目次
1. 万が一を考え、火災保険は必要!こんなことも補償してくれる可能性が
 1ー1. 家財保険
 1ー2. 借家人賠償責任保険
 1ー3. 個人賠償責任保険
2. 一人暮らしの場合、火災保険の相場は?
 2ー1. 不動産会社から勧められた火災保険を断ることはできる?
 2ー2. 一人暮らしの場合、どのくらいの金額が一般的?
3. 具体的に「見積り」を取ってみる
4. 知識を得ることで判断もしやすくなる

万が一を考え、火災保険は必要!こんなことも補償してくれる可能性が

火災保険はその名の通り、火災の損害に対する保険です。実際には、火災以外の台風や竜巻などの強風や、水害による損害などに対しても保険金が支払われます。詳細な補償内容については保険商品によって異なり、色々なタイプのものがあります。

補償の範囲が広ければ安心できますが、保険料も高くなります。場合によっては必要以上に手厚い補償に対して保険料を支払ってしまう可能性があるため、注意が必要です。

「最低限この補償はあるべき 」というポイントを3つ説明します。

1. 家財保険

日本には『失火責任法』という法律があり、「故意や重い過失で火事を起こしたのでなければ、火事による損害を賠償する責任はない」と定められています。

「自分さえ気をつければよい」ということになりますが、問題は「他人が火事を引き起こした場合」です。

もし隣の部屋が火事になって自分の家が失われても、隣人が故意や重い過失で火事を起こしたのでなければ責任を負う必要はなく、自分の家は自分で修繕しなければいけないということになります。

このような損害に備えるのが「家財保険」です。他人が起こしてしまった火事によって家具や家電が失われた場合の損害を補償します。もし、家具や家電が燃えてしまっても自分でまた買いそろえるからいいという人は、この保険は不要ということになります。

2. 借家人賠償責任保険

説明したように、もし自身が火事を起こしてしまっても、故意や重い過失でなければ賠償の責任は発生しません。

ただし、賃貸物件には「原状回復」の必要があります。「物件を通常の方法で利用し、自然に劣化、消耗した状態にして返す」というルールです。

火災や水漏れなどで大きく損害を出してしまった場合は原状回復が難しくなってしまうため、そのような場合に備えるのが「借家人賠償責任保険」という保険です。

3. 個人賠償責任保険

日常生活のなかで他人に損害を与えてしまった場合の賠償を補償する保険のことを「個人賠償責任保険」と言います。火災保険等の特約として、ついている場合があります。

水漏れ(水濡れ)による補償は、この特約によるものです。その他、落雷、盗難などの損害も補償します。

ただし、「借家人賠償責任保険」では補償される、大家さんに対する賠償金などの補償は含まれていないため、注意が必要です。

一人暮らしの場合、火災保険の相場は?

29.一人暮らし、火災保険の相場は?補償額や保険料の考え方1
補償内容に不要なものが含まれていないかしっかりチェックしよう

上記3種類の保険が「最低限加入しておくべき保険」と言えるでしょう。ただし、家財保険の説明でも伝えたように、必ずしも全員が同額の補償を必要とするわけではありません。

不動産会社から勧められる火災保険は、場合によっては補償が手厚すぎる場合もあります。

「個人賠償責任保険」もクレジットカードや自動車保険に付帯されていることが多いため、重ねて保険料を支払うことになってしまわないか注意が必要です。

不動産会社から勧められた火災保険を断ることはできる?

「自分で保険会社を探して加入する」ということを伝えれば、不動産会社から勧められた火災保険を断わることは可能です。

ただし、保険に加入してしまった後では解約が必要になってしまうので、契約手続きを始める前に伝えましょう。

一人暮らしの場合、どのくらいの金額が一般的?

家財保険で補償される金額を目安に考えてみましょう。一人暮らしの家財補償額の平均は200万円台 と言われています。この家財補償額が400万円や500万円などの金額であれば、多すぎると考えてよいでしょう。

家財補償額が200万円程度であれば、1年あたりの保険料は8,000円~9,000円程度となります(保険会社により異なります)。

この金額を目安として頭に入れておき、これ以上高いようであれば補償内容に不要なものが含まれていないか、補償額を含めた契約内容をしっかり確認するようにしてください。

具体的に「見積り」を取ってみる

火災保険は、保険代理店で見積りを取り、加入することができます。またインターネットでも同様のことが可能です。複数社に一括で見積りを依頼することもできるので、比較する上では非常に便利です。

ただし、保険の補償内容については、自身でしっかりと説明を読み、理解する必要があります。

保険代理店であれば窓口のスタッフが対応してくれるため、難しい内容や用語などがあってもきちんと理解することができます。契約内容がよくわからないという場合には、やはり保険代理店を頼ったほうがよいでしょう。

知識を得ることで判断もしやすくなる

29.一人暮らし、火災保険の相場は?補償額や保険料の考え方2
相場を事前に知っておくことが大切

今回は、一人暮らしのために賃貸物件を借りる場合の火災保険について説明しました。

火災保険は不動産会社が提案してくれるものもありますが、補償内容が手厚ければその分保険料が高くなってしまう場合があります。

相場を事前に知っておくと、それでちょうどよいのか、あるいは高いのかということも判断できるでしょう。

もし「別の火災保険のほうがよいかもしれない」と考えたら、自分自身で火災保険を探してみるのもひとつの方法です。

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