ベランダを利用する前に管理規約を確認しよう

ベランダを使う前に、マンションの管理規約をチェックしましょう。

 

マンションには室内といった契約者のスペースとして利用できる「専有部分」と、マンション側が利用制限を設けられる「共用部分」があります。

 

ベランダは「共用部分」にあたるため、利用には制限があります。公益財団法人マンション管理センターの「マンション使用細則モデル」によると、以下のような禁止行為があります。

 

【対象物件内での共通の禁止行為】

・騒音、振動、悪臭及び煤煙等を発生させる行為

・引火、発火及び爆発のおそれのある物品の製造、所持又は持込み など

 

【バルコニー及び屋上テラスでの禁止行為】

・煉瓦、モルタル、コンクリート及び多量の土砂による花壇等（芝生を含む）の設置又は造成

・家屋、倉庫、物置、サンルーム、ビニールハウス、縁側、遊戯施設その他の工作物の設置又は築造 など

 

このように、禁止されている行為もあるため、物件ごとの管理規約を確認し、ルールを守って安全にベランダを使いましょう。また、ベランダは万が一のときの避難経路としても使われるため、動かしにくいものは置かないようにしてください。

マンションのベランダでできること

次に、ベランダでできることをいくつか紹介します。それぞれのマンションの管理規約を確認したうえで、自分好みにアレンジしてみましょう。

ガーデニングで緑を楽しもう

ベランダに植物を置くと、気持ちがリラックスできます。大型の観葉植物や花壇を設置することは基本的にできませんが、小さな鉢植えやプランターなら問題ないケースが多いでしょう。

ただし、日当たりが強いところは夏場に乾燥しやすい、温度が上がりやすいので注意が必要です。また、排水溝を土や枯れ葉で詰まらせないように、定期的に掃除をしましょう。

ウッドデッキやタイルでおしゃれに

コンクリートのベランダにウッドデッキやタイルを敷くと、おしゃれな見た目になります。人工芝もおすすめです。取り付けや取り外しが簡単な商品が多いので、原状回復も心配ありません。ただし、排水溝を塞がないように注意して設置してください。

テーブルやイスで休憩スペースを

軽いテーブルやイスを置けば、カフェのようなスペースが作れます。外の空気を楽しみながら、リラックスできるでしょう。ただし、高層階では風で倒れる恐れがあります。テーブルやイスを置いて問題ないかどうか、管理規約などを確認しましょう。

 

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ベランダを使用する際の注意点

ベランダを使う時は、他の住民に迷惑をかけないようにしましょう。

喫煙は避ける

ベランダでの喫煙は、他の住民に迷惑をかけることがあります。マンションによっては禁止されている場合もあるので、喫煙は控えましょう。

 

マンションの管理規約に記載がされていない場合でも、上階の住人の洗濯物ににおいが付いたり、室内に煙が入ったりと近隣トラブルの原因となる場合があります。

布団を干すときは落下に注意

布団を干すときは、ストッパーなどでしっかり固定しましょう。落下して怪我をさせたり、物を壊したりすることがあります。マンションによっては布団干し自体を禁止しているところもあるので、事前に確認が必要です。

ゴミはふた付きのゴミ箱で管理

ベランダにゴミ箱を置く場合は、ふた付きのものを使いましょう。ふたが無いと、カラスなどにゴミを荒らされてしまい、ゴミが散らかるのはもちろん、悪臭が周りに広がったり、風によってゴミが他の部屋に飛んでしまったりする場合があります。

管理規約に沿ってベランダを活用しよう

ベランダは共用部分です。ルールを守りながら、自分好みのベランダ作りを楽しみましょう。そうすることで、マンションライフがより豊かになります。

 

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