手取り18万円になるのは、月収22万~23万円程度の人

手取り18万円になるのは、月収22万~23万円の人
手取り18万円になるのは、月収22万~23万円の人

会社員や公務員は給与がそのまま支払われるのではなく、社会保険料や税金を控除された額となっています。給料から控除されるのは、厚生年金保険料や健康保険料、雇用保険料、所得税の源泉徴収額、住民税です。そのため、月収22万~23万円の人の手取りは18万円程度になります。

<月収23万円の人が控除される額と手取り額の例>厚生年金保険料:2万1,960円
健康保険料:1万1,880円
雇用保険料:690円
所得税(源泉徴収税額):4,630円
住民税:8,772円

手取り額:18万2,068円


厚生年金保険料厚生年金保険料は月収23万円の場合、標準報酬月額にもとづいた等級により、2万1,960円です(※1)。

健康保険料健康保険料については、協会けんぽの東京都の場合で、介護保険の対象にならない40歳未満の人を例に算出しました。月収23万円の場合の健康保険料は1万1,880円です(※2)。

雇用保険料雇用保険料は、一般の事業の場合の保険料の料率は1000分の3です。月収23万円の場合の雇用保険料は690円になります(※3)。

所得税(源泉徴収額)所得税は月収から社会保険料を控除した額をもとに、「給与所得の源泉徴収税額表」で決められた額が源泉徴収されています。そして、年末調整や確定申告で、実際の1年間の収入や所得控除から税額を計算し、過不足を精算する流れとなっています。勤務先に「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を提出しているケースで、扶養親族等がいない場合は、源泉徴収額は4,630円です(※4)。

住民税住民税は、前年度の所得をもとに徴収されています。住民税には定められた額を一律に課される「均等割」と所得に応じて課される「所得割」を合算した額を納付するものです。ここでは東京都渋谷区の住民税(一律5000円)で計算。課税所得は、収入から所得控除を差し引きます。所得控除額は収入により異なりますが、基礎控除33万円、給与所得控除100.8万円、社会保険料控除39万円として差し引くと、年105,700円、月々8,808円となります(※5)。

※1日本年金機構「保険料額表(平成29年9月分~)(厚生年金保険と協会けんぽ管掌の健康保険)」一般・坑内員・船員の被保険者の方

※2全国健康保険協会「平成30年度保険料額表(平成30年4月分から)」被保険者の方の健康保険料額(平成30年4月~)東京都

※3厚生労働省「雇用保険料率について」平成30年度の雇用保険料率

※4国税庁「平成30年分 源泉徴収税額表」給与所得の源泉徴収税額表(月額表)

※5総務省「地方税の概要」主な普通税の概要|個人住民税の概要

東京都主税局「個人住民税」Q3 所得金額の計算方法について教えてください。|給与所得控除

手取り18万円で一人暮らしは可能?

手取り18万円の場合、適正な家賃の目安である年収の25%から30%で借りられるのは、およそ7万円までの物件です。東京都で一人暮らしをする場合、LIFULL HOME'Sのワンルームや1K、1DKの家賃相場からみていくと、都心部は10万円を超えるものが多く、物件を探すのが困難と思われます。都心部を除く23区でも6万~9万円台、東京都下であれば5万~6万円台となっています。※6
周辺の千葉県や埼玉県の東京都内にアクセスしやすいエリアの家賃相場は、5万~6万円台です。※7
神奈川県でも横浜市や川崎市では平均家賃が7万円台のエリアもありますが、多くのエリアでは4万~6万円台が相場です。※8

(2018年11月時点での家賃相場です。)

※6LIFULL HOME'S「東京都の家賃相場」
※7LIFULL HOME'S「千葉県の家賃相場」
※8LIFULL HOME'S「神奈川県の家賃相場」

手取り18万円での一人暮らしを想定した理想の生活費の内訳は?

手取り18万円での一人暮らしを想定した理想の生活費の内訳は?
手取り18万円での一人暮らしを想定した理想の生活費の内訳は?

手取り18万円程度で一人暮らしをするときの理想の生活費の内訳について、自炊をする場合と自炊をしない場合を踏まえて考えてみました。

家賃:7万円
食費:2万5,000円~3万5,000円
水道光熱費:1万円
通信費:1万円
交際費・娯楽費:2万円~2万6,000円
日用品・衣類購入費:2万5,000円
貯金・予備費:2万6,000円~ 3万円


家賃は適正家賃の7万円で設定しています。食費が2万5,000円の場合は自炊が前提ですが、仕事で遅くなった日は惣菜を少し買うなど、無理なく自炊できる金額です。自炊しない場合の食費の3万5,000円は、普段は1日1,000円として、おにぎりやパン、お弁当などを買うと、時々1食1,000円程度の外食も可能になります。自炊をする場合の方が交際費・娯楽費に回せるお金が多くなり、貯金や予備費に3万円をあてることができます。

手取り18万円の暮らしとは?できることとできないことは?

手取り18万円の場合、家賃7万円以内の物件に住むことで、自炊をしない場合でも無理なく一人暮らしをすることができます。交際・娯楽費も確保できますので、友人などと予算を決めて外食を楽しむことも可能です。また、月々の給料のほかにボーナスの支給がある場合は、長期休暇などを利用して海外旅行にも行けるでしょう。

ただし、固定費としてかかる娯楽費が高額になると生活費を圧迫します。スポーツクラブの会員になって毎月数千円を支払ったり、習い事の教室に通ったりするのは負担が大きいです。身体を動かすのであれば、市民プールを活用したり、ジョギングを始める、趣味に関する講座は自治体の講座や通信講座を利用するなど工夫しましょう。

支出を減らすコツ

支出を減らすには出るお金を見える化することが大切です。項目ごとに予算を決めていても、実際には何に使っているかわからないようであれば絵に描いた餅になってしまいます。家計簿をつけるとなるとハードルが高いかもしれませんが、家計簿アプリを活用すると簡単に生活費を管理できます。レシートの読み取り機能のあるアプリの中には、項目の仕訳までが自動で行われるものもありますので、上手に活用しましょう。

また、毎月、生活費の残りを貯金するのではなく、金融機関の自動積立定期預金を利用するなど、先取り貯金をすると、支出を抑えてお金を貯めやすくなります。

幅広い条件の物件から探そう

賃貸物件を探すときに希望条件に優先順位をつけておくとスムーズに探しやすいですが、条件を絞り過ぎると、限られた物件にしか出会えなくなります。家賃7万円以内で探すと、エリアによっては条件を絞ると、予算内の物件自体がないことも考えられます。東京でも都下や近郊エリアまで範囲を広げると、多くの物件から探すことができます。まずは、条件を絞り過ぎず、数多くの物件の中から自分に合った物件を探すようにしましょう。

まとめ
・社会保険料や税金が控除されるため、月収22万~23万円程度の人が手取り18万円位になる。
・手取り18万円の場合、適正な家賃は7万円以内の物件。
・手取り18万円あれば、自炊をしない人でも無理なく一人暮らしをすることができる。

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(2018/12/25)