
サーファーであれば、一度は「波がいい時にいつでも海に行ける場所」に住みたいと思ったことがあるのではないでしょうか。
福岡なら、ここならではの環境や波の特徴があり、県外からも多くの人が集まるサーフスポットがたくさん。今回は、福岡に15年在住しているサーファーの私が、福岡でどのようなサーフィン生活を送っているのかをご紹介します。
福岡でのサーフィンの楽しみ方を知って、ぜひ福岡でのサーフライフを送る際の参考にしてみてください。
もくじ
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サーフィンの基本情報
ハワイのワイキキビーチ
サーフィンは、西暦400年頃にハワイに住んでいたポリネシアの人々が始めたといわれています。1912年ハワイ初のオリンピック水泳選手で銅像にもなっているデューク・カハナモクが、サーフィンを世界中に広めたとされています。
日本では1960年に駐留アメリカ人が湘南や千葉の海でサーフィンを始め、それから全国的に広まっていきました。
サーフィンのルール
基本的なサーフィンのルールは以下の通りです。
(1)ワンマンワンウェーブ
大原則として、1つの波に1人しか乗れません。これは事故から皆を守るためのルールです。レギュラーとグーフィーの波に分かれる場合は、1人1人乗ることができます。
(2)ピークが最優先
これは世界中の海で共通のルール。岸に向かってくるうねりが最初に崩れ始めるところをピークといい、そこに最も近いサーファーに波乗りの優先権があります。
(3)ドロップイン(前乗り)禁止
既に波に乗っている人の進行方向で波乗りを始めようとする行為は禁止です。ピークの人が優先のため、前方でテイクオフするのはやめましょう。
サーフィンのマナー
ルールに加えて、安全にサーフィンを楽しむために知っておきたいマナーがあります。
(1)むやみにやたらに手を振らない
岸側で観覧している家族や恋人にむやみやたら手を振るのはやめましょう。これは、世界のライフセービング共通のサインがあるためです。助けを求めるサインと思い、ライフセーバーが来たという笑えない事例があります。
(2)来た時よりもきれいにして帰る
サーファーは「海で遊ばせていただく立場」です。恩返しの気持ちで海にゴミを捨てないことはもちろんのこと、浜辺が汚れていたらゴミを拾ったり、掃除して帰ったりするよう心がけましょう。毎回、1人1人がゴミを少しずつでも持ち帰れば、きれいなビーチを維持できます。
私の体験談ですが、福岡のサーファーはよくお互いに挨拶し、帰り際に目の前のゴミを拾っていく姿をよく見かけます。こうした点からマナーがしっかりしていると感じます。
サーフィンで必要な道具
次に、サーフィンに必要な道具を紹介していきましょう。
(1)サーフボード
自身の体型、レベルによって選びましょう。ボードは大きく分けて、ロングボード、ショートボード、ファンボードの3種類になります。
ゆったりと波乗りを楽しむクラシックスタイルのロングボード。ダイナミックなテクニックで楽しむショートボード。その中間のファンボードは初心者におすすめです。まずは波の力を受けやすいファンボード、ロングボードを選べば、浮力があり安定します。波に乗る感覚をつかめて楽しさを体感することができますよ。
(2)フィン
フィンの数で直進力、回転力、安定性が変わるため、自身の目指すスタイルによって決めていきましょう。種類はシングルフィン、ツインフィン、トライフィン、クアッドがあります。
(3)リーシュ
リーシュはボードとサーファーの足を繋ぐ必須アイテムです。波の影響でサーファーがボートから離れた際にリーシュをたぐり寄せてつかむことができます。また、ボードが離れることで他のサーファーを傷つけてしまう可能性もあるため、必ず着用しましょう。
(4)ワックス
必要不可欠なアイテムがワックスです。波待ち中、テイクオフの際にも手足がボードから滑らないようにします。
主にベースワックスとトップワックスの2種類を使い分けるのがスタンダード。初めに硬めのベースワックスを塗ることで、トップワックスをつきやすくします。ワックスは熱に弱いため、シーズンに合わせたモノを使い分けましょう。
(5)ウェットスーツ
ウェットスーツには気温や水温に合わせた種類があります。フルスーツ(手首から足首まで)、シーガル(半袖・長ズボン)、タッパー(ジャケット)、ロングジョン(ベストと長ズボン一体型)、セミドライ(フルスーツと同様で生地が厚く保温性が高い)などが挙げられます。個人的にはフルスーツが1年を通して使いやすいです。
サーフィンの注意事項
急な潮の流れによって気づいたら沖まで流されていて、岸まで戻れなくなる…というケースも少なくありません。流された際は流れに逆らわず、斜めに進みましょう。
また、波情報アプリなどでクローズアウトになっているポイントへは、絶対に入らないようにしましょう。そして雷にも注意してください。
海の上で波待ちをしているときやビーチにいるときは雷被害を受けやすいため、雷がなり始めたら海から上がり、離れましょう。海の上には独特のルール、マナーがありますが、自然を相手にするスポーツで楽しむためにはどれも大切なことです。
サーフィンを始めたきっかけ
サーフボードと海
ハワイでのサーフィンとの出会い
碧い海が魅力的な常夏の島ハワイへ旅行にいった際、子どもから大人まで、たくさんの人がサーフィンを楽しんでいました。
私は最初こそビーチで泳いでいるだけでしたが、いきいきと波乗りをしているサーファーの姿に次第に魅了され、レンタルショップでサーフボードを借りてサーフィンをやってみることに。初めはまったく上手く乗れませんでしたが、この出会いのおかげで私は今もサーフィンを続けています。
サーフィンで非日常な時間を味わう
サーフィンしているときは、日常で受けるストレスの全てを忘れさせてくれます。壮大な海に囲まれて自然のパワーを体全体で受けることで、幸福感や明日への活力を感じることができます。これは日常では味わうことのできない時間なのではないでしょうか。
回数を重ねていくうちに、いい波が見極められるようになったり、うまく波に乗れるようになっていったりするので、またやりたいと夢中になります。
福岡でのサーフィン生活
サーフボードとウェットスーツ
私は海のそばでサーフィン生活を始め、3年が経ちます。その魅力をお伝えします。
サーフィンのため、福岡の海のそばへ住むように
サーフィン上達の近道は、海の近くに住み、少しの時間でも海に入ることだと感じます。以前、私が住んでいたところから海までは、車で片道30分かかっていました。
当然ながら、準備にも時間がかかります。体を洗い流す水をタンクに入れることから始まり、車にサーフボードを積み込む作業など、海に入るまでに、時間と労力をかなり使います。
その時間と労力を減らすために、海の近くに住むことを決めました。近くに住むことで、移動や準備の時間を短縮し、その分海に入る時間を確保できるようになりました。
自転車にサーフボードを装着して運転
以前車で海まで移動していた時は、長時間の移動にかなり苦痛を感じていました。しかし、海の近くに住むようになったことで、車が無くても自転車にサーフボードを装着してすぐに海に出ることが可能になりました。
海へ向かう道を自転車で走ると、気持ちいい風や海の匂いを全身で感じられるので、とても気に入っています。
福岡のサーフィンにおすすめの季節は”冬”
基本的に福岡の海は冬場の方が波のサイズが大きいため、シーズンは冬がメインといわれています。
また、暖かい時期と比べてサーファーが少なくなるスポットもあります。ワンマンワンウェーブというルールがあるため、人が比較的少ない冬は、たくさん波に乗れるチャンス。
ただ、当然ですが冬の海はとても寒いです。海の中だけでなく、車で着替えるときも海風が強く吹き、寒さを感じることもあります。体調を崩さないように、海から上がったらすぐに体を温めて風邪をひかないようにしましょう。
福岡の海の特徴
福岡は入り組んだ地形が多いのが特徴です。そのため、サーファーに好まれるうねりが起こりやすいとされています。うねりとは風が弱まった場所に残された波や、風の吹かない領域にまで伝わった波のことです。
玄界灘の地形が特徴的
沿岸部の多くは内湾や入江が発達し、リアス式海岸が続く場所もあり、入り組んだ地形をしているのが特徴です。
玄界灘は暖流の黒潮が南西から流れ込み、九州北部の大陸棚にぶつかります。また、黒潮にのって東シナ海や日本海を数多くの魚が流れ込みます。魚たちの住みやすい地域にもなっているんですね。
海底は砂浜が多い
福岡のサーフィンができるポイントは、海底が砂浜になっていることが多く、足場がいいのも特徴です。砂浜が多いことでケガの確率が減るため、ビギナーにもおすすめです。
福岡のおすすめサーフスポット
立石山から見た糸島市
ここからは、おすすめサーフスポットを5つ紹介します。
福岡のおすすめサーフスポット(1)芥屋
芥屋は糸島エリアのメインスポットです。サーファーが多く集まり、大会なども開催されることがあります。色々な条件が整った際はパワーのある、いい波が特徴です。
サーフィンができるポイントが広いため、初心者から上級者までポイントごとに分かれて楽しむことも可能ですよ。
福岡のおすすめサーフスポット(2)大口
糸島市の北部、桜井神社の側にあり、鳥居の先に海が広がります。比較的やさしい波質で、サーフと岩場の2種類のポイントがあります。
サーフ自体は初心者でも大歓迎です。ただし、岩場は中級者から上級者向けとなり、特に干潮時は岩が露出するので注意が必要でしょう。
福岡のおすすめサーフスポット(3)三苫
福岡の都心近く、ベッドタウンとも言われる地域です。遠浅な地形から、初心者も多く訪れています。人気のスポットのため、波さえあれば混んでいることが多い傾向にあります。
特徴は北東〜南西まで波が入る点。北西を向いていて、北東〜西寄りの波を拾います。北東風はサイドオンになりますが、右側にある林で風をかわすことができますよ。
福岡のおすすめサーフスポット(4)釣川河口
両サイドのビーチはビギナー向けです。夏から秋口にかけてコンディションがとても良くなり、一度条件が固まれば河口付近においてはチューブの波も発生することがあります。河口が北を向いているため、北西や北東寄りの波を拾いやすいのが特徴でしょう。
福岡のおすすめサーフスポット(5)岩屋
北九州市の北西に位置しており、遠賀川が日本海に流れ込む河口付近にあります。遠浅の地形になっており、ビーチは北西に向いているため、西から北向きのうねりをひろいやすいです。やさしい波で、条件がそろうとチューブの波が出現します。
福岡のサーフィンができるおすすめエリア
糸島市の姉子の浜
サーフィンができるスポットで利便性もよく、住みやすいエリアをご紹介します。
福岡のサーフィンおすすめエリア(1)糸島エリア
糸島エリアには、大原海水浴場・芥屋・大口・姉子の浜など数多くのサーフスポットがあります。
多方面にアクセスがいい場所として住むのにおすすめなのは、糸島高校前駅周辺。日によって、そして場所によって波のコンディションが変わります。そのため糸島高校駅周辺であれば、糸島エリアのサーフスポットに車で約30分でアクセスできます。
また、駅前から伸びる国道202号沿いを中心に、飲食店やスーパーなどの生活に便利なお店もそろっています。車を利用して糸島エリアのサーフスポットを楽しみたいという方には、おすすめのエリアです。
福岡のサーフィンおすすめエリア(2)福岡東エリア
福岡東エリアの中での特におすすめなのが、三苫駅周辺です。近くには三苫海水浴場があり、徒歩約8分でアクセスできます。車を持たずにサーフィンを楽しみたいという人にとって、徒歩や自転車でアクセスできるのは嬉しいポイント。
近くに海があるため、駅周辺の飲食店では新鮮な海鮮料理をいただくことができます。また、教育機関はみとま保育園、福岡市立三苫小学校、福岡市立和白中学校があり、子育てにも適しています。サーフィンができる環境と生活の利便性が高い点がおすすめです。
福岡のサーフィンおすすめエリア(3)北九州エリア
北九州エリア内でも、特に折尾駅周辺がおすすめ。近くには、脇田海水浴場、芦屋海岸、岩屋のポイントがあります。それぞれ、駅から車で約25分の場所に位置しています。
さらに、折尾駅には、JR鹿児島本線・筑豊本線の2路線が乗り入れています。ターミナル駅である小倉駅までJR特急ソニックで約15分と、普段の生活の利便性も高いエリア。「サーフィンを楽しめる生活をしたいけど、アクセスの利便性も大事にしたい…」という方にはおすすめです。
福岡でサーフィン生活をENJOYしよう
福岡市志賀島のサーフスポット
福岡県内の海は、サーフィンに適した環境が整っています。休日や空いた時間にサーフィンをしに行く、という生活に憧れている人には魅力的な環境なのではないでしょうか。
私が感じる福岡の海の魅力は、うねりが起きやすいことや、冬でも水温がそこまで下がらず、人が少ない時期に楽しめることです。
近年、リモートワークなどの普及により、働き方が多様化していることで、仕事の合間にサーフィンを楽しむなんてこともできるかもしれませんね。また、福岡の海は透明感があり、きれいなので海沿いのカフェで景色を楽しみながら仕事をするのもよいでしょう。
サーフィンをしながら生活を充実させたい方は、ここに挙げたサーフィンにおすすめのエリアでの暮らしを検討してみてください。
記事執筆
しんタン
第一種衛生管理士・運行管理・小型船舶1級・サーフィン歴3年・筋トレマニア。現在、福岡でフリーライターとして活動しており、妻、子ども3人で福岡生活をenjoyしています。大学卒業後、13年間、運送会社で働いていました。接客や営業を通して迅速・丁寧なコミュニケーションや顧客目線での課題解決を経験しました。