住まい選びの新たな選択肢として、にわかに注目を集めている「VR内見」。いつでもどこでも内見ができて便利な半面、「本当に、実際の物件と一致しているの?」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、大和リビング株式会社・大阪営業所にご協力いただき、VR内見の映像と、実際の物件を徹底比較! そのシンクロ率はどれほどのものなのか、チェックしていきましょう。

大和リビングのVR内見画面。後ほど、実際の物件と比較します!

大和リビングのVR内見画面。後ほど、実際の物件と比較します! ※押すと拡大できます

ゲームや音楽ライブなど、エンターテインメントを中心に広がりを見せるVR(Virtual Reality:バーチャルリアリティー)。「仮想現実」という訳どおり、この技術を使うと、まるでその場にいるかのような体験ができます。

 

今、不動産業界にも、VRの波が押し寄せています。そのひとつが、今回紹介する「VR内見」。自宅にいながらにして、物件を訪れているかのように内見できるサービスです。

 

VRといっても、ゴーグルなど特別な機材は必要ありません。パソコンやスマホを使えば、簡単に室内の様子をチェックできます。時間や天候を気にすることなく部屋探しができるので、忙しい人にもおすすめです。

 

大和リビングでは、一部の物件で限定的にVR内見を実施中。中には、完成前の新築物件を先行してVRで内見できるケースもあります。「ここにソファを置いて…」などと新生活のイメージが膨らみやすくなり、リアルでの内見にも行ってみたくなるはず!

 

大和リビングのVR内見についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事もご参考に。

“VR内見”って本当に便利なの? 実際に「大和リビングの賃貸」で試してみた
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大和(ダイワ)リビングのVR内見のサービスについてご紹介いたします。VR内見とは、その名のとおりVR…記事を読む

 

とはいえ、「VRってどれだけリアルなの?」と疑問を抱く方も多いはず。そこで、検証を行うべく現地に足を運び、大和リビングのVR画面と実際の物件を比べてみました!

比較検証のために訪れた物件はこちら

IBC Residence West

マンション名:IBC Residence West

住所:大阪府大阪市中央区北久宝寺町4丁目4-15

築年月:2023年8月

エントランスの比較

エントランスの比較

左/VR内見画面 右/実際の写真 ※押すと拡大できます

VR画面を見たときは「高級ホテルみたいだし、さすがにちょっと盛ってないかな…?」と不安を感じたものの、実際に訪れてみるとVRとリアルがほぼ一致!

 

モノトーンの床や壁、シックな間接照明、モダンなソファセットの質感は、まさにVRそのまま。何よりも、エントランスホールからあふれるラグジュアリーな空気感までVRが伝えているのが驚きです。

 

ちなみに、VRでは分かりませんでしたが、現地に行って気づいたのは、リアルな物件では「ほんのりよい香り」がすること。なんと、常にオリジナルのアロマオイルをたいているのだとか。さすがに香りまでVRで再現することはできませんが、見た目に関しては、ほぼシンクロ率100%といってもいいでしょう。

 

玄関の比較

左/VR内見画面 右/実際の写真 ※押すと拡大できます

部屋の玄関も、このとおり! 色味は少し異なりますが、全身鏡、シューズクローゼット、横に木目が走った扉まで本物さながら。廊下を通って、居室に入るまでのアプローチも見事に再現されています。

洗面所の比較

洗面所の比較

左/VR内見画面 右/実際の写真 ※押すと拡大できます

洗面台は、三面ミラー、蛇口など細かい部分までしっかり再現。洗面ボウル、洗面台下の収納スペースは、幅や奥行きまで本物とほぼ一緒です!

リビングの比較

リビングの比較

左/VR内見画面 右/実際の写真 ※押すと拡大できます

カウンターキッチンが隣接したリビングは、アクセントクロスの模様までそのまま。家具の配置をイメージしやすいよう、柱や梁の位置も正確に設計したうえでVRにしているのだとか。

 

VR画面にもダイニングテーブルやテレビ台が配置されているため、部屋のレイアウトを考えやすいですね。

キッチンの比較

キッチンの比較

左/VR内見画面 右/実際の写真 ※押すと拡大できます

キッチンも、さすがの一致率。リビング・ダイニングと隣接したキッチンは、コンパクトながら機能性は十分。

 

三口コンロやグリル、広々としたシンク、さらには蛇口の形状など、キッチン設備の詳細まで、VRでイメージをつかめます。

寝室の比較

寝室の比較

左/VR内見画面 右/実際の写真 ※押すと拡大できます

寝室も、クローゼットの広さ、窓の大きさなどがVRだけで把握できます。

 

実際のVR内見では周囲を自由に見回せるので、部屋のスケール感もざっくりつかむことができ、「ここに机を置けそうだな」といった想像もできますね。

 

ご覧のとおり、大和リビングのVR内見は、とても精緻につくり込まれています。

 

一体どのように制作されたのか、その裏側を今回「IBC Residence West」を案内してくださった大和リビングの甲元孝志さんと一緒にひもといていきましょう。

 

大和リビング 甲元孝志さん

大和リビング 甲元孝志さん

甲元さん「一般的なVR内見映像は、360度カメラを使って撮影した室内動画をもとに制作します。でも、今回紹介したマンション『IBC Residence West』は、2023年8月に建ったばかりの新しい物件(取材は同年12月に実施)。それでも、部屋が完成する前からVR内見してもらいたい!と思い…」

 

部屋の完成前から!? 実物もないのに、一体どのようにしてVRを制作したのでしょうか…?

 

甲元さん「おっしゃるとおり、完成前で実際の物件を撮影することはできなかったため、設計図面をもとに、VRの映像を一から制作しました。かつ、誇大広告になってはいけませんし、実際の物件よりも見劣りする映像になってもいけない。

 

なので、VR内見後、実際に物件を訪れたときに、できるだけギャップを感じることがないよう、細かいところまでリアルに再現しようと試行錯誤を重ねました。設計図面をもとに精巧なCGを作成し、壁のクロス、キッチンの蛇口などは、実際の品番をVR制作会社に伝えて本物に寄せています」

 

大和リビング 甲元孝志 さん

 

賃貸物件で、ここまで手間をかけるのは珍しいケースだそう。制作過程では「本当に一致するのか…?」という懸念も大きかったと甲元さんは話します。

 

甲元さん「図面とVRを突き合わせ、ズレがないよう調整を繰り返しました。たとえば、浴室の扉は、初期バージョンでは透明の板ガラスのようになっていたんです。

 

でも、それでは脱衣所から洗い場が見えてしまいますよね。実物がないので確認できませんが、それでも『ここは絶対に半透明だよね』と修正してもらったこともありました。こうした積み重ねで、VR内見のリアリティーを高めていったんです」

 

新生活へのイメージが膨らみ、ワクワク感を高めてくれるVR内見。VRを見ると、実際の物件に足を運んでみたいという意欲もアップしてくるのではないでしょうか。

 

VR内見の推しポイントなどについて、甲元さんに語っていただきました!

 

甲元さん「住まい探しをする方のなかには、転勤をはじめ、絶対に引越しをしなければならない方と、必ずしも引越しをする必要はないけれど、生活の変化や気分転換を求めて新居を検討する方がいると思います。

 

VR内見を特におすすめしたいのは、後者の方。『住まい探しはちょっと面倒だけど、物件を見に行ってみようかな』と後押しするのがVR内見の役割です。

 

洋服や車選びもそうですが、ネットの情報を見ると『試着してみたいな』『試乗してみようかな』という気持ちが高まりますよね。住まいに関しても、VR内見をきっかけに実際の物件に足を運んだり、引越しへの気分を高めたりしてもらえたらうれしいですね。『一人でいきなり不動産屋へ行くのはちょっと不安…』という方も、まずはVR内見から始めてはいかがでしょうか」

 

大和リビング 甲元孝志 さん

 

今回紹介した大和リビングのVR内見は、一部の物件で限定的に導入中です。皆さんの反応によっては、今後本格導入が進む可能性もあるかもしれません。ぜひ一度、興味のある物件をVRでのぞいてみてはいかがでしょうか。

 

今回取り上げた「IBC Residence West」に興味を持った方は、以下の動画コンテンツもチェックしてみてください!

 

アパートメントラボ

更新日: / 公開日:2024.01.29