックしておきましょう。

 

 

キッチンの使い方は人それぞれ異なるため、自分なりに実際の動線を想像してみることも大切です。

 

たとえば、複数人で調理をする機会が多い場合は、すれ違える通路幅があるか確認しましょう。一般的に、1人で作業する場合は通路幅90cm程度、2人で作業する場合は120cm程度の幅があるとスムーズだといわれています。

 

また、意外と見落としてしまいがちなのがコンセントの位置と数です。冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器などの配置場所を想定し、延長コードなしで家電が使えるか確認します。

 

内見前には、手持ちの冷蔵庫や食器棚、電子レンジなどのサイズを必ず測っておきましょう。実際に入居してから配置に悩むのではなく、採寸メモとメジャーを持って内見に臨むことが失敗を防ぐコツです。

 

  • オール電化は給湯や加熱を電気で行える仕組みを指す
  • システムキッチンは作業台やコンロ、シンクが1枚の天板でつながっているタイプのものを指す
  • お手入れのしやすさや、火災リスクの低さがオール電化のシステムキッチンの魅力
  • 直火での加熱ができない点や、日中在宅が多いと電気代が割高になる可能性がある点を理解しておく
  • 内見時は「身長÷2+5cm」を天板の高さの目安とし、メジャーを持参して家電の配置と動線を確認することが大切

 

安全・快適なキッチンを選ぶなら

火を使わずお手入れも簡単なオール電化の物件は、一人暮らしからファミリーまで幅広い世代に人気です。希望のエリアでオール電化対応の物件に絞って、お部屋探しを始めてみませんか。

オール電化に対応した物件を探す

 

Q.1 今持っている鍋がIHクッキングヒーターで使えるか見分ける方法はありますか?

A.1 鍋の底に磁石がくっつけば使える可能性が高いです。また、製品に「SGマーク(IH・CH用)」がついているものは確実に使用できます。土鍋や耐熱ガラス、アルミ製のものは基本的に使えないため、購入前に取扱説明書を確認してください。

 

Q.2 オール電化の賃貸物件で、停電したときはどうなりますか?

A.2 停電時はIHクッキングヒーターでの調理ができなくなります。ただし、エコキュートなどに貯まっているお湯は、断水していなければ生活用水として使用できる場合があります。万が一に備え、カセットコンロを1つ常備しておくと安心です。

 

Q.3 オール電化にすると電気代はどのくらい安くなりますか?

A.3 ご家庭のライフスタイルによって異なります。深夜の割安な時間帯にお湯を沸かしたり洗濯をしたりするなど、夜間中心の電気の使い方を工夫することで、ガスを併用する場合よりも光熱費全体を安く抑えやすくなります。

更新日: / 公開日:2020.07.07