一人暮らしで犬を飼いたいと考える人もいるのではないでしょうか。犬の中でも人気が高いポメラニアンは、小型犬で室内飼いにも適した犬種です。今回は、一人暮らしでポメラニアンを飼う際に気をつけたいポイントや、物件選びのポイントについて解説します。
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一人暮らしでポメラニアンを飼うことはできる?

まず、一人暮らしでポメラニアンを飼う際は、「ポメラニアンの基本的な性格」「ポメラニアンを賃貸物件で飼うことはできるのか」の2つについて事前に知っておく必要があります。
ポメラニアンの基本的な性格
ポメラニアンは、もともとは中型のスピッツ犬が祖先といわれていますが、品種改良を重ねて現在のような小型犬になりました。性格は好奇心旺盛で自己主張が強く、お腹が空いたときや遊びたいときは吠えて主張することが多いといいます。
一方で寂しがり屋な面もあり、一人暮らしでポメラニアンを飼う場合は、留守番対策などのしつけが必須となります。
賃貸物件で犬を飼う場合の基本ルール
一人暮らしでポメラニアンを飼うためには、ペットを飼うことが許される賃貸物件に住む必要があります。基本的に、ペットを飼う場合はペット可・相談可の物件のみです。ペット不可の物件でポメラニアンを飼うと、吠え声などですぐに分かってしまううえ、強制退去や契約違反による損害賠償といった事態になる可能性があります。
仮に、ペット可物件だとしても、犬種や頭数などの指定があることもあるため、あらかじめ管理会社や大家さんに確認する必要があります。廊下などの共用部分では抱きかかえて移動し、室内ではカーペットやマットを敷いて足音が響かないように配慮するのがマナーです。
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一人暮らしでポメラニアンを飼う際に気をつけたいポイント

それでは、一人暮らしでポメラニアンを飼う場合に、特に気をつけたいポイントについて見ていきましょう。
留守番をさせる前提でしつける
一人暮らしの場合は、昼間は学校や仕事に出かけたりするケースが多いので、家でおとなしく留守番ができるようにポメラニアンをしつける必要があります。
できれば子犬の時期からトレーニングを開始し、吠えや追いかけをしないときや、リラックスして自然と座ったりふせたりしているときは褒めてあげたり、留守番中に退屈しないように玩具を用意するなどして留守番に慣れさせていきましょう。ただし、子犬の時期に長時間の留守番(6時間以上)をさせるのはメンタルが不安定になることもありますので、留守番の時間は徐々に伸ばしていくことをおすすめします。
安全に暮らせる生活環境を整える
ポメラニアンは体高約20cm程度の小型犬で、種類によっては「超小型犬」に分類されることもあります。体の小ささから、骨折などのリスクが高い犬種としても知られていますので、段差をなくし、床がすべらないようにするなど、ポメラニアンが安全に暮らせるように室内の生活環境を整えてあげましょう。また、暑さに弱いので、日中は常にエアコンをつけておくなどの温度管理が必要になります。
抜け毛が多いのでブラッシングは必須
ポメラニアンは毛量が多いので、最低でも週に2・3回はブラッシングで抜け毛を取り除きます。可能であれば毎日毛のお手入れをしてあげると、より清潔に保つことができるでしょう。
小型犬でも散歩は必要
小型犬は室内でも十分運動できると思われがちですが、ポメラニアンは好奇心旺盛な性格ですので、散歩は毎日行いましょう。散歩をすることでストレス発散にもなります。また、散歩をすることで足に筋肉がつけば、脱臼や骨折のリスクの軽減にも役立てられます。
キズやニオイ対策をする
賃貸物件では床や壁にキズがつくと、退去時に支払う原状回復費用が高額になってしまいます。そのため、ペット全般にいえることですが、床や壁にマットやシートを敷き、ケガ予防や床にキズがつくのを防ぐことも大切なポイントです。
また、ポメラニアンは体臭が強い犬種ではないですが、ニオイ対策として、シャンプーやトイレ周りの消臭などもこまめに行うといいでしょう。
もしものときに預けられるペットホテルを探しておく
1人でポメラニアンを飼うということは、飼い主がすべての責任を負うということです。病気やケガなどで入院することになったり、出張などで長期的に家を空けなくてはならない事態が発生したりしたときのために、ポメラニアンを預けられるペットホテルを探しておくようにしましょう。
ペットホテルなどの見知らぬ環境で不安になったり、興奮して過度に吠えたりしてしまう場合は、ペットシッターを依頼して家でお世話をしてもらうこともいいでしょう。
一人暮らしでポメラニアンを飼うときの物件選びについて

最後に、一人暮らしでポメラニアンを飼うことを前提とした物件選びのポイントについて紹介します。
ケージを置く場所をイメージして内見する
ケージはペットの移動用だけでなく、室内ではペットが安心していられるスペースとして活用できます。物件選びの際には、ケージを置く場所など、ペット用スペースにも注目しながらチェックするようにしましょう。部屋の配置など、間取りがペットの飼育に適しているかも確認することが大切です。
防音がしっかりしている物件を選ぶ
特にポメラニアンで注意したいのが、吠えたときの声です。木造や軽量鉄骨造の建物は隣接している住居に音が響きやすいので、できれば鉄筋コンクリート造や角部屋など、防音対策に適した部屋を選ぶようにしましょう。
鉄筋コンクリート造のマンションでも、吠え声はどうしても響いてしまいます。構造や間取りだけでなく、防音マットや防音カーテンなどの防音対策は必須といえます。
初期費用は多めに見積もっておく
ペット可物件は、通常の物件よりも敷金が高めに設定されています。理由としては、原状回復費用の他に、ニオイや汚れをきれいにするためのクリーニング代がかかるためです。一人暮らしでペット可物件に住むときは、部屋を借りるときの初期費用を多く見積もっておくようにしましょう。
ペット共生物件を選ぶのもおすすめ
ペット可物件は「大家さんによってペットを飼うことが許された物件」のことですが、その他にもペットと一緒に暮らすことを念頭に作られた「ペット共生物件」があります。
ペット共生物件に住んでいる人は動物好きで理解力がある人が多く、足音や吠え声などのトラブルが少ない傾向があります。換気扇付きトイレスペースやペット対応の床材など、ペットと飼い主にとって最適な住環境となっていますので、気になる方はチェックしてみるといいでしょう。
散歩できる場所や動物病院が近くにある
ポメラニアンは散歩が大好きですので、公園などが近くにある物件を選ぶのもおすすめです。ポメラニアンに適した散歩コースは、段差や坂道が少なく、交通量の少ない道などです。
また、ケガや病気などのときにすぐに相談できる動物病院が近くにあることも、物件選びの重要なポイントです。
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記事のおさらい
賃貸物件でポメラニアンを飼うことはできる?
ポメラニアンは小型犬で室内飼いが基本ですので、一人暮らしにも適した犬種です。詳しくは、「一人暮らしでポメラニアンを飼うことはできる?」をご覧ください。
実際に一人暮らしでポメラニアンを飼う場合、どんなことに気をつければいい?
一人暮らしでポメラニアンを飼う場合は、留守番のしつけやケガ対策など、気をつけたいポイントがあります。詳しくは、「一人暮らしでポメラニアンを飼う際に気をつけたいポイント」をご覧ください。
一人暮らしでポメラニアンを飼うのに向いている物件は?
一人暮らしでポメラニアンを飼うときは、物件の間取りや構造、周辺環境もチェックする必要があります。詳しくは、「一人暮らしでポメラニアンを飼うときの物件選びについて」をご覧ください。
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更新日: / 公開日:2023.11.20










