ワンルームは、代表的な一人暮らし向けの間取りです。広さは一般的に6~8畳程度の物件が多く、面積に限りがあるためインテリアのコーディネートに迷ってしまうという人もいるのではないでしょうか。

今回は、ワンルームの部屋をおしゃれに見せる家具選びや収納のコツ、部屋を仕切る方法について紹介します。

賃貸物件を探す一人暮らしにぴったりな物件

 

部屋のスペースが限られたワンルームでは、家具選びは慎重に行いたいところです。ここではベッドとテーブル、ソファを選ぶときのポイントを解説します。

 

ベッドは部屋の中でも大きな面積を占める家具です。省スペースのワンルームにピッタリのベッドを3種類紹介します。

 

1.デイベッド

 

デイベッドとは、ベッドの機能がメインでありながらソファとしても使える家具のことです。「部屋は狭いけれどベッドとソファの両方を置きたい」という人にぴったりです。

 

似たような役割を持つソファベッドと比べると、デイベッドはベッドとしての使い心地を優先しているため寝心地が良く、デザイン性が高いものが多いのが特徴です。

 

また、一般的なベッドよりも、生活感を抑えたおしゃれな雰囲気を演出しやすいです。

 

2.収納付きベッド

 

ベッド下の空間を有効活用できる収納付きベッドも、ワンルームに住む人の強い味方です。

 

引き出しが付いているタイプや、ベッドのマットレスと床板が上に持ち上がる跳ね上げ式タイプがあります。居住空間を減らさずに収納スペースを増やしたいときに重宝するでしょう。

 

3.ロフトベッド

 

ロフトベッドは、就寝スペースを高い位置に上げて、その下を大容量の収納スペースとして使えるようにしたベッドです。

 

収納スペースとして使えるだけでなく、デスクを置いてワークスペースにしたり、テレビを置いたり、自由な発想でベッド下の空間を有効活用できるのが大きなメリットです。

 

ただし、高さがあるので圧迫感が出やすくなります。天井高やほかの家具とのバランスを考えて検討する必要があるでしょう。

 

テーブルは高さや大きさを抑えたローテーブルがおすすめです。空間が広く見え、簡単に動かすことができます。床に座ってゴロゴロしながらくつろぎたい人に向いています。

 

椅子に座って生活したい場合は、ダイニングテーブルの代わりにカウンターテーブルを用いるのもいいでしょう。

 

コンパクトなサイズのものが多いため、部屋を圧迫することなく設置できます。デザインや配置によっては、おしゃれなカフェスタイルをつくれます。

 

ソファは必要以上に大きすぎず、高さが低いタイプのものを選びましょう。

 

重心が低いロータイプのソファは、部屋の圧迫感を軽減し、空間を広く見せてくれます。また、座ったときの目線が低くなるので、ゆったりとリラックスして過ごしやすくなります。

 

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ワンルームは収納スペースが少ない物件が多いため、収納アイテムを上手に使って収納スペースを確保しましょう。

 

一人暮らしの部屋をすっきり片付ける収納のコツを紹介します。

 

部屋に備え付けのクローゼットがない場合は、衣類用の収納家具を購入しなければなりません。

 

衣類収納にはチェストや衣装ケースなどがありますが、場所を取らずおしゃれに収納したいときはハンガーラックがおすすめです。省スペースで設置が可能で、着たい洋服をサッと取り出せて便利です。

 

木やアイアン、スチールなど、素材やデザインが豊富にあるので、ショップのディスプレーのようなおしゃれな雰囲気づくりもできます。

 

キッチン回りは、調理器具や家電、調味料など多くのアイテムで散らかりやすく、生活感が出やすい場所です。

 

限られたキッチンスペースを有効活用するには、お玉やフライ返しなどをフックでつり下げたり、マグネットや有孔ボードを使ったりと、空間を立体的に使うことがポイントです。

 

キッチンの引き出しの中は頻繁に使うものを手前に、たまにしか使用しないものを後ろに収納すると使い勝手がいいです。ラックを置く場合は、キッチンと居住スペースを仕切るようにして配置するのもおすすめです。

 

調理器具や家電を見せて収納する際は、アイテムの色やデザインのテイストをそろえるのがポイントです。統一感が出ると、ものがたくさんあってもインテリアの一部のように見え、おしゃれなカフェスタイルに仕上がります。

 

広めのワンルームを借りる場合は、間仕切りによって空間を分けるのもひとつの方法です。ここでは、仕切り方のコツを見ていきましょう。

パーテーションを使った仕切り方

 

ワンルームの場合、玄関から部屋全体を見渡せてしまうのが悩み、という人は多いでしょう。玄関に目隠しのパーテーションを設置すれば、宅配会社などの訪問者に部屋の中を直接見られる心配がありません。

 

光や風を通す格子状のパーテーションを選べば、部屋の快適性を損なわず利用できます。傘やバッグなどの外出用アイテムをフックでつるせるのも便利なポイントです。

 

就寝スペースと生活スペースを分けたい場合にも、パーテーションが活躍します。やわらかい薄手の布製のパーテーションなら、光をさえぎって部屋が暗くなる心配もなく、緩やかに空間を仕切れます。

カーテンを使った仕切り方

 

カーテンで空間を仕切るのもひとつの方法です。色や柄、素材の種類が豊富にあり、やわらかい雰囲気で空間を仕切れるのが特徴です。

 

デスク回りにカーテンをつり下げて集中できるワークスペースをつくったり、軽やかなレースのカーテンで寝室を区切っておしゃれな雰囲気を高めたりと、アイデア次第で手軽にワンルームを仕切れます。

 

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キッチン回りは壁面収納を活用

 

基本的な家具のレイアウトが固まったら、さらにワンランク上の部屋づくりを目指しましょう。ここでは、部屋をおしゃれに見せるアイデアを紹介します。

 

収納スペースが不足しがちなキッチン回りは、壁全体を収納スペースとして活用しましょう。

 

賃貸物件の場合、基本的に壁に穴をあけることはできませんが、突っ張り棒や有孔ボード、ワイヤーネット、ワイヤーラックなどであれば手軽に設置できます。

 

玄関やリビングには、見せる収納として飾り棚を設置してみるのもいいでしょう。おしゃれな小物や趣味のコレクションなどを飾れば、自分らしい雰囲気の部屋になり、満足度の高い部屋をつくれます。

 

最後に、ワンルームのおしゃれな部屋のコーディネート例を紹介します。

 

ベッド、ソファ、ローテーブル、テレビ台など、スタンダードなデザインの家具でコーディネートしたワンルームの例です。

 

背の低い家具でまとめると、一通りの家具を配置してもすっきりとした印象を与え、ワンルームでも開放感を保てます。

 

広いスペースをカーテンで仕切って使うワンルームの事例です。

 

仕事や勉強など、集中したいときにはワークスペースをカーテンで仕切れば、独立した空間として使えます。普段はカーテンを開け放しておくと、広々とした空間でゆったりと過ごせます。

 

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ワンルームの家具選びでは何を意識すべき?

 

ワンルームの家具選びで大事なのは、空間を狭く見せない家具を選ぶことです。背の高い家具は置かないのが基本ですが、デッドスペースを活用して、できるだけ収納スペースを増やすことも大切です。

広いワンルームの部屋をコーディネートするコツは?

 

広いワンルームは、カーテンやパーテーションなどで空間を緩やかに仕切るのもひとつの方法です。訪問者からの視線を遮りたい玄関や、集中したいデスク回り、静かに過ごしたいベッド回りなどを仕切ると、部屋の快適性が高まります。

 

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