インテリアコーディネートの基本をチェック

 

おしゃれな部屋づくりをするために、まずはインテリアコーディネートの基本を押さえておきましょう。

統一感を意識する

 

インテリアで大事なのは「統一感のあるコーディネート」です。気に入った家具や照明を見つけたからといって、テイストを合わせずに買いそろえてしまうと、雑多な印象を与えて見栄えがしません。

 

部屋のコーディネートは、全体のバランスを見て考えることが重要です。家具や内装のテイストに統一感を持たせると、それだけでも洗練されておしゃれに見えます。おしゃれな部屋づくりへの第一歩として覚えておきましょう。

テイストの方向性を決める

 

あらかじめ部屋のインテリアの方向性を決めておくと、統一感のある部屋づくりができます。

 

定番のインテリアテイストには、次のようなものがあります。

好みのスタイルを１つ選び、色味や素材感などもそろえてコーディネートすると、より洗練された部屋になります。

 

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配色のバランスを整えた部屋づくり

 

インテリアコーディネートでは、色選びや配色にも気を配ることが大切です。ここでは、カラーコーディネートの基本的な考え方を見ていきましょう。

配色の黄金比

 

統一感のある部屋づくりには、あまり多くの色を使わずに、色数を3つ程度に絞り込むのがポイントです。配色のバランスは、次の黄金比を意識するとバランスよくまとまります。

ベースカラーは借りる物件によって決まる部分なので、部屋探しの時点で色や素材を確認しておく必要があります。

 

メインカラーは、インテリアの主役になる色で、部屋の雰囲気を大きく左右します。メインカラーは１色のみでも、2色でまとめてもOKです。

 

そのうえで、クッションや小物でアクセントカラーを取り入れると、おしゃれな空間づくりを実現しやすくなります。

配色パターンの種類

 

配色には「同系色」「類似色」「反対色」の3つのパターンがあります。

 

同系色とは「赤とピンク」や「青と水色」など、同じ色味の組み合わせです。コーディネートの失敗が少なく、無難にまとめられるのがメリットです。

 

一方、単調で個性が欠けやすい組み合わせでもあるため、柄を取り入れたり家具の形にこだわったりする工夫が求められるパターンでもあります。

 

類似色は、暖色同士、寒色同士など、同じグループになる色の組み合わせです。色がぶつかりあうことなく、統一感を持たせられるのがメリットです。

 

そして、明度や彩度が逆の組み合わせが「反対色」です。コーディネートの難易度は上がりますが、お互いの色が引き立ち、組み合わせ次第で個性的でおしゃれな印象を与えることができます。

色のトーン

 

カラーコーディネートを考える際は、色のトーンも大切です。トーンとは、色の明るさを示す「明度」と鮮やかさを示す「彩度」を組み合わせたもので、同じ色でもトーンによって見た目の印象は変わります。

 

複数の色を採用する場合は、トーンを統一することで空間にまとまりが生まれます。

部屋をできるだけ広く見せるコツ

 

住みたいエリアや予算によっては、あまり広い部屋を借りられないこともあるでしょう。ここでは、限られたスペースを広く見せるコツを紹介します。

背の低い家具を選ぶ

 

背の高い家具は圧迫感を与えやすいので、できるだけロータイプのものを選ぶのが部屋を広く見せるポイントです。見える壁の面積が増えると、視覚的に部屋を広く感じられ、開放感が高まります。

デッドスペースを活用する

 

限られたスペースをうまく使うためには、デッドスペースを上手に活用するのがコツです。

 

ベッドの下や洗濯機の上部空間、クローゼットの中など、部屋の中にいくつかデッドスペースがあります。収納アイテムを使って、収納スペースをつくりましょう。

 

大容量の収納スペースを確保したいときは、収納付きベッドやロフトベッドを取り入れるのが効果的です。それと同時に、荷物の量をなるべく減らし、収納スペース内に収まるようにすることも重要です。

後退色を用いる

 

後退色とは、後ろに下がったように見えるカラーのことです。青や青紫といった寒色系の色が該当し、これらを部屋の奥にあるカーテンなどに取り入れると、実際よりも奥行きがあるように見える効果があります。

 

反対に、赤やオレンジなどの暖色系は進出色といい、前に迫ってくるように見えるのが特徴です。圧迫感が出やすいため、狭い部屋での使用は注意が必要です。

 

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さらにおしゃれな部屋にするためのコツ

 

おしゃれな部屋づくりの基本を押さえたら、さらにもうワンランク上の部屋を目指すために意識しておきたいポイントを紹介します。

照明にこだわる

 

よりおしゃれ度の高い部屋を目指すなら、まずは照明を変えてみましょう。

 

物件にあらかじめ設置されていることが多いシーリングライトは、部屋全体を明るくしてくれるため利便性は高いものの、デザイン性に欠けるのが難点です。

 

光の方向を調節できるスポットライトや天井からつり下げるペンダントライト、間接照明を取り入れることで、部屋の雰囲気をガラリと変えることができます。また、電球の色を暖色系にするだけでも雰囲気が変わります。

カーテンにこだわる

 

部屋の中で広い面積を占めるカーテンも、部屋の印象を左右する重要なアイテムです。

 

内装や家具の色とのバランスを考え、カーテンの色や素材にこだわると、センスのよい空間をつくれます。断熱や遮光といった性能を持つカーテンを選べば、冷暖房効率の向上も期待できます。

 

よりスタイリッシュな雰囲気にしたい場合は、ブラインドやロールスクリーンもおすすめです。

 

インテリアショップで実物を見たり、インターネットや本を利用してインテリアコーディネート例を参考にしたりして自分好みのものを見つけましょう。

おしゃれな部屋のコーディネート例を紹介

 

最後に、男性の一人暮らしをテーマに、おしゃれなコーディネートの例をいくつか紹介します。

シンプルであたたかみのあるコーディネート

 

ベッドは、窓際か左右の壁のどちらかに配置するのがワンルームのセオリーです。この事例では片方の壁にベッド、反対側にローボードを配置して、部屋の中心にくつろぎのスペースをつくっています。

 

家具を少なくして開放感を演出し、ソファで彩りを添えて、ラグや間接照明でおしゃれな雰囲気を高めましょう。

爽やかなブルーを取り入れた西海岸スタイル

 

インテリアにブルー系の色を入れて、ウッドテイストの家具を組み合わせた西海岸スタイルの部屋です。ロータイプの家具でそろえると、ゆったりとしたカリフォルニアの雰囲気が漂う空間に仕上がります。

 

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記事のおさらい

部屋のカラーコーディネートを行うコツは？

 

あまり多くの色を使わず3色程度にとどめ、配色はベースカラー、メインカラー、アクセントカラーのバランスを意識するのがポイントです。また、色のトーンにも配慮しましょう。

狭い部屋を広く見せるコツは？

 

背が低めの家具でまとめ、収納スペースにものが入りきるように荷物を減らし、デッドスペースを活用しましょう。また、部屋の奥にあたる部分（カーテンなど）に後退色を用いて奥行き感を演出するのもコツです。

 

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