〈東京都23区内〉1LDKのエリア別家賃相場

 

まずは、LIFULL HOME’Sの「家賃相場」サービスを使って、東京23区内における1LDKの家賃相場を見ていきましょう。

エリア		家賃相場
都心部	千代田区	19.44万円
	中央区	18.02万円
	港区	22.42万円
	新宿区	17.63万円
	渋谷区	22.50万円
	文京区	17.02万円
区東部	足立区	10.95万円
	江戸川区	11.08万円
	江東区	15.32万円
	荒川区	13.36万円
	葛飾区	10.58万円
	台東区	15.37万円
	墨田区	14.82万円
区南部	品川区	16.59万円
	目黒区	17.82万円
	大田区	13.23万円
	世田谷区	14.95万円
区西部	中野区	14.67万円
	杉並区	14.07万円
	練馬区	12.07万円
区北部	豊島区	15.37万円
	北区	13.63万円
	板橋区	11.66万円

※2022年6月時点、駅徒歩10分以内にある物件の平均賃料を軸に算出

 

上記のデータを見る限り、都心部で1LDKを借りるのであれば、家賃を10万円台後半～20万円台前半に設定する必要がありそうです。また、その他の23区内では10万円台前半～10万円台後半が相場となっています。

 

ただ、エリアによっては、相場が10万円に近いところもあるため、駅までの距離や築年数などの条件を工夫すれば、家賃10万円以下の物件を見つけることも可能です。

 

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一人暮らしで1LDKに向いているのはどんなタイプ？

 

不動産公正取引協議会によると、1LDKとは「8畳以上程度のリビングダイニングキッチンと居室が1部屋」ある間取りを指します。キッチン部分が8畳未満の場合は1DK、4.5畳未満であれば1Kと呼ばれます。

 

一人暮らしで1LDKに住む場合、主に以下のようなメリット・デメリットが挙げられます。

1LDKは生活空間と寝室をきちんと分けられるため、日常生活においてオン・オフを切り替えやすいのがメリットです。また、ミニキッチンが設定されることの多いワンルームや1Kと比べてキッチンスペースにゆとりが生まれるので、調理しやすいのも特徴です。

 

ただ、一人暮らし向けとしては高めの家賃になるため、収入にはある程度のゆとりが必要な間取りタイプといえます。そのため、一人暮らしで借りるのであれば、以下のような特徴を持った人に適しているといえるでしょう。

1LDKの物件

1LDKには何人まで住める？ 間取りタイプの種類と特徴

 

前述のとおり、1LDKのうちLDK部分については、一般的に「8畳以上」と広さの目安が決まっている一方、居室には目安がありません。

 

そのため、複数人で住むことを想定したときには、単に間取りタイプだけではなく、専有面積にも目を向けることが重要です。ここでは、1LDKに適した居住人数や間取りタイプの種類について見ていきましょう。

専有面積によっては二人以上で住むことも可能

 

国土交通省の資料（※）によれば、世帯人数別に必要な居住面積は以下のように設定されています。

	必要な面積（平米）
	単身	2人世帯	3人世帯
最低居住面積水準	25	30	40（35）
誘導居住面積水準（都市型）	40	55	75（65）
誘導居住面積水準（一般型）	55	75	100（87.5）

※（）は3～5歳児が1名いる場合

 

1LDKの物件には、二人暮らしに最低限必要とされる30平米以上はもちろん、三人世帯でも暮らせる40平米を超える部屋も多くあります。

 

広さやつくりによっては、カップルや夫婦での二人暮らし、あるいは小さな子どもを含めた三人暮らしでも住める間取りなので、専有面積に目を向けて物件を探しましょう。

 

※ 国土交通省「住生活基本計画における居住面積水準」

1LDKの3つの間取りプラン

 

続いて、1LDKの主な間取りの種類を3つに分けて見ていきましょう。

■居室・LDK併設タイプ

1LDKには、LDKの隣に居室がある併設タイプの物件が多いです。居室とLDKが隣同士にあることから、必要に応じて両者をつなげることもできるなど、使い方の幅が広いのが特徴といえます。

■居室・LDK分離タイプ

玄関側に居室があり、奥にLDKが配置されるタイプです。居室がLDKから独立しているため、生活空間と寝室をきちんと分けられるのが大きなメリットです。

 

このタイプであれば、生活サイクルが異なる相手とのルームシェアもしやすいでしょう。

■窓なしLDKタイプ

玄関から手前側にLDKがあり、その奥に居室が設けられるタイプです。この間取りタイプでは、角部屋を除いてLDKには窓がないことも多く、その場合は居室との仕切りが光を通す素材であることも少なくありません。

 

そのため、寝室とLDKを完全に分けたい人にはやや不向きな間取りといえます。その分、居室とLDKをつなげて広々と使うこともできるので、余裕のある居室で生活したい一人暮らしの人に適した間取りタイプです。

無理のない家賃設定のコツと注意点

 

一般的に、無理のない家賃設定は「手取りの3分の1以下」とされています。しかし、実際にはライフスタイルや居住人数によっても異なるので、生活費の目安も踏まえて考えることが重要です。

 

ここでは、居住人数ごとに生活費の目安を見ていきましょう。

一人暮らしの場合

 

総務省統計局の2021年の家計調査（※）によれば、一人暮らし世帯における平均的な消費支出額は以下のとおりです。

費用項目	金額
食費	3万8,410円
水道・光熱費	1万1,383円
家具・家事用品費	5,687円
被服費	4,606円
保健医療費	7,625円
交通・通信費	1万8,856円
教養・娯楽費	1万7,106円
その他	2万9,251円
合計	13万2,924円

このデータを基に考えると、平均的な一人暮らしでは住居費以外に毎月13万円程度かかることが分かります。

 

そのうえで、「外食が多い人」や「貯蓄に力を入れたい場合」であれば、もう少し生活費にゆとりを持たせる必要があります。

 

※ 総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 2021年」

二人暮らしの場合

 

続いて、先ほどの「家計調査」（※）で、二人世帯の平均的な生活費も見てみましょう。

費用項目	金額
食費	6万6,327円
水道・光熱費	1万9,168円
家具・家事用品費	1万1,048円
被服費	6,539円
保健医療費	1万4,924円
交通・通信費	3万4,529円
教育費	507円
教養・娯楽費	2万1,481円
その他	5万4,099円
合計	22万8,622円

上記のデータによれば、住居費を除いた1ヶ月あたりの生活費は22万8,622円となっています。

 

まずは上記のデータを基に、各項目の支出を見比べながら、生活費の目安を明確にしておきましょう。そこから、手取りとのバランスを考慮して、無理なく支払える家賃の上限を見極めることが重要です。

 

※ 総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2021年」

 

1LDKの物件

LIFULL HOME’Sで理想の物件を見つけよう！

 

1LDKは物件の広さや部屋のつくりにもよりますが、一人でも二人以上でも快適に住みやすい間取りタイプといえます。家賃の上限と住みたいエリアが定まったら、実際に部屋探しをスタートしてみましょう。

 

ここでは、LIFULL HOME’Sの部屋探しに役立つ便利な機能を紹介します。

1．「特集ページ」からラクラク部屋探し

 

LIFULL HOME’Sでは、広さや賃料などの共通のテーマを持つ物件を集めて、特集ページを組んでいます。

 

「1LDKの賃貸特集」や「二人暮らし物件特集」「新婚・カップルの同棲にぴったりな物件特集」など、テーマに沿って探すことで効率よく理想の物件に出合えます。条件が明確な人はぜひご活用ください。

2．「今の部屋を基準に探す」機能

すでに賃貸物件に住んでいる場合は、「今の部屋を基準に探す機能」が便利です。

 

現在借りている物件名や所在エリアを入力すると、自動的に現在の間取りタイプや細かな条件が反映されるので、状況に応じて調整を行いながらスムーズに理想の物件を見つけることができます。

 

「エリアが変わっても同じような物件に住みたい」「今よりも少し条件や広さを改善したい」といった場合には、とても便利な機能です。

3．「通勤・通学時間から探す」機能

この機能では、目的地の駅名と所要時間の上限、乗り換え回数を入力すると、自動的に条件に合う立地を選択してくれます。

 

目的駅はまとめて3駅まで指定できるので、「夫婦の勤務地の中間地点を見つけたい」「子どもの通学を優先させた立地を見つけたい」といった場合に便利な機能といえます。

まとめ

 

• 1LDKは都心部だと10万円台後半～20万円台前半が家賃相場
• 23区内では家賃相場が10万円台前半のエリアもあり、条件次第では10万円以下の物件も見つけられる
• 1LDKは広々と暮らしたい一人暮らしの人やカップル・新婚夫婦に適した間取り
• 広さやつくりによっては、子どもがいる世帯でも住める
• 家賃設定は手取りと生活費のバランスから考えることが重要

 

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