感染症の流行前後の「手洗い」の行動変化や要望を調査

新型コロナウイルス感染症の流行により、人々の日常生活や暮らしへの意識は変わらざるを得ない状況となっている。公共エリアでの消毒、手洗いや非接触化などに関心は高まり、特に公衆トイレの器具類に対しては敏感になっているようだ。

TOTOでは、新型コロナウイルス感染症の流行前後の「手洗い」の行動変化と公衆トイレでの手洗いの要望を確認するために「日本の人々の公衆トイレでの手洗い等の調査」を実施。発表された興味深い調査結果を紹介する。
                                  
<調査概要>
実施時期 2020 年5 月 / 調査方法 インターネット調査
調査人数 ステップ①(Q1~2) 国内在住日本人20~60 歳代の男女合計10,000 名
ステップ②(Q3~6) 「コロナウイルス流行後、公衆トイレで手を洗う人」の中から、
国内在住日本人20~60 歳代男女計2,000 名(各年代400 名、男女200 名ずつ)抽出

感染症の流行前後の「手洗い」の行動変化や要望を調査

外出時には「しっかり手洗い」を行っている人が増加

手洗いに関する意識の変化からみていく。外出先の公衆トイレにおいて排泄後、「しっかり手を洗っていた/洗う(マニュアルにそった方法、独自の方法)」と回答した人の割合は、コロナウイルスが広がる前では55%だが、流行後では81%と26ポイント上昇(上記グラフ)、しっかりと手洗いを行っている人が大きく増加していることがわかる。

また、「手を洗っていた」と回答した方に手を洗うとき、石けんを使用の有無を聞いたところ、広がる前は、「石けんを必ず使っていた/いる」「石けんをよく使っていた/いる」と回答した人の割合54%、流行後は77%と20 ポイント以上上昇。外出先において、石けんを使って手を洗っている人の割合が大きく増加している。

コロナウイルス流行後にトイレで排泄後に手を洗う理由を聞くと(複数回答可)、「洗わないと精神的に気持ち悪いから」が59%ともっとも多い回答となっている。続いて、「排泄後は汚れがついているから(53%)」、「風邪や病気の感染を予防するため(51%)」、「洗うことが習慣になっているから(51%)」と、それぞれの回答が50%以上を占めており、清潔さを保つとともに予防の意味で、しっかりと石けんを用いて手を洗っているということだろう。

外出時には「しっかり手洗い」を行っている人が増加

トイレの混雑が気になる人も増えている

新型コロナウイルス感染症の予防対策の重要なポイントとして、「密」を避けることが推奨されている。公衆トイレも場所によっては混雑するケースもみられるが、使用する際に、トイレの中がどのくらい混んでいるか、どの程度気になったのかを聞いたところ、「とても気になった/なる」「気になった/なる」と回答した人の割合は、流行が広まる前は45%、流行後では69%と20ポイント以上増加している。

一方、「気にしなかった/しない」「全く気にしなかった/しない」と回答した人の割合は広まる前の32%から流行後は12%と減少、公衆トイレにおいて、混雑が気になる人が増加していることがわかる。

トイレの混雑が気になる人も増えている

自動水栓など非接触の機器に期待

多くの人が手洗い時に使用する水栓金具も気になるものだ。自動水栓(レバーやハンドルをさわらなくても水やお湯が出る)と手で操作する手動水栓とどちらを使いたいかという質問に対しては、「自動水栓があれば使いたい」と回答した人の割合が91%と非常に高い結果となった。不特定多数の人が使用する公衆トイレにおいては、自動水栓が強く求められている。また、自動水栓が備え付けてある場合では、「しっかり手を洗う(マニュアルにそった方法で/独自の方法で)」と回答した人は87%にのぼっている。

その他、石けんを使って手を洗おうと思ったとき、触らなくても使える石けん(自動)か、触らなければ使えない石けん(手動)か、どちらを使用したいか、という問に関しては、「触らなくても使える石けん(自動)を使用したい」と回答した人は87%となっている。公衆トイレにおいて、自動水栓同様、自動水石けん供給栓も強く求められているということになる。

自動水栓など非接触の機器に期待

自動=非接触で安心できる空間に

「新しい生活様式」で推奨されるひとつが日々の「手洗い」。調査結果からは、「手洗い」の意識の高まりだけでなく、公共の場では非接触で使用することができる機器が求められていることがわかる。

最近では商品も揃い、安心して利用することができる衛生的なプランがみられるようになっている。たとえば、非接触で使用できる自動洗浄小便器、オート開閉・オート洗浄機能付きのウォシュレット一体形便器、自動水栓「アクアオート」、自動水石けん供給栓「オートソープディスペンサー」などがある。同時に、混雑することなく快適に利用することができるスペース、動線に配慮した空間づくりが今まで以上に必要だろう。

また、公共のトイレだけでなく、オート開閉・オート洗浄機能付き、自動水栓などは一般の住宅でも用いるケースもみられる。家族構成やライフスタイル、来客の頻度などによっては、積極的に取り入れてもいい機能のひとつではないだろうか。

協力 TOTO

(上左・中)オート開閉・オート洗浄機能付きのウォシュレット一体形便器 (下左)自動水栓「アクアオート」 (下中)自動水石けん供給栓「オートソープディスペンサー」 (右)自動水栓「アクアオート」空間イメージ(上左・中)オート開閉・オート洗浄機能付きのウォシュレット一体形便器 (下左)自動水栓「アクアオート」 (下中)自動水石けん供給栓「オートソープディスペンサー」 (右)自動水栓「アクアオート」空間イメージ

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