これだけやっても壁にダメージなし! 驚きの賃貸DIYテクニック

これだけやっても壁にダメージなし! 驚きの賃貸DIYテクニック

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部屋の中には数多くのデッドスペースが存在します。部屋のほとんどの面積を占める壁も、その一つでしょう。壁を活かすことで床に置くものを減らしたり、部屋を広く見せたりすることができます。しかし賃貸物件では退去時のことも考えなければいけないので、壁に負担がかかるようなことはできません。

今回は、そんな賃貸物件の壁に少ない負担でできるDIYテクニックを、DIYの魅力とともに紹介します。

DIYで得ることができる満足感

私は学生の頃、間取り1Kの狭いアパートに住んでいました。リビングスペースは5.5畳。ベッドだけで部屋のほとんどが埋まってしまいます。

そのような環境の中で、高さのない家具を揃えたり余分なものをできるだけ減らしたりと、部屋を少しでも広く、そして快適にするためにあれこれと考えていました。試行錯誤の末、押入れの襖扉を外して押入れのスペースを有効活用した本棚を作りました。これが私の記念すべき初めての賃貸DIYでした。

賃貸物件では、部屋の壁に穴を開けたり増築したりすることができません。しかし、限られた条件下でも思いのままの形に作れるDIYが生活を豊かにしてくれました。

そこから私はDIYの魅力にハマり、小さなものから大きなものまで作れるものは自分で作るようになりました。現在住んでいる家も賃貸住宅です。1DKの決して広くない部屋ですが、ダイニングテーブル、食器棚、本棚、ベッドなど、ほとんどのものを間取りに合わせて自分の好みのサイズにDIYして生活しています。

「失敗もつきもの」初めてのDIYは計画的に

私は何か作ろうと思うとすぐに行動に移ってしまうため、そのことで失敗したことが何度もありました。「寸法はこれくらいでいいだろう」と計測を怠ったり、実物を見ないでネットで注文したものが雰囲気と合わなかったり…。

賃貸物件では大きな音を出せないので、木材のカットなどは基本的にホームセンターなどで済ませています。部屋に持ってきてから寸法が合わないと、もう一度外に持って行ってカットし直す、買い直すことになってしまい、時間もお金も失ってしまいます。

そしてなにより、失敗してしまうとせっかくのDIY熱も冷めてしまいます。寸法の他には、耐久性、機能性、新しく扱う材料や道具にも注意が必要です。作る前に必ず試作や試運転をしましょう。机などを作る場合、「どの高さであれば使いやすいのか」を検証するために、実際に同じ高さのダンボールなどを置いて試してみるのもいいでしょう。

最近では見切り発車を防ぐために、一度考えたアイデアを一旦保留し、一晩置いて頭の中をリフレッシュしてから再度考えを整理してデザインを固めていったりしています。考えることはたくさんありますが、しっかりと考えて工夫を凝らせば、それだけでき上がった時の達成感も大きいものですよ。完成したときのいいイメージを常に持ちつつ、計画的に楽しくDIYしていきましょう。

賃貸DIYは引越しを考慮することがポイント

いくら自分の思いのままにDIYができたといっても、引越す際に壁がビス留めした穴だらけ…ということになっては大変です。壁の場合は壁紙や下地ボードのダメージによって大きな修繕費を負担することになりかねません。

修繕費に関して、国土交通省が定めた「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に詳しく規定がされています。通常使用・経年劣化による汚れや破損の修繕費はオーナー負担とされていて、画鋲、ピン等の穴は下地ボードの張替えが不要な程度のものは通常使用の範囲に含まれます。

一方、重量物をかけるためにあけた釘やネジなどは下地ボードの張替が必要になり、修繕費を入居者が負担することになります。

大まかな判断基準として
・ピンや画鋲 = オーナー負担
・釘やネジ = 入居者負担
と覚えておくとわかりやすいでしょう。

あくまで下地ボードの張替えが不要な範囲内ではありますが、これらのことを知っておくことで引越す際の負担やトラブルを未然に防ぐことができます。引越しの際も後悔のないように、満足のいく部屋作りをしていくことが大切です。

釘、ネジを使わないおすすめ室内設置型DIY

ピン

ピンはカレンダーなどを壁にかけるのに何かと便利です。ピンといえば軽いものに使うというイメージが強いと思いますが、使い方を工夫することで耐荷重性を高めることができます。

ピンを使った吊り下げ収納

植物を吊り下げるためのラック収納です。部屋を仕切る引き戸を常時解放した状態にしているので、使用していない引き戸の上枠部分を利用して設置しています。

ピンでラックを固定していますが、重さのある植物を吊り下げてもびくともしません。

図のように上枠の出っ張りを利用して力を分散し、ピンの本数を増やすことで強度と安定感を高めています。ピン1本での耐荷重性は低いですが、図のように力を分散することによって釘やネジと同等の耐荷重性を持たせることができます。

その他にも、元から複数のピンが一体になったピンもあります。100均などでも手に入れることができるので便利です。大きさは普通のピンと変わりませんが耐荷重性が高いため、1点で重いものを支えたい場合はこのようなものを利用するといいでしょう。

ホチキス

ピン穴より穴の小さいホチキスを使うのも方法の一つです。紙のような薄いものをまとめるために使うホチキスですが、「壁美人」というのを使うことで壁にものを掛けることが可能になります。

「壁美人」とは、ホチキスで壁に固定するタイプのフックです。プラスチックフィルタがついていて、そこにホチキスを打ち込むことで壁に固定することができます。ホチキスを複数打ち込むことでより強度な耐荷重性を生み出します。

壁美人を応用した壁収納棚

壁に「壁美人」を2箇所設置し、そこに棚を引っ掛けて固定しています。

棚は板2枚を組み合わせたシンプルな構造で、裏面にひっかけるための穴が空けてあります。裏面なので多少汚くても問題ないため、安定するまで微調整しながら穴を開けました。

つっぱり棒/つっぱりラック

壁に穴を開けることなく収納スペースを作り出してくれるのがつっぱり棒やつっぱり棚です。サイズも豊富で100均などでも手に入る手軽さが魅力。その反面、どうしても安っぽく見えてしまうのが難点です。

DIYでデメリットを解消、突っ張り棚を使った収納ラック

つっぱり棚の形に合った棚を作り、上に乗せるだけです。つっぱり棚を隠すような形状にすることで、あたかもその場所にはめ込んだような見た目に仕上げることができます。

つっぱり棚の隙間から物が落ちることもなくなり、スペースの無駄もなくなります。ただし、木材を重くしすぎると負担になってしまうので、できるだけ軽いものを使うようにしましょう。

木材をつっぱり棒にする/ディアウォール

賃貸DIYの必須アイテムとも呼べる「ディアウォール」を使います。「ディアウォール」とは、ツーバイ材をつっぱり棒化させることができるアイテムです。スプリングが内蔵されていて、ツーバイ材の両端に装着します。

私の部屋は至る所に「ディアウォール」で設置した家具があります。「ディアウォール」の他にもスプリングではなくアジャスターで固定するタイプの「ラブリコ」というアイテムなどもあります。用途やデザインに合わせて使いわけるのがいいでしょう。

ツーバイ材は床から天井までの高さまで必要ですが、「ディアウォール」の厚みの分が加わるので、厚み分の引いた長さのものを用意するようにしましょう。

ツーバイ材と組み合わせるだけと非常にシンプルですが、強度がありつっぱり棒というよりは柱という感じです。ツーバイ材には自由にビスを打ち込むことができるので、様々なDIYを可能にしてくれます。

ディアウォールでデッドスペースを本棚化

奥行き20cmの本棚です。通常の本棚で同じ奥行きのものだと、支えなしには倒れてしまいます。奥行きの無駄をなくし、さらに部屋の隙間を目一杯使うことで、空いているスペースを限りなく有効活用しています。照明などを取り付けて自由にカスタマイズできるのもメリットです。

高さのあるスペースを多機能収納スペースに

高さを活かした収納を可能にしてくれるのもDIYの魅力のひとつです。もともとある収納スペース内に、ディアウォールを使って用途に合わせた収納棚をDIYしました。

このように、置き場に困っていた過去の部屋の照明をきれいに収納することができました。ディアウォールを使えば部屋のどこにでも柱を立てることができるので、賃貸物件DIYの可能性を広げてくれます。

紹介した中でもディアウォールは壁や床に穴を開けることもなく、自由度も高いので賃貸物件との相性が抜群です。長もののツーバイ材を扱うのが苦手だという人も、ジョイントパーツを使えばツーバイ材を組み合わせることが可能なので、安心して使用できますよ。

賃貸でもDIYを全力で楽しむためのお部屋の条件とは?

ここまでDIYのテクニックやアイデアを紹介してきましたが、そもそもDIYに向いている部屋とはどういったものなのでしょうか。ここではDIYを全力で楽しみたいという方のために、おすすめの物件を紹介していきます。

原状回復の必要なし! 自由にDIYできる賃貸物件も

今までは原状回復すること前提でアイデアを紹介してきましたが、実はそういったアイデアを必要とせず、もっと手っ取り早くDIYできる裏技があります。それは、“はじめからDIY可能な賃貸物件を借りる”ということです。

ホームセンターやネット通販でも手軽に扱えるDIY商品が増え、老若男女問わずに気軽にDIYを楽しめる昨今、そういったDIY可能な賃貸物件が増えてきています。DIY可能な賃貸物件では、以下のようなことが可能になります。

・退去時の原状回復を必要しない
・壁に棚を取付けたり、壁紙を自由に張り替えたりできる
・オーナーが内装を行わない分、家賃が安く借りることができる
・DIYの費用をオーナー負担で契約を交わすことができ、大幅に費用を減らせる

改装できる範囲や契約条件は物件によって異なりますが、ほとんどの物件で壁や床のDIYが可能です。壁や扉を取り除くことが許可されているものなど、オーナーの意向によって条件が変わってくるのも魅力の一つとも言えます。

賃貸物件で本格的にDIYをしたいという人は、そんなDIY可能な賃貸物件を探してみてはいかがでしょうか?

とことんやりたいならリノベーション

リノベーションとは、既存の建物に大規模な工事を行い、全てを新しく作り変えることです。賃貸物件ではDIYできる範囲に限りがありますが、リノベーション工事では壁や床、扉や天井など骨組み以外の全て取り払い、まるごと取り払ってフルリフォームすることができます。

制限があるものもありますが、間取りを変更することや排水管などの見えない部分を交換することもできます。電気、ガス、水道などの一部を除けば、もちろんDIYすることも可能。大規模な部分を専門の業者に依頼して、DIYと合わせて部屋を作っていくというのもすてきですね。壁に釘を打てずに頭を抱えていた身からすると、想像するだけでワクワクしてきます。

長く住む家なら、なおさら住み心地が大切です。とにかく自分の理想を突き詰めたい、快適な暮らしがしたいという人にはリノベーションがオススメです。

今回はすぐに実践できる小さなものから時間をかけて作り上げていく規模の大きなものまで紹介しましたが、一様にDIYは生活を豊かにしてくれます。

理想のライフスタイルに近づくためには一歩踏み出すことが大切です。まずは目の前にある小さな課題からチャレンジしてみるといいかもしれません。それぞれのスタイルに合わせて、楽しいDIY生活を実践してみてください。

※このページの内容は、2019年10月4日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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