内覧会でのチェックポイントはココだ!
2009年に「マンガはじめて家を建てました!」(ダイヤモンド社)という、自分の体験談+家づくり情報を盛り込んだ本を描きました。
私の実家を二世帯住宅にしたときの、家づくりの基本的な知識と、すったもんだの体験を面白おかしく描いたマンガ書籍です。
そこでこのコラムでは、今家づくりを考えているみなさんの役に立ったり立たなかったりする情報を、楽しくお伝えしていきたいと思います。
さて、家が完成したら「内覧会」というものがある。
「会」なんていうと、お披露目会みたいな響きがあるがそうではない。
施主さんができた家をチェックする日だ。
(施工会社の企画で家を見せる「見学会」=「内覧会」という場合もあるけどね)
家をチェックして、気になるところはなんでも伝えて、スッキリ直してもらいましょう。
とにかく内覧会には「遠慮は無用!」だ。
チェックポイント1 建物外観をチェック!
主な建物外観のチェック項目
・外壁の亀裂、塗りむら
・エアコン室外機の位置
・下水道の開閉と排水
・門灯の点灯
・電気、上下水道、メーターの位置
エアコン、室外機、電気や水道メーターの位置はあらかじめ図面で確認を。
当日は指さし確認だけでOK。
上下水道の開け閉めはそのときついでに確認しておこう。
開閉用の取っ手を締めると台所からトイレから、すべての水は出なくなり、開けると出る。
水を締めている時間が長いと、再び取っ手をあけたときに、蛇口がむせたみたいに
「ぐげごぽっっ!!」と音をたてるのもちょっと楽しい。
なぜそんなことを知っているのかというと、私の家で、少し前にトイレの便座を交換したのだ。
その時に水道の開け閉めが必要だった。
家も建ってから10年以上たつと、トイレやお風呂の水漏れなど、メンテナンスが必要になるのだね。
次に外壁の「亀裂」。
できればこんな嫌なものは見つけたくない。
「壁に亀裂」なんていうと、まるで欠陥住宅のようなイメージではないか。
ところがところが…あったのだ。
南側の外壁に、横2メートルくらいの亀裂が。
「欠陥欠陥~~~!!」頭の中のアラームが鳴り響く。
「こ、この亀裂は構造上の欠陥…??」
いや、しかし落ち着こう。落ち着いて現場監督さんに「亀裂があります!」と伝えよう。
「亀裂…ありましたか。申し訳ありません」と現場監督さん。
亀裂をよく見てから、原因について話してくれた。
ウチの外装は「モルタル塗装仕上げ」といって、粘度のある塗装剤を壁に吹き付けたものだ。
それが乾燥するときに縮んで、場合によってはピピッと亀裂ができるらしいのだ。
構造上の欠陥ではありません、とのこと。
亀裂はすぐにきれいに直してもらった。ああよかった。
チェックポイント2 部屋、玄関をチェック!
各部屋、玄関のチェック
・鍵の施錠チェック
・照明の点灯
・窓の開け閉めはスムーズか
・ドアの開け閉め
・壁紙の仕上げ
・ドア、窓枠の仕上げ
窓や鍵は数が多くて大変だけど、キチンとチェックしよう。
「あれ?ここ、鍵がなんかひっかかるなあ」
「この窓、なんだかすごく堅いなあ」
なんてことがあったら迷わず施工会社さんに報告!
「まあ、でも使えるからいいか…」はゼッタイやめよう。
窓の開け閉めがちょっと固いけど、まあいいか…。で、そのまま家の引き渡しをしたとする。
そしたら1年2年3年…10年20年…その窓は開け閉めが固いままなのだ。
そのストレスのたまりようったら!!
実は建て替える前の実家では、開けづらい窓とドアがあった。
階段を上がったところにある窓は、固くて動かなかったからずっと開けなかった。
ベランダのドアはなぜか鍵がかけられなかった。
建て替えが決まって壊すまで、そのままだった。
その間のストレスったら!!(泣)
なぜ修理してもらわなかったのだろう…。
多分「まあ、でも使えるからいいか…」ってことだったんだろうけど、やっぱりスムーズに使えたほうがよかったな…。
チェックポイント3 水回りをチェック!
水回りのチェック
・湯沸しなどの機械の確認
・ガスコンロの点火
・換気扇 外排気も
・トイレの排水
・お風呂のお湯入れ、排水
上記の点は必ずチェック!
排水も機能しているか確認を。
じゃーっと水を出して、きちんと流れるかどうか。
普通、まあ問題ないでしょ!と思うところじゃないですか。
でも、そうでもないこともあるのでキチンと確認しましょう。
ウチは、外で使える蛇口を付けたのですが、それが見るからにおかしかった。
水が出てくるところの下に四角いコンクリートの囲みがあって、その中央に排水口がある。
ここまではおかしくないが、その排水口が、周りの部分より高いのだ。
あれ?これじゃ水が流れていかなくないか?
試してみたらやっぱり流れていかない。水が溜まってしまう。
「直してください」
コンクリートで固まってるから直るのかな?とちょっと不安だったけど直してもらった。
こんなのは施工中に作業している人が気が付くと思うんだけど、どうなんだろう?
ところで、私が通う美容室(店舗兼住宅、3年前に建て替え)には壁に四角い穴が開いている。
ちょうどスイッチがある高さに、穴が開いている。
「こ、これなんですか?」と聞いてみると
「これ、コンセントがつくところだったの。ひどいでしょ?ずっとこのままなの。」
「え!?直してもらえないんですか?(というか工事が完了していないじゃん)」
「家に住み始めてから気が付いてね。何度も連絡したんだけど、直しにきてくれないの。自分でやっちゃおうかなあ?」
「だ、ダメです!電気工事の免許持ってる人しかできませんから!」
……そんな実例もあるので、内覧会には必ずチェック!!ですよ!
※引き渡し(家を施工会社から受け取る日)の後でも、修理に応じてくれる会社もありますが、有料の場合もあるので、ご確認くださいね。





