パートナーとの同棲を検討しているカップルのなかには、「広い部屋で快適に過ごしたい」「結婚してライフスタイルが変わっても住み続けたい」といった理由から、初めから部屋数が多い3LDKの物件を探している人もいるのではないでしょうか。
3LDKは部屋数が多く、ファミリー向けの間取りであるため、カップルでも快適に過ごせます。
しかし、部屋数が多いことで家賃が高かったり掃除の手間がかかったりと、「現時点では3LDKの物件に住むべきではないのでは」と悩んでいる人も多いでしょう。
そこでこの記事では、3LDKの物件を探している同棲カップル向けに、3LDKの物件を選ぶメリット・デメリットを解説します。3LDKの物件に住むことに向いているのか知りたいカップルは、ぜひ参考にしてみてください。
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3LDKの物件で同棲する3つのメリット

3LDKの物件は、リビングのほかに3つの居室で構成されています。2人で住むには十分な広さを確保できるため、プライバシーを守りたい人や収納部屋を確保したい人には、おすすめの間取りといえるでしょう。
ここでは、3LDKの物件で同棲する3つのメリットを解説します。
メリット1:自分の部屋を確保できる
3LDKの間取りは、自分専用の部屋を1つずつ確保できます。リビングのほかに居室が3つあるため、趣味などを楽しむプライベート部屋として利用可能です。
また、就寝時間が異なるカップルは寝室を分けられるため、パートナーに気をつかわずに過ごせるでしょう。
さらに、部屋が別々にあることで、喧嘩した際にもパートナーから離れて過ごせます。お互いに逃げ場を確保することで、ストレスが溜まりにくくなるため、2人の関係を良好に保てるでしょう。
メリット2:収納スペースが十分にある
自分専用の部屋をそれぞれ確保した場合、1部屋を活用できず持て余してしまうこともあります。その場合、収納スペースとして利用するのがおすすめです。
たとえば、以下のような大きな荷物は、収納場所に困る人が多いでしょう。
- スポーツ用品
- 季節ものの家電
- 楽器
1部屋を「収納専用部屋」として利用すれば、大型の荷物が多い人でも収納に困りません。部屋が荷物で散らかることが減るため、生活スペースを広く保てるでしょう。
メリット3:家族が増えても快適に暮らしやすい
3LDKは部屋が多いため、ファミリーにも適した間取りといえます。将来、結婚して子どもが生まれたとしても快適に暮らせるでしょう。
たとえば、子どもが2人生まれた場合、それぞれに子ども部屋を与えられます。部屋で勉強したり就寝したりできれば子どもの自立心向上にもつながるだけでなく、思春期に配慮すべきプライバシーも守れるでしょう。
また、子どもが小さいうちは、おもちゃやベビーベッド置き場として利用できます。このように、部屋数が多ければライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるため、将来結婚を考えるカップルにもおすすめの間取りといえます。
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3LDKの物件で同棲する3つのデメリット

3LDKの物件には、さまざまなメリットがある一方で、1LDKや2LDKの物件に比べると「金銭面」「家事の面」などの負担が大きくなってしまいます。
以下では、3LDKの物件で同棲する3つのデメリットについて見ていきましょう。
デメリット1:家賃が高い
3LDKの物件は部屋が多い分、1LDKや2LDKの物件と比較しても家賃が高めに設定されています。なかには家賃が安い物件もありますが、「築年数が古い」「立地が悪い」といったように、何かしらの懸念点があるでしょう。
収入に見合わない3LDKの物件に住んでしまえば、後々家賃を支払えなくなる可能性があります。物件を選ぶ際は「お互いの収入」も考慮したうえで選ぶようにしましょう。
なお、同棲における賃貸物件の適正家賃について、以下の記事で詳しく解説しています。気になる人はぜひご一読ください。

デメリット2:光熱費が高額になりやすい
3LDKの物件は部屋数が多いため、光熱費が高額になりやすい特徴があります。これは、各部屋で照明や暖房器具を使うことになるためです。
たとえば、夏場の就寝時は朝までエアコンをつけておくケースが多いでしょう。寝室を別にしている場合、それぞれの部屋でエアコンを使用するため、単純計算で電気代が2倍になります。
家賃だけでなく光熱費も高額になるため「使わないときには消しておく」など、こまめな節電を心がけるようにしましょう。
デメリット3:掃除の手間がかかる
部屋が増える分、掃除の手間がかかるのがデメリットの1つです。
1LDKと3LDKで1週間のうちに掃除する場所の数を比較すると、1週間で掃除する場所の数は2倍になります。1人で掃除するには負担が大きいため、家事の分担について話し合っておくことが大切です。
同棲カップルが3LDKの物件を選ぶ際のコツとは?

3LDKの物件内見時は、実際の生活をイメージしながら選ぶことが重要です。ここでは、同棲カップルが3LDKの物件を選ぶ3つのコツを解説します。
家具やインテリアを配置しやすい間取りを選ぶ
内見する際は、部屋に荷物がない状態がほとんどです。そのため、実際に置きたいと考えている家具やインテリアを配置しやすいかどうかを確認しましょう。
たとえば、いくら広い部屋だとしても「部屋の真ん中に柱がある」「部屋にくぼみがある」といった間取りは、家具を配置しにくいです。広くて開放的でも、家具やインテリアが置きにくい間取りでは「部屋の有効活用」ができません。
そのため、家具を配置しても、通路を確保しやすいような間取りが理想といえます。
内見時に設備や共用スペースを確認する
物件の内見時には、室内と室外にある「設備」や「共用スペース」を確認しましょう。設備とは、部屋に最初から設置してあるエアコンやコンロなどを指します。
たとえば、エアコンやコンロなどの設備は、大家さんが設置したものか、入居者が設置したかで原状回復の費用を負担する人が変わります。
- 住む前から設置されている設備・・・修理や故障などの費用負担は大家さん
- 住んでから入居者が設置した設備・・・修理や故障などの費用負担は入居者
内見時に設置してあった設備が入居時には撤去されるケースや、前の入居者が設置して残していった「残置物」である場合もあります。入居後にそのまま使用できるかどうか、内見時に確認するようにしましょう。
そのほか、共用スペースのエレベーターの有無、防犯カメラやオートロックなどのセキュリティ面などを確認しておけば、同棲生活を安心して過ごせます。
家事動線を意識する
水回りの広さや配置は物件ごとに異なります。3LDKの物件は一人暮らし向けの物件よりも広いため、内見時に家事動線を意識して選ぶことが大切です。
たとえば、洗濯機の設置場所からベランダまでの距離が離れている場合、毎回の洗濯がストレスになる人もいるでしょう。日頃の生活動線を理解したうえで、自分たちのライフスタイルに合う間取りを選ぶことが大切です。
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3LDKはどのような同棲カップルにおすすめ?

先述したとおり、3LDKはリビングのほかに3つの居室で構成されています。部屋数が多いため、生活スタイルに合った「部屋の使用目的」を選択しやすくなります。
ここでは、3LDKの物件が向いている同棲カップルの特徴について見ていきましょう。
インテリア・レイアウトにこだわりたいカップル
3LDKの間取りは部屋数が多い分、各部屋を自分好みにコーディネートしやすいのが特徴です。
たとえば、3つの部屋の使い方には、以下のようなパターンがあります。
- 居室①・・・間接照明を使用した大人の雰囲気の寝室
- 居室②・・・観葉植物や白い家具を中心とした仕事部屋
- 居室③・・・楽器や絵画などの趣味を楽しめる部屋
上記のように、用途の異なる部屋を複数つくれます。そのため、インテリアやレイアウトにこだわりたいカップルには向いているといえるでしょう。
来客が多いカップル
友人や仕事関係で、来客が多いカップルにも3LDKの間取りはおすすめです。たとえば、玄関に近い部屋をゲストルームとして利用すれば、突然の訪問客にも対応できます。
また、親や友人が泊まりに来た際に、1~2LDKの間取りであればリビングの家具を片づけて布団を敷くことになるでしょう。しかし、3LDKの間取りであれば、来客用に部屋を確保しておけるので、わざわざ寝床用のスペースをつくる必要がありません。
そのため、友人や仕事仲間が頻繁に家に来る人や、家族が泊まりに来る回数が多い人は、3LDKの間取りを選ぶとよいでしょう。
趣味部屋をつくりたいカップル
3LDKの間取りであれば、それぞれの寝室のほかに趣味を楽しむための部屋を確保できます。たとえば、以下のような部屋をつくれるでしょう。
- トレーニングルーム
- SNS撮影用のスペース
- ゲームルーム
筋トレが趣味の人は、家に置けるダンベルやランニングマシンなどを設置して、自分だけのトレーニングルームをつくれます。また、SNS用の動画撮影スタジオをつくることも可能です。
さらに、ゲーミングチェアやゲーミングPCを設置すれば、パートナーに気をつかうことなく趣味に没頭できるでしょう。
3LDKの物件で同棲する際のレイアウト例

ここからは、同棲を目的とした3LDKのレイアウトをいくつか紹介します。3LDKの物件へ入居しようとしている人は、参考にしてください。
【北側:2部屋、南側:1部屋】
上記は、3LDKの物件のなかで一般的な間取りです。リビングと北側の2部屋が離れているため、お互いのプライバシーを確保できます。
【北側:1部屋、南側:2部屋】
このタイプの間取りは廊下が少ないため、部屋として使える面積が広くなります。また、リビングが部屋の中央に広く配置されているため、各居室が縦型になっています。家具やインテリアを配置した際に、部屋が狭くなってしまう可能性もあるでしょう。
【北側:1部屋、真ん中:1部屋、南側:1部屋】
北側の洋室が玄関のすぐ隣にあり、ほかの部屋と離れた場所に配置しているため、独立性が高くなっています。そのため、仕事部屋や寝室として利用するのがよいでしょう。
また、リビングを東側、洋室を西側に寄せてあることから、部屋の形がきれいな正方形になっています。この場合、家具の配置がしやすいため、インテリアやレイアウトにこだわるカップルにはおすすめの間取りといえるでしょう。
働き方改革により、テレワークやリモート会議など会社に出勤しなくても仕事ができる「多様な働き方」が増えています。同棲カップルが3LDKの物件に入居するのであれば、余った1部屋を仕事部屋や書斎として活用できるため、家での仕事が捗るでしょう。
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まとめ

3LDKは、部屋数が多くファミリー向けの間取りであるため、同棲するカップルでも快適に生活できます。
内見時に、家具の配置や家事動線をイメージすれば、生活スタイルに合った部屋を選べます。しかし、部屋数が多ければ、自分専用の部屋ができる半面、それぞれの部屋で家電を使用することになるため、光熱費が高くなってしまう可能性があります。
そのため、家賃だけではなく生活費まで考慮したうえで、2人に適した間取りの物件を選ぶようにしましょう。LIFULL HOME’Sでは、3LDKの物件を数多く取扱っています。これから同棲を始めようと検討している人は、以下のリンクより物件を探してみてはいかがでしょうか。
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