さくら家を外観から推理すると…

「ちびまる子ちゃん」は、1986年に連載開始したさくらももこ原作の漫画で、アニメやドラマなどにスピンオフした作品。ストーリーは皆さん当然ご存知ですよね。

さて、その中でもなじみ深いのが1990年から現在まで(途中休止期間あり)放送されているアニメ。そのアニメからさくら家の間取りを最初に推理したのが20年くらい前になるのかしら?当時、かなり悩んだのを覚えています。
まず、惑わされるのがアニメのオープニングに出てくるさくら家の外観。

(送)12-ちびまる子ちゃん-アニメ外観パース
「ちびまるこちゃん」アニメに登場する外観のパース

とてもかわいらしい平屋建なのだけれども、どうしたって家族全員を包み込む間取りが入るとは思えません。
でもどうしても外観を無視するわけにも行かなかったので、玄関の位置、台所と思われる玄関隣の窓、そして煙突が見える浴室と思われる場所のみを確定させて推理してみました。

(送)12-ちびまる子ちゃん-間取り図-20年前-部屋の名称
20年前に推理したさくら家の間取り図

まぁまぁ上手くまとめたと思いましたが、実際はしっかりとした美術設定での間取りであったかといえば、そうではない印象を受けました。

アニメに忠実に改めて推理してみた

ところが、ここ2-3年前からアニメを見ていてちょっと違和感が。
間取りが少しずつ変わってきているような気がしていたのですが決定的なシーンを見てしまったのです。それは玄関ホールからまっすぐに伸びる推定1間幅(1820mm)の廊下。

こうなったら外観を無視して内観から推理をし直そうと数か月かけて推理しなおしてみました。

(送)12-ちびまる子ちゃん-間取り図-現在-部屋の名称
間取り探偵が数ヶ月かけて推理した、渾身のさくら家の間取り図最新版!

当時の推理では玄関ホールから折り返して廊下があり北側にDKとひろし・すみれの部屋。さらに浴室を配置。
南側に居間とさきこ・ももこ、友蔵・こたけの部屋を配置。友蔵たちの部屋の西側に広縁・濡縁・庭があるといった感じの4DK。

それに対して現在暫定の推理では外観を無視したことによって部屋の概ねの配置は変わらないものの、太陽の位置などで南北がちがうのではないのか?として作図しなおしました。
そうすると庭は一般的に配置される南側になり、それに伴って友蔵・こたけの部屋や広縁・濡縁が生きてきました。
細かいところでは、ダイニングテーブルが余裕をもっておけるように6帖から8帖へ。また、いつの頃からか現れた勝手口なども網羅できています。

時代をあらわす「中廊下式住宅」

この間取りは、サザエさんの家、磯野家の「田の字型住宅」の戦後~昭和20代主流の間取りから、昭和30年代-40年代にかけて流行した「中廊下式住宅」

中廊下式住宅とは、プライバシーを重んじるライフスタイルに転換し、建物の中を貫く「中廊下」によって各室、独立した環境下におくといった間取りです。

でも、静岡にあるちびまる子ちゃんランドの展示では居間の南側に襖があります。
これは押し入れなのか?さきことももこの部屋につながっているのか?またラビリンスに入り込みそうなのでここは見なかったことにしておきます……。

まだまだ変わりそうなさくら家。日曜日の放送は見逃せないわ。

【概要】
所在地:静岡県清水市(現 清水区)
推定床面積(20年前の推理):89.43m2
推定床面積(現在の推理):96.47m2
間取り:4DK
構造:木造平屋建
入居者:さくら友蔵・こたけ・ひろし・すみれ・さきこ・まるこ

間取り女子
間取り女子

※掲載の間取り図はMEGASOFT 3Dマイホームデザイナーで作図しています

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(2016/11/10)