今回お話を聞いた人

落合優美

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職業:住まいの窓口専属アドバイザー
得意分野:何から相談していいか分からないという方、何でも聞いていただきたいです!
ひとこと:もともと予備校で進路相談に乗るなどしていたため、人の悩みの相談に乗るのが好きです。こんなこと相談していいのかな、という方でもぜひ何でも聞いてください。
趣味:ジャンプ系のマンガ、ヒップホップ系の音楽が好きです。

Case 1:年収が低い

年収が低くても、安定かつ継続した収入がある方であれば、家は買えます。

もちろん、エリアや設備、環境など妥協しなければならない部分も多々あるかと思います。それでも家を買いたいという方は、住宅ローンの融資が受けられるかどうか、まずは不動産会社に相談し、情報を集めて資金計画を練りましょう。

例えば、住宅ローンのひとつである「フラット35」は、融資を受けるための最低年収に制限はないので、年収がいくらであろうと、返済負担が年収に見合っていれば融資は受けられます

ただ仮に、年収が100万円の場合、住宅ローンを借りられても数百万円から800万円くらいが上限になることが多く、金額も少なくなります。つまり、その金額で家を探すことになるので、選択肢が狭まってくる可能性は高いです。

Case 2:頭金が溜まっていない

頭金がゼロでも、ローンを満額組むことは可能なので、家は買えます。

「頭金がないとローンが組めない」「価格の2割を頭金として用意しなくては」とお考えの方は結構いらっしゃいます。

そう思う理由は恐らく、かつて金融機関は家の購入価格の7~8割までしかお金を貸してくれませんでした。そのため、残りの2~3割を自分で何とか用意しなければならず、その頃のイメージがまだ残っているのかもしれませんね。

ただし、頭金ゼロの場合は借入総額が大きくなるため、毎月の返済負担も大きくなることに注意しましょう。また、金融機関によっては頭金の割合に応じて、金利が優遇される場合もあります。

頭金があれば、購入できる物件の幅が広がり、余裕のある返済計画を立てることができるので、頭金があるに越したことはないですよ。

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Case 3:正社員ではなく非正規社員

アルバイトや契約社員、派遣社員、自営業、パートの方でも家は買えます。

正社員と比べて、銀行や信用金庫といった民間の金融機関でお金を借りるのは難しいと思いますが、「フラット35」なら雇用形態に関係なく住宅ローンを申し込めます。

ただし、正社員よりも借りられる金額は少なくなる傾向にあり、正社員だと返済比率35%まで貸してくれるところが20~25%と下がってしまうことも。

非正規社員に限らず、正社員でも注意なのが、勤続年数が短い場合です。「フラット35」の場合、申し込みについては勤続年数に関する規定はないものの、今の会社で働き始めて1年未満と勤続年数が短い場合は、審査が通らない可能性もあります。

公務員や一部上場企業に勤めているなど、個人の信用度が高い場合は、勤続年数が短くても通りやすいようですが、一般的には少なくても勤続1年以上、継続雇用の実績があると良いでしょう。

Case 4:金利負担がもったいない

金利、つまり銀行から借りたお金に対して支払う利子がイヤだという気持ちはよくわかります。

例えば、固定金利1.4%で3000万円を35年返済(元利均等)で借りた場合、利子としてトータル800万円近く支払わなければなりません。

余分に800万円払うと考えると、かなりインパクトのある数字ですよね。そのため「お金を貯めて、老後に現金一括で買います」という結論になったお客様もいます。

ただ、ローンを組まずに現金一括で買えるならそれに越したことはありませんが、一度にそんな大金を使って今後の生活は本当に大丈夫なのでしょうか。

老後の蓄えや子どもの養育費などに与える影響をよく考え、将来設計をしっかり立てる必要があります。

今は金利が低いので、家を買いたい方は今のうちに買って老後に備えるというのも手ですよ。

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Case 5:支払が終わることには資産価値が落ちている

確かにその通りですが、今は売却ありきで家を購入される方も多いので、不動産会社から資産価値を含めた提案をしてもらえるケースも増えています。

一般的に、資産価値は買った瞬間からどんどん落ち続け、一戸建ての木造住宅の場合、建物部分の価値は築20年ほどでゼロになると言われています。マンションの場合も、築20年ほどで新築時の価格のほぼ半額まで下落し、それ以降はほぼ横ばいに。

資産価値を落としたくない!という方は、今後も需要が高まるとされる都心の人気エリアで、利便性の高い駅近物件を選ぶという方法もあります。

ただその分、最初から価格も高額に設定されていることが多いです。資産価値だけを求めて人生の大半を過ごすことになるマイホームを決めていいのか、しっかりと見極める必要があります。

Case 6:失敗したら取り返しがつかない

こちらも確かにその通りです。失敗したら取り返しがつかないのは事実ですが、実際、自分の理想を100%満たす物件はないと思います。

まずはそこを理解したうえで、どこが妥協できて、絶対に譲れないかという条件を決めましょう。自分の中で優先順位をつけて、1番の条件が満たされればそこでいいと思えるか考えましょう。

そして、あとは納得できるまで見学することが大切です。新築の家やマンションの場合、建物の完成前に販売が開始されるので、実際の部屋を見学できないことがよくあります。

ギャラリーや似た部屋を見学しても、本当の眺望や日の入り具合まではわかりません。実際の部屋がイメージと違ったときにも妥協できるか、良いと思えるかどうかもポイントです。

絶対に実際の部屋を見てからじゃないとイヤという方は、中古物件であれば必ず実物を見て選べるので、そちらで選ぶというのもアリでしょう。

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Case 7:一生住む家を今買うべきなのかわからない

無理に家を買う必要はありません。「家族や友人に買えって言われたから、買った方がいいのかな」という方もいますが結局、借金を抱え、お金を返していくのは自分自身ですので。

さらに、家を買うまでには、見学もたくさん行かなければならないし、購入までのフローも大変なので、欲しいという気持ちがなければ時間や体力的にもきついと思います。

また増税を気にして、消費税が上がる前に買った方がいいのではという方もいますが、ご自身が欲しいと思ったタイミングで買うのが一番です。「家はまだ買わなくていいよね」と思っていたら、どんなに物件を見ても、そんなにいいと思わないし、結論も出ないと思います。

買いたくないなら買わなければいいし、夫婦のどちらかがほしい場合には一度物件の見学に行ってみてはいかがでしょうか。見学に行った結果、気持ちが前向きに変わったということはよくありますので。

Case 8:住宅ローンの支払いが定年まで続くのが怖い

ローンの支払いが定年まで続くと考えると怖いですよね。何千万円という借金を背負うことになるので、最後のハンコを押す瞬間まで、迷われる方はやっぱり多いです。

ただ考え方として、賃貸でも定年後もずっと家賃を支払わなければならないので、家に対して毎月お金を払うという行為自体は同じです。

むしろ家賃を払いながら、最終的に自分のものになると考えると、買うことに対して前向きになれるのではないでしょうか。

また、ご家族がいる方の場合は、住宅ローンを借りる際にきっと“団体信用生命保険”という保険に加入することになります。保険に入っておけば、もし支払者に何かあっても、家族に家を残してあげられます。

家を借りている身だと、出て行ってほしいと言われたら出て行かなければならないし、高齢になると年齢を理由に貸してもらえない可能性も出てきます。そういった先々のことまで考え、最終的な判断ができるといいですね。

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Case 9:借金がある

借金があっても住宅ローンを借りられれば、家は買えます。

ただし、必ず借りられるというわけではありません。金融機関は個人信用情報機関のデータベースにアクセスできるため、これまでの借金や返済状況は知られてしまいます。借金の額や借金の種類によって融資NGとなることがあるので注意しましょう。

マイカーローンや教育ローンであれば大きく問題ないのですが、目的不明な多額のキャッシングや消費者金融からの借金、税金の滞納があると住宅ローンが組めない可能性が出てきます。自己破産をされた方は、その後10年間はローンを組むのは厳しいでしょう。

また、住宅ローンの審査では、その方の「年収に対する借金の割合」が重要視され、一般的には年収に占める年間返済額が、最低でも30%以下でなければ借りられない可能性が出てきます。

つまり、年収500万円の方であれば、30%の150万円が住宅ローンも含めた年間の借金返済額の上限となります。この数値を超える借金を抱えている場合は、まず借金を完済することから考えた方が良いかもしれません。

Case 10:無職

完全に無職の方は、住宅ローンが組みづらく、家を買うのは難しいでしょう。

たんまりと貯金があって現金一括払いが可能なら、もちろん家は買えます。しかし、住宅ローンを借りたい場合、金融機関はその方を信用し、継続してお金を返す能力があるかどうかで判断します。なので、収入がないと返済計画も立てられないので当然断られることに。

これ以外の方法として、よほどの担保価値のある資産を抵当に差し入れるか、家賃収入など何らかの定期収入があることが確定申告書上で証明できなければ、無職での住宅ローンの借入れは難しいようです。

ただし、ローンは借りることよりも返済することが大事。無理な借り入れには注意しましょう。

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「ローンは長めに組む」のがオススメ

住宅ローンは「フラット35」を選べば、どんな形でも働いている方ならお金を借りられるケースが多いので安心です。また家を建てること自体に不安を持つ方は「なぜ家を購入したいのか」「購入してどのような暮らしがしたいのか」など、ご自身の意思を改めて整理しましょう。

もし、実際に住宅ローンを組む場合はできるだけ長く、35年返済などで組むことをオススメします。なぜなら、一度組んだローンは、早く返済することはできても、延ばすことが難しいからです。

例えば、35年ローンを組んだとしても、余裕ができたときにお金をプラスして返すことで、25年や30年で完済することは可能です。

しかし、25年で組んだローンを生活が厳しくなったから月々の返済額を減らし、35年に延ばしてもらおうと思っても、逆はできなかったりします。

意外とこうした細かい情報も、「住まいの窓口」アドバイザーであれば中立の立場で、これまでの経験を活かして助言できたりします。

お客さま自身で情報収集するのにも時間がかかりますし、限界もあります。「家は欲しいけど、不安があって買えない」という方はぜひ一度、窓口までご相談ください。
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