一人暮らしでペットを飼いたいと思いつつも、部屋のスペースに余裕がないため犬や猫は難しいと悩んでいる方も多いと思います。

そうした方にとってハムスターは、限られたスペースで世話ができて飼育しやすく、人気のペットです。今回は一人暮らしでも飼いやすいとされるハムスターを飼育する際の注意ポイントを解説します。

 

はじめに、ハムスターを飼育する際は、ペットの飼育が可能な賃貸物件に住んでいることが条件です。しかし、物件によってはペット飼育不可としていても、壁や柱などを傷つけることのない動物は例外としている場合もあります。

 

そのため、ハムスターを飼育したい旨をオーナーに伝え、承諾を得ることができれば、ペット不可の物件でも飼育ができる可能性があります。ペットの飼育を検討している場合は入居前に詳細を確認しておきましょう。

 

ただし、ハムスターを飼育することにより室内のものがかじられるなど部屋に影響が及んだ場合、修復費用を請求される可能性があるので注意が必要です。

 

ハムスターが一人暮らしに向いている理由としては、主に以下の4つが挙げられます。

 

ペットを飼育する際はある程度の部屋の広さがほしいところですが、一人暮らしの部屋といえばワンルームや1Kなどスペースに余裕がない方も多いと思います。

 

ハムスターは手乗りサイズなので別途広い場所を用意する必要がなく、ケージを置くスペースがあれば、一人暮らし用の狭い部屋でも飼育することができます。

 

ハムスターの世話は、基本的にエサやりと水替え、トイレ替えが中心となるので、比較的世話が簡単です。

 

また、ハムスターは縄張り意識が高いので、ケージ内を触られるのをあまり好みません。そのため汚れが目立たない状態であれば、ケージの掃除は毎日行う必要はありません。

 

ハムスターは基本的にあまり鳴きません。警戒や興奮しているときに小さく鳴く程度なので、ハムスターの鳴き声で困るということは基本的にないでしょう。

 

一人暮らしでも飼育しやすい要素の多いハムスターですが、飼育する際は注意ポイントがあります。飼育を検討する前にチェックしておきましょう。

 

ハムスターがよく遊ぶおもちゃとしても代表的な回し車は、使用中にカラカラと音が鳴るものがあります。

 

ハムスターは夜行性なので、寝ているときに回し車の音が鳴ることも多いでしょう。また、ハムスターによっては、ケージを噛むことがあり、その音が気になることもあります。

 

音により睡眠が妨げられるだけでなく、集合住宅の場合は壁を隔てて隣の家の人が住んでいるため、音が伝わると近隣トラブルに発展する可能性もあります。

 

回し車を選ぶ際はなるべく音が出ないものを選ぶようにし、噛み癖が出ないようにケージを工夫するなど対策を取りましょう。

 

ハムスターはなんでもかじる習性があるため、コンセントから壁や柱といった住宅設備に関するものまで被害に遭うことがあります。コンセントなど電気器具をかじられると火災などのリスクを伴います。

 

また、室内を傷つけると修理費用を請求される可能性もあるため、飼育前に大家さんや管理会社に確認するとともに、ケージから出す際はハムスターから目を離さないように注意が必要です。

 

ハムスターの寿命は2~3年といわれており、ちょっとした病気やけが、ストレスが命にかかわってくるため、日ごろから注意を払っておきましょう。

 

毎日、エサや水はたっぷりと補給しておき、夏や冬は温度管理にも注意してから出かけるようにしましょう。また、外出中に脱走してしまわないように、脱走できない環境を整えておくことも大切です。

 

数日以上外出する際は、何らかの理由で死んでしまう可能性も十分にあり得るので、ペットホテルに預けるなど対策を取りましょう。

 

 

ハムスターにとっては、暑すぎても寒すぎても良くありません。ハムスターを飼育するのに適している温度の目安としては20~25度、湿度は40~60%くらいになります。

 

これに近い温度環境を整えるため、ベストなのはエアコンによる管理ですが、夏場と冬場は外出時も冷暖房を稼働させておかなくてはいけないため、光熱費がかかります。

 

夏であれば保冷剤などをタオルで巻いたものをケージのそばに置く、冬であれば小動物用のペットヒーターを敷く、ケージまわりを毛布や新聞紙で覆うといった温度管理の工夫もできます。

 

ハムスターは繁殖力が高い動物です。同じ種類を多頭飼いすると、子どもがどんどん増える可能性があります。いくら手間がかからないとはいえ、一人暮らしで多くのハムスターの面倒を見るのは難しいと感じる人も多いと思います。

 

繁殖を望まないなら1匹だけを飼うようにしましょう。またハムスターには、ジャンガリアンハムスターやゴールデンハムスター、ロボロフスキーハムスターと種類がありますが、完全に種類の違う動物なので、異種交配は必ず避けるようにしましょう。

 

ハムスターはストレスに弱い生き物です。エサやりや温度管理などの毎日の世話が必要ですが、掃除のしすぎなど過度な世話もストレスを生む原因となってしまいます。

 

また、掃除機や洗濯機などの人間が発する生活音によりストレスを感じることもあります。ハムスターを飼育する際はストレスをかけない環境を整えてあげて、普段の生活の些細なことにも配慮するように心がけましょう。

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