洗濯から収納までの動線を一箇所に集約して家事を時短する
洗濯機置き場・室内物干し・収納を近接させることで移動を最小限に抑えられます。水回りを回遊動線にすることで朝夕の混雑を避け、毎日の家事負担を大幅に軽減できます。
詳しくは、「家事ストレスを激減させる家事動線・設備のポイント」をご覧ください。
生活リズムのズレや在宅勤務の有無で独立した個室を検討する
就寝時間や勤務形態が異なる場合、LDKと寝室の距離を離す工夫が有効です。また、リモートワークが多い場合は2LDK以上を選び、仕事と生活の空間を分けることで快適性を保てます。
詳しくは、「【DINKS・二人暮らし(1LDK・2LDK)】在宅ワークや生活リズムで選ぶ」をご覧ください。
居住面積の数値基準にとらわれず自分たちの暮らし方で広さを決める
住生活基本計画の改定により一律の最低居住面積水準は削除されました。将来の家族構成変化や在宅勤務の頻度など、自分たちのライフスタイルに合わせた間取り選びが求められます。
詳しくは、「これからの広さは「数字」ではなく「暮らし方」で選ぶ」をご覧ください。

共働き夫婦がストレスなく暮らせる間取り選びのポイントを解説!
時短につながる家事動線やワークトライアングル、生活リズムのズレを防ぐ工夫、国土交通省の基準に基づく広さ(㎡)の目安まで網羅。1LDK〜3LDKの選び方や内見のチェックポイントも分かります。
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  1. 共働き夫婦が間取り選びで後悔しないための3つの基本軸
    1. 1. 洗濯・料理・掃除の「家事動線」をショートカットできるか
    2. 2. 勤務形態や就寝時間の「生活リズムのズレ」を許容できるか
    3. 3. 出産や働き方の変化など「将来の暮らし方」に対応できるか
  2. 家事ストレスを激減させる家事動線・設備のポイント
    1. 「洗う・干す・畳む・仕舞う」を数歩で完結させるランドリー動線
    2. 朝晩の渋滞を防ぐ回遊動線と水回りの集約
    3. 料理の作業効率を高めるワークトライアングルとパントリー
    4. 玄関から直行できるシューズインクローゼットと適材適所の収納
  3. 【世帯人数・生活スタイル別】共働きに適した間取りと広さの目安
    1. これからの広さは「数字」ではなく「暮らし方」で選ぶ
    2. 【DINKS・二人暮らし(1LDK・2LDK)】在宅ワークや生活リズムで選ぶ
    3. 【子育てを見据える・ファミリー(2LDK・3LDK)】将来の変化に強い間取り
  4. 共働き夫婦の失敗事例と後悔を防ぐチェックリスト
    1. よくある失敗1:収納の量は足りているが場所が合わない
    2. よくある失敗2:音や光が寝室に漏れてお互いの睡眠を妨げる
    3. 内見時に必ず確認すべき5つのチェックポイント
  5. 理想の住まいを見つけるための進め方と相談先
    1. 希望条件の優先順位(譲れない点・譲れる点)を整理する
    2. プロに相談して二人の条件に合う物件を見つける
  6. 【よくある質問(FAQ)】

共働き夫婦が物件を探す場合、どのような間取りを選ぶのがベストなのでしょうか。共働きと一言で言っても、その生活パターンやリズムは家庭によりさまざまです。

 

今回は、共働きに適した間取りを知りたい方へ、賃貸マンションを借りる、分譲マンションや一戸建てを購入するなど、どのケースでも当てはまる間取り選びのポイントを解説します。

 

夫婦ともに仕事を持つ共働き世帯にとって、住まいは「休息の場」であると同時に、限られた時間で効率よく生活を回すための「ベースキャンプ」でもあります。

 

間取り選びで失敗しないためには、単に広さや駅からの距離だけでなく、以下の3つの基本軸を夫婦で擦り合わせることが大切です。

 

共働き世帯の最大の課題は、家事に割ける時間が限られていることです。そのため、生活の中で自然に家事がこなせる「家事動線の良さ」が欠かせません。

 

たとえば、洗濯機からベランダまでの距離が遠かったり、洗面所とキッチンが離れていたりすると、毎日の移動だけで時間が削られてしまいます。家事の経路が短く、複数の作業を同時並行で行える間取りを選ぶことが、時間的なゆとりを生み出します。

 

夫婦の生活リズムが完全に一致している家庭ばかりではありません。どちらかが夜勤やシフト制であったり、帰宅時間が遅かったりする場合、就寝中の相手を起こさないような工夫が必要です。

 

寝室がリビングや水回りから離れているか、または間にクローゼットや廊下を挟んで音が伝わりにくい構造になっているかなど、お互いの睡眠を妨げない間取り(たとえば独立した個室を持てる2LDKなど)を検討しましょう。

 

現在は二人暮らしでも、将来子どもが生まれたり、在宅ワークが定着して自宅にワークスペースが必要になったりするなど、ライフスタイルは変化します。

 

その際、リビングの一角を仕切って個室にできる間取りや、多目的に使える納戸(サービスルーム)がある物件など、将来の変化に柔軟に対応できる「可変性のある間取り」を選んでおくことで、住み替えのリスクを減らすことができます。

 

家事動線を意識した間取りや設備を選ぶことで、毎日の負担は劇的に軽くなります。ここでは、特に重視したい4つのポイントを具体的に解説します。

 

洗濯は、工程が多く時間のかかる家事の代表です。水を含んだ重い洗濯物を運ぶ距離を最短にするため、洗濯機置き場と干す場所(浴室やバルコニー)が近い物件を選びましょう。

 

理想的なのは、洗面脱衣所に室内物干し用のパイプがあり、すぐそばに下着やタオルを収納できる棚(リネン庫)がある間取りです。浴室乾燥機を活用すれば、「洗う・干す・畳む・仕舞う」の全工程が洗面所内の数歩で完結します。

 

共働き世帯では、朝の身支度や帰宅後の夕食準備・入浴の時間が夫婦で重なりがちです。キッチン、洗面所、浴室などの水回りが一箇所に集約されている間取りなら、移動の手間が省けます。

 

さらに、洗面所へキッチン側からと廊下側からの2方向から出入りできる「回遊動線(行き止まりのない動線)」になっていると、朝の忙しい時間帯でも動線がぶつからず、渋滞によるストレスを防ぐことができます。

 

キッチンの使い勝手は、「ワークトライアングル」と呼ばれる冷蔵庫・シンク・コンロを結ぶ三角形の距離で決まります。

 

この三辺の合計が3.6mから6.6m(理想は4m前後)に収まるキッチンを選ぶと、無駄な移動が減り、調理がスムーズに進みます。また、週末に食材をまとめ買いする家庭なら、キッチン付近に常温保存品や日用品をストックできるパントリー(食品庫)がある間取りが便利です。

 

収納は「広さ」だけでなく「使う場所のすぐ近くにあるか」が重要です。帰宅してすぐに上着やカバン、靴を片付けられるシューズインクローゼットがあれば、リビングに物が散らかるのを防げます。

 

適材適所に収納が確保されている間取りは、探す時間と片付ける時間を大幅に短縮してくれます。

 

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間取りを選ぶ際、どれくらいの広さや部屋数が必要か悩む方も多いでしょう。ここでは、多様化する働き方や将来設計に合わせた広さの考え方を解説します。

 

これまで、国の住宅政策(住生活基本計画)では、単身者で25㎡など「健康で文化的な生活を送るための最低居住面積水準」という目安が設けられてきました。しかし、2026年3月に改定された新たな計画において、この「最低居住面積水準」は撤廃されました。

 

国土交通省は「ライフスタイルや住まいの選び方の多様化などで、必要性が薄れた」と判断し、計画から削除しています。

 

参考:LIFULL HOME’S PRESS「「最低居住面積水準」削除が問いかけるもの。住宅政策は“広さ”を語れなくなったのか」 https://www.homes.co.jp/cont/press/opinion/opinion_00459/

 

つまり、これからの住まいは「国が定めた一律の広さ」を基準にするのではなく、在宅ワークの有無、外食や外部サービスの利用頻度など、自分たちの「実際の暮らし方」に合わせて広さと機能を選ぶことが求められています。

 

子どもを持たない、あるいはまだ予定のない二人暮らし(DINKS)の場合、夫婦の生活リズムと働き方によって適した間取りが変わります。

 

生活リズムが合い、家で仕事をする機会が少ない場合は、リビングを広く取れる1LDKがおすすめです。空間が広く使えるため、一緒に過ごす時間を充実させられます。

 

一方、夫婦でリモートワークが多かったり、就寝時間が異なったりする場合は2LDKを選びましょう。「寝室」と「仕事部屋兼用の趣味部屋」として個室を分けることで、お互いのオンライン会議の音や生活音を気にせず、ストレスフリーに過ごせます。

 

将来子どもを望んでいる、あるいはすでに子どもがいる場合は、成長に合わせて使い方を変えられる間取りが理想です。

 

子どもが小さいうちは、常に目が届くようにリビング横に和室や隣接する洋室がある2LDKが使いやすいでしょう。扉を開け放てば広いLDKとして使え、子どもが昼寝をするスペースとしても活躍します。

 

子どもが成長し、独立した子ども部屋が必要になることを見越すなら3LDKが視野に入ります。ただし、部屋数が増えると掃除の手間やコストも上がるため、本当に3LDKが必要になる時期から逆算して、住み替えを前提にまずは2LDKを選ぶという選択肢も有効です。

 

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「条件は完璧だったはずなのに、実際に住んでみたら不便だった」という事態を防ぐため、よくある失敗事例と内見時のチェックポイントを紹介します。

 

「収納スペースが広いから大丈夫」と安心して失敗するケースです。たとえば、キッチンの収納が少なく、離れた廊下のクローゼットに日用品をしまわなければならない場合、取りに行くたびに動線が無駄になります。

 

収納は全体の面積割合よりも、「どこで何を使うか」をシミュレーションし、水回り、キッチン、リビング、玄関など、使う場所のすぐ近くに適切なサイズの収納があるかを確認しましょう。

 

就寝時間が違う夫婦によくある失敗が、間取りの配置による生活音のトラブルです。リビングのすぐ横が寝室で引き戸一枚で仕切られているだけの場合、遅く帰宅したパートナーがテレビを見る音や、キッチンの洗い物の音、電気の光が漏れてしまい、安眠できません。

 

生活リズムが異なる場合は、寝室とLDKの間に廊下や水回りを挟むなど、独立性が高い配置になっているかを重視してください。

 

内見時には、以下のポイントを必ず確認し、メジャーを使って具体的に採寸しましょう。

 

  • 搬入経路とドアの幅:玄関ドア、廊下、各部屋のドアの幅や高さを測り、大型冷蔵庫やドラム式洗濯機、お気に入りの家具が搬入できるか確認します。
  • 洗濯機置き場のサイズ:防水パンのサイズ(内寸)と、上部の空間(棚や蛇口の干渉がないか)を測ります。
  • コンセントの位置と数:お掃除ロボットの基地、パソコンの電源、キッチン家電の配置をイメージし、必要な場所にコンセントがあるか確認します。
  • 窓の大きさとカーテンレール:引っ越し当日にカーテンを取り付けられるよう、窓枠のサイズとレールの高さを測っておきます。
  • 周辺の音環境(夜間):昼間は静かでも、夜になると幹線道路の騒音が響いたり、近隣飲食店の排気口のにおいが気になったりすることがあります。可能であれば時間帯を変えて周辺環境をチェックしましょう。

 

共働き夫婦の住まい探しは、限られた時間の中で効率的に進める必要があります。スムーズに理想の物件に出会うためのステップを紹介します。

 

まずは、夫婦で希望する条件をすべてリストアップします。エリア、広さ、駅からの距離、設備(浴室乾燥機、宅配ボックスなど)を挙げたうえで、「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」に仕分けしましょう。

 

すべての条件を満たす物件を見つけるのは難しいため、予算との兼ね合いを見ながら、「家事動線は譲れないが、駅徒歩は15分まで許容する」など、明確な基準を持っておくことが決断のスピードアップにつながります。

 

お互い忙しくて情報収集の時間が取れない場合や、意見がまとまらない場合は、住まい探しのプロフェッショナルに頼るのが近道です。ポータルサイトで条件を絞り込んで新着通知を受け取ったり、無料相談窓口を活用したりして、効率よく物件探しを進めましょう。

 

第三者のアドバイスを受けることで、自分たちでは気づけなかった家事動線の工夫や、将来の変化を見据えた物件の選び方が見えてきます。

 

住まい探しに迷ったら無料相談を活用

「どんな間取りが自分たちに合っているかわからない」「夫婦で希望条件が合わない」とお悩みなら、住まいの窓口への無料相談がおすすめです。中立的な立場のハウジングアドバイザーが、条件整理から資金計画、不動産会社の紹介までサポートします。

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共働きのご夫婦の毎日は慌ただしいもの。貴重な家時間を自由に使えるように、家事動線の良い間取りを選んで、ストレスフリーの生活を送りましょう。お互いの働き方や将来のライフスタイルに合った間取りを、ぜひ見つけてください。

 

Q.1 共働きで家事分担をスムーズにする間取りの工夫は?

A.1 家事を同時並行で行いやすいよう、キッチン周りの通路幅を広めにとる(すれ違える幅を確保する)、または回遊動線にして洗面所やキッチンへの出入り口を複数設けるのがおすすめです。動線がぶつからないことで、夫婦で分担して家事を行いやすくなります。

 

Q.2 夫婦でテレワークをする場合、どのような間取りがおすすめですか?

A.2 オンライン会議の音声やキーボードのタイピング音が気にならないよう、お互いの作業スペースが離れた間取り(例:リビングと寝室を離す、LDKのほかに独立した個室を2つ持つ2LDKなど)が適しています。また、仕事用の通信環境やコンセントの位置も重要です。

 

Q.3 将来子どもが生まれたときのために、今から広い家を買うべきですか?

A.3 必ずしも最初から広い家が必要とは限りません。子どもが小さいうちは2LDKで十分なケースが多く、掃除の手間やコストを抑えられます。リビングの一角を仕切れる可変性のある間取りを選んだり、必要になったタイミングで住み替えを検討したりするなど、柔軟な計画を立てることが大切です。

 

Q.4 収納スペースは全体のどのくらいの割合が必要ですか?

A.4 一般的にマンションでは専有面積の8〜10%程度が目安と言われますが、割合よりも「使う場所のすぐ近くに収納があるか」が重要です。キッチンのパントリーや洗面所のリネン庫など、適材適所の収納が確保されているかを確認しましょう。

更新日: / 公開日:2020.09.15