玄関は住まいの顔ともいえる場所であり、お客さまを迎えるときには家の印象を左右する重要なポイントとなります。玄関がおしゃれに生まれ変わることで、毎日の生活がより豊かなものへと変化するでしょう。今回は、玄関のリフォームに必要な費用や具体例、押さえておきたいポイントについて解説していきます。
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玄関イメージ

リビングやキッチン・お風呂などの水回りと比べると、玄関はあまり使い勝手を意識される場所ではないものの、リフォームをすることにはさまざまな利点があります。玄関リフォームのメリットについて見ていきましょう。

玄関のリフォームで最も大きなメリットとなるのは、住まい全体のイメージアップを図れる点です。特に、来客が多い人にとっては、玄関の印象が良くなるだけでも大きな効果を実感できます。

 

そして、採光や断熱などの性能強化が期待できる点も大きなメリットです。玄関のつくりやドアの種類を替えることで、光が差し込みやすくなったり、断熱性能が高まったりすれば、住まいの利便性は大きく向上します。

 

さらに、玄関ドアの種類を替えることにより、防犯力の強化も可能です。また、経年劣化などによる不具合がある場合には、リフォームを機に改善することができます。

玄関は施工面積が広くないため、大がかりなものでない限り、住まいのリフォームのなかでも費用は比較的に低価格だといえます。ここでは、玄関リフォームにかかる費用の目安について解説していきます。

玄関のリフォームは、大がかりなものでなければ、10~50万円程度で施工できます。主な費用の内訳は玄関ドアの交換、鍵の交換・追加、網戸の設置、段差解消、内装補修などであり、簡単なドアの交換だけであれば1日で施工が完了する場合もあります。

 

ただ、新たに壁面の収納を設置したり、周辺の外壁ごと替えたりする場合には工事が大がかりになり、費用も100万円程度必要となるケースがあります。リフォームの理想とかけられるコストのバランスを考えて、慎重に検討することが大切です。

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玄関リフォームはかけられる費用によって、さまざまな工夫を凝らせる面があります。ここでは、玄関リフォームの成功例について、具体的なケースをいくつか見ていきましょう。

玄関に網戸を設置すれば、虫の侵入を気にせずに玄関を開け放しておくことができます。鍵付きのものや格子状の金属製網戸を取り入れれば、防犯面でも心配ありません。

 

費用はあくまで目安であるものの、網戸そのものが5~10万円、工事費用は2万円程度とコストを抑えて依頼することができます。

カバー工法とは、ドアの枠を残したまま、新たなドア枠をかぶせて設置をする交換方法です。工事の手間がかからず、多くの場合、1日で作業が完了する点が大きなメリットです。

 

費用の目安はドア本体が15~20万円、工賃が6万円程度です。カバー工法が可能であるかどうかは、玄関の状況によって異なるため、事前に施工を依頼する会社へ確認してみましょう。

親子ドアとは、大きなドアと小さなドアがセットになったドアのことを指します。普段は大きな親ドアから出入りするものの、小さな子ドアの開け閉めも可能となるため、採光や採風の性能が向上するのです。

 

費用の目安は65万円程度とやや高額であるものの、親子ドアはいざというときには玄関を広く開け放しておけるため、大きな荷物の搬入などの際にも便利です。

集合住宅であるマンションでも、玄関のリフォームは可能です。ただ、一戸建てと比べて注意すべき点は多いため、事前に押さえておくことが大切となります。

マンションの場合、玄関ドアの外側は、美観などを保つ目的から共用部分とされているため、リフォームを行うことができません。

 

玄関ドアの内側は、個人所有が認められた専有部分にあたるため、塗り替えやシートの貼り付けなどを自由に行えます。また、玄関内に収納を取り付けたり、タイルを貼り替えたりすることも自由にできるケースが多いでしょう。

 

ただ、施工後のトラブルを避けるためにも、事前に管理会社へ相談をしてみることが大切です。さらに、マンションの場合は集合住宅であるため、工事による騒音には特に注意を払う必要があります。

 

近隣に事前にあいさつをしたり、迷惑にならない時間帯を選んだりして、こまやかに配慮することが重要です。

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バリアフリーな玄関

玄関リフォームのポイントは、屋外と屋内の2つに大きく分けることができます。それぞれの注目ポイントについて見ていきましょう。

屋外の場合は、ドアの交換や網戸の設置などが主なポイントとなります。かけられるコストによっては、引き戸から開き戸などへの大がかりな変更も可能であり、見た目の雰囲気を一新させることができるポイントでもあります。

 

また、ヨーロッパ調のドアを取り入れて外から見た印象をガラリと変えたり、タッチキーの採用によって閉め忘れを防止したりするなど、多くの選択肢がある点が屋外リフォームの特徴です。

屋内の場合は、段差をなくしたり収納の造作などを変えたりして利便性を高めることが中心となります。また、壁紙や床のタイル、照明のデザインを少し変更するだけでも、見た目の印象をガラリと変えることができます。

リフォーム会社に依頼をすることでイメージどおりの仕上がりとなりますが、その分だけ費用がかかってしまう面もあります。ここでは、DIYでリフォームをするときの注意点を見ていきましょう。

自分でリフォームをすれば、費用を材料費だけに抑えられるうえ、じっくりと時間をかけて自分好みの仕上がりに近づけることができます。ただ、DIYでは客観的な意見を取り入れることが難しいため、まずは利便性、見た目、広さなどの面から優先したいポイントを決めておきましょう。

 

また、ある程度イメージが固まったら、家全体の印象とマッチするかどうか家族に相談してみるのもひとつの方法です。

ドアの交換については、防犯面にも大きな影響があるため、専門の会社へ依頼するほうが無難です。故障や不具合のリスクを避けるためにも、無理に自分で建てつけを行うべきではありません。

 

また、コンセントなどの電気系統を含めてリフォームする際には、専門の資格が必要となるため、施工会社に依頼しましょう。安全面をしっかりと考慮したうえで、自分のできる範囲で作業していくことが大切です。

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  • 玄関リフォームにはイメージアップや採光・採風性能の向上、防犯力の強化といったさまざまなメリットがある
  • 大がかりなものでなければ、費用は10~50万円程度に収めることも可能
  • マンションの場合は共用部分の扱いに注意が必要
  • 玄関リフォームは屋外と屋内の両方に目を向けることがポイント
  • DIYでのリフォームも可能なものの、防犯や電気系統に関わる部分は専門家に依頼することが大切
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