はじめに
このコンテンツは、当時主に住宅ライターをしていたワタシが2004年12月~2005年12月の1年の間に、自宅「華門楽家(はなもんらくや)」を建てた時のお話しが基本になっています。
当時の状況と9年経った現在の様子をイラストとコラムで楽しくお送りできればとおもいます。
どうぞよろしくお願いします。
更新期間ギリギリ!さぁどうする?
ある冬の夜…、突然夫が叫びだした。
「マズイーーー!
ひょっとするともう過ぎてるかもしれんっ」
「へぇ? なんのこと、なんのこと?」
と見上げると、彼が手にしているのは分厚いファイル。いろんな説明書や、保険証書、契約書なんかが入っている「大事なものファイル」である。
「そんなの出してきて、急にどうしたのさ~」
ワタシの問いに対し、彼が開いて見せたページは……
「賃貸契約書」
ハッ、そういえば確かに…! ここに、入居したのは、おととしの寒い季節だったような…。そこからふたりで「やばい、マズイ」と繰り返しつつ、はやる手つきをおさえてページをめくっていくと……あった!「契約期限2月10日まで。契約解除の場合一ヶ月前に通告のこと」
おおっ、とりあえず期限は過ぎてない。まだ2月じゃないもの。え? でも、今何日よ? 年末じゃないの? 年の瀬じゃないの!?ってことは、契約解除するなら通知しないと、もうすでにギリギリじゃないかー。
ここで、ワタシたちは考えた。
住み替え癖!? がまた出たよ……
「契約更新するか決めるまで、猶予が2週間。ならば、それまで他の物件も探してみるか!」
実はわれわれ夫婦、これまでにも契約更新料が惜しくて、なんだかんだとその度に、違うタイプの家に引越ししていた。(まぁ更新料が惜しいか、引越代が惜しいかという問題はあるけれど)
これまで結婚してから二人で引っ越してきた家のタイプは、ワンルームマンションからタワーマンション、そして今のメゾネット式タウンハウス。じゃあ、次はどうする??
この2年間の一戸建て風タウンハウス暮らしで、駐車場が目の前にあり、階下の音を気にしなくてよいという、戸建てのメリットに味を占めてしまったワタシたちには、もう同じ「タウンハウス」もしくは、「貸家一戸建て」しか目にはいらなかった。
賃貸住み替えで物件グレードを見分ける!
とはいえ、「引っ越し代」と「物件の更新料」。ワンルームマンションに住んでいた頃は、ほぼ変わらなかったけれど、これが1LDK、2LDKとなってくると、家の大きさに合わせて、引っ越すたびになぜか荷物は増えていた!
すると当然高くなるのは、引越代。家賃が高ければ、更新料は家賃一ヶ月分くらいだから、更新料も家賃に合わせてもちろん高くはなるけど、引越し代はその比ではない!(というよりワンルームの引越し代が安すぎるんですかね…==;ものによっては2.5万円からありますから)
ちなみにそれぞれの
更新料がワンルーム:10万円/月、1LDK:14.5万円/月、貸家2LDK:12万円/月に対し
引越代はワンルーム:6万円くらい。1LDK:16万円、貸家2LDKのとき:22万円だった。
でも、そうまでして新しい物件にこだわったのには実は理由があって。なによりもいろんな地域といろんな物件に実際住んでみたかった!これね、実際にやってみると、実に見る目が養われるんですよ~。具体的には、たとえば分譲型の新築賃貸マンションと完全賃貸型の貸家(テラスハウス)比べてみると、
分譲型の新築賃貸マンション 広さ◯ 家賃高め 遮音性遮熱性◎ 建材グレード◎
完全賃貸型のテラスハウス 広さ◎ 家賃お得 遮音性遮熱性✕ 建材グレード△
こんな感じで、建具ひとつ、バスルームの備品ひとつ、床の材質ひとつひとつの、グレードは断然前者が上。こんな風にいろんな形態の住み替えをしてみて、初めて物件に一歩入っただけでグレードがわかるようになってきた。つまりこれが何に役立つかというと、いざ自分の家を持とうとおもったときに、建売りならそのグレードがある程度判断できるってこと。これは引っ越し貧乏になっても得た、お金で買えない「貴重な体験」といえるかも。
さてさて、こうして、また新たな借家住まい探しがはじまり~~でもこれがまた、まったくあらぬ方向に展開してしまうんですが……(汗;)次回、『なぜか出会うは、オモシロ珍借家物件ばかり』に乞うご期待^^)/




