4人家族の暮らしに適した広さとは？

4人家族の生活に合った間取りを考える際は、まずは目安となる広さを押さえておくのがポイントです。物件の広さによって家賃も異なるので、自分たちに合った広さの基準を確認しておきましょう。

国土交通省が公表している「住生活基本計画」によれば、世帯人数別の広さの目安は次のとおりです。

※（）は3～5歳児が1名いる場合

上記は目安であるものの、4人家族であれば45平米以上の広さが必要であることが分かります。

子どもの年齢によって必要な居住面積は異なり、5歳までの子どもが1人いる家庭では45平米以上、6歳以上の子どもがいる家庭では50平米以上が必要です。

仮に、1LDKの間取りであれば、10畳以上のリビング＋広めの居室が1つといった間取りがこの要件に当てはまることが多いでしょう。

ただ、45～50平米はあくまで最低限の広さであるため、子どもが成長してくると手狭に感じることが少なくありません。子どもの年齢に応じて住み替えを検討していくことも大切です。

4人家族の暮らしに適した間取りとは？

家族4人で暮らすのであれば、間取りは1LDK～4LDKが選択肢に挙がります。間取りに幅があるのは、子どもの年齢やライフスタイルによって必要な部屋数が変わるためです。

間取りのタイプ別にポイントをまとめると次のようになります。

子ども部屋を設けるのか、夫婦それぞれが部屋を必要とするのかなどによって、適した間取りは変わります。

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4人家族向けの賃貸物件の家賃相場

間取りのタイプによって家賃も異なります。一般的に部屋数が多くなるほど高くなる傾向にあるため、間取りと家賃のバランスを考えることも重要です。

下記に、不動産情報ポータルサイトLIFULL HOME’Sの「家賃相場」（2025年4月3日時点）から、主要都市の4人家族向けの賃貸物件の家賃相場をまとめました。目安として参考にしてみてください。

エリア別家賃相場

LIFULL HOME’Sの「家賃相場」では、さまざまなエリアの家賃相場を検索することができます。希望するエリアの家賃相場を確認してみましょう。

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4人家族向きの間取りの事例を紹介

どのような間取りが適しているかを考えるときは、実際の物件を参考にするとイメージが湧きやすくなっておすすすめです。

LIFULL HOME’Sに掲載されている物件の中から、4人家族の暮らしに向いている間取りの事例を紹介します。

収納スペースが豊富な2LDKの間取り

こちらの物件は、水回り設備が1ヶ所にまとまり、部屋の配置にも無駄がないため生活動線がコンパクトです。さらに、収納スペースが居室だけでなくリビングにもあるため、部屋数が少なくても物を片付けやすいのが特徴です。

玄関の隣にある部屋は少し手狭ですが、中心となる生活空間から離れているため、ワークスペースなどとして活用すると作業に集中できるでしょう。

すべての部屋がリビングに通じている3LDKの間取り

こちらは1階に玄関が配置され、2階が居住スペースとなっている物件です。どの部屋に行くにもリビングを通る間取りになっているので、家族の距離を近くに感じられるでしょう。

また、全室に窓があるため、日当たりや通風が期待できます。さまざまな用途で部屋を利用できるでしょう。

一戸建ての4LDKの間取り

こちらは一戸建ての4LDKの物件です。2階建てなので、ワンフロアのマンションよりも部屋の彩光や風通しに優れているといえるでしょう。

また、各部屋の広さが十分に確保されているのも特徴で、これも一戸建てならではのメリットといえるでしょう。階段の横に収納があるのもうれしいポイントです。

賃貸物件の間取り選びで失敗しないためのコツ

自分たちの暮らしに合った間取りの物件を見つけるには、子どもの年齢や性別、家族の生活リズムなどを考慮して選んでいくことが大切です。

子どもが成長するにしたがって荷物の量は増えていくため、十分な収納スペースを確保できるかも考えておきましょう。

また、気になる物件が見つかったとしても、毎月の家賃の支払いに問題がないかも検討しておく必要があります。無理のない家賃の目安は、手取り額の3分の1以内です。

ほかの出費とのバランスも考えながら家賃の上限額を決めましょう。設定した上限額で希望の物件が見つからないときは、エリアを変えて探すことで条件に合った物件を見つけやすくなります。

賃貸物件は持ち家と異なり、必要に応じて引越しがしやすいのがメリットとして挙げられます。子どもの成長に合わせて、住み替えを検討してみるのもひとつの方法です。

LIFULL HOME’Sなら、住みたいエリアや希望する条件を絞り込みながら、気になる物件を手軽に探せます。さまざまな物件を比較しながら、4人家族の暮らしに適した住まいを見つけましょう。

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記事のおさらい

4人家族の暮らしに適した広さとは？

国土交通省の「住生活基本計画」に基づけば、最低でも45～50平米の広さは必要です。子どもが成長してくると手狭に感じてしまうケースもあるので、必要に応じて住み替えも検討してみましょう。

無理なく支払える家賃の基準は？

一般的に、手取り額の3分の1以内といわれています。事前に決めた家賃の上限額で物件がなかなか見つからないときは、都市部だけでなく郊外のエリアにも目を向けてみると、条件に合った物件を見つけやすくなるでしょう。