現在、史上最低の住宅ローン金利といわれていますが、この先どうなるのか気になるところです。

ここでは、そもそも住宅ローンがどうやって決まるのかを解説していきます。今後の金利動向を見極めるうえでのポイントがわかります。

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住宅ローン金利には、大きく分けて「変動金利型」、「固定金利型」、「固定金利選択型」の3つのタイプがあり、金利が決まる仕組みは異なります。

 

変動型の金利は、「短期プライムレート(短プラ)」という金利がベースとなって決められます。

 

短プラとは、金融機関が優良企業へ短期間(1年未満)の資金貸出を行う際の元となっている金利のこと。この短プラは政策金利に影響を受けて決定されます。

 

つまり住宅ローンの変動金利型は、政策金利→短期プライムレート→変動金利という流れで決まるということ。

 

通常、景気の上昇局面では政策金利を上げ、景気低迷時には政策金利を下げるため、現在のように、変動金利が3%を切るという状況が続いているのです。

 

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一方、固定金利型や期間10年以上の固定金利選択型の場合は、「10年もの国債」の利回り(いわゆる長期金利)が指標とされています。

 

国債は国が発行する債券で、新規に発行される際に決められた利回りによって、住宅ローンの金利が左右されます。

 

国債の利回りは、市場での需給関係に影響を受け、国債の需要が高まれば(債券価格は上昇)利回りは低くても買い手がつきますが、需要が低ければ(債券価格は下落)利回りを高くしないと買い手が現れない、となるのです。

 

つまり住宅ローンの長期の固定金利は、国債の需給関係で金利が動くということです。

 

ただし、最終的に金利を決めるのは金融機関であるため、住宅ローンの貸出競争のような現状では、金融機関の住宅ローンに対する方針によって金利設定がされるのです。

 

2006年に日銀の「量的緩和政策」が解除されたことにより、住宅ローン金利はいったん上昇しましたが、その後の金利を見ると、10年前の水準に戻ったあと、ほぼ横ばいの状態が続いています。(グラフ参照)

 

ただ、バブル期を除いても過去30年間の変動金利の平均は約4%と言われており、長い住宅ローン返済の間には、金利上昇の局面がでてくる可能性は否定できません。

 

しかし、住宅ローン金利の上昇は、住宅の買い控えを引き起こし、日本経済の景気回復に水を差すことになりかねないため、急激な金利上昇は当面控えられるのではとの見方もあります。

 

このまま低水準で20年、30年と続くことは考えにくいものの、金融政策の動きや金利決定の仕組みを理解して、今後の金利動向に注目することが重要です。

 

■住宅ローン金利の推移(2001年4月~2012年12月。出典:三井住友銀行)

 

住宅ローン金利の推移

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更新日: / 公開日:2013.02.18