賃貸物件を借りて同棲を始めようとするとき、部屋の広さに迷うことはありませんか? 二人暮らしの場合、40m2や50m2の広さの部屋が候補に挙がることが多いですが、実際にどんな暮らしができるのでしょうか。
今回は、40m2と50m2の部屋の特徴と、それぞれの部屋におすすめのカップルのタイプをご紹介します。
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二人暮らしで必要な部屋の広さはどのくらい?

おすすめの部屋の広さは?
心地よく感じる部屋の広さは人によって異なりますが、「これくらいの広さは欲しい」という目安はあるものです。
例えば国土交通省の住生活基本計画では、世帯人数ごとに最低限必要とされる部屋の広さと、豊かな住生活を送るために必要な部屋の広さの基準を設けています。
これによると二人暮らしでは、最低30m2は必要で、50m2あると理想的とのこと。必要最低限が30m2ということは、快適な暮らしを考えた場合、40m2〜50m2程度が好ましいと言えるでしょう。
間取りという観点から見ても、40m2や50m2は二人暮らしに向いています。二人暮らしの場合、二人のくつろぎ空間としてLDKを欲しいと思う人は多いのではないでしょうか。40m2や50m2になるとLDKを設けやすいという特徴があります。
これは、不動産表示に関する規定によって、LDKに対して最低必要な広さが定められているためです。居室の数によって異なり、居室が1つの場合はLDKは8畳以上、居室が2つ以上の場合はLDKは10畳以上と決められています。
その ため今回は、LDKを設けやすい40m2と50m2の部屋を中心に、それぞれの特徴などをご紹介していきます。
参考:住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準|国土交通省
http://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/hakusho/h20/data/html/js008030.html
参考 :不動産の表示に関する公正競争規約施行規則|不動産公正取引協議会連合会
http://www.rftc.jp/webkanri/kanri/wp-content/uploads/2019/02/h_sekoukisoku.pdf
40m2はどのくらいの広さ?

40m2(平米)は何畳?どんな間取り?
まずは40m2の部屋から見ていきましょう。m2にピンとこない場合は、畳に換算するとわかりやすくなります。畳の大きさは地域によって異なりますが、不動産広告においては1畳を1.62m2以上で算出すると決められています。
■40m2は約24畳、そのうち居住スペースは約16畳
40m2という広さは、畳で換算すると約24畳です。ただし、この24畳には水回りなどの設備(キッチン、トイレ、お風呂、洗面室、収納、通路など)も含まれており、これらが8畳程度を占める物件が多いです。そのため、実際の居住スペースは16畳程度となります。
■40m2に多い間取りとは?
40m2に多い間取りは1LDKや2DKです。1LDKは、1部屋+キッチンと食事をしてくつろげる空間があります。一方2DKは、2部屋+キッチンと食事をする空間がある間取りで、部屋の配置次第では、DKと居室をつなげて1LDKとして使うことも可能です。
それでは、LDKと居室の広さの組み合わせを見てみましょう。
・LDK8畳+居室8畳
コンパクトなLDKと広めの寝室を確保できるタイプです。LDKには小さめの家具を選べばダイニングテーブルとソファを配置することも可能。寝室にはベッドの他に大きめの家具を置けます。
・LDK10畳+居室6畳
LDKが居室より広い標準的なタイプです。LDKが10畳以上になると、比較的家具の配置がしやすくなります。ただし、寝室に大きな家具を置きたい場合は少し手狭に感じるかもしれません。
・LDK12畳+居室4畳
同棲カップルでは広めのLDKと小さめの居室があるタイプです。LDKが広いぶん、寝室にベッド以外の家具を置くのは難しくなってきます。
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40m2の部屋がおすすめのカップル
40m2の部屋がおすすめなのは以下のようなカップルです。
- LDKは欲しいけれど家賃は抑えたい
- お互いに荷物が少ない
- 二人の距離が近いほうがいい仲良しカップル
- いずれは広い部屋への引越しを考えている
40m2の部屋は、LDKのある物件をできるだけ安く借りたいカップルにおすすめです。カップルであれば十分な広さのLDKを確保できますが、余裕があるほどではないため、荷物は少ないほうが快適です。
また、お互いの距離を近く感じられるのも40m2の特徴。家ではいつも一緒にいたい仲良しカップルに向いています。
結婚のタイミングや子どもが生まれたときに引越しをする予定があれば、まずは40m2の部屋からスタートするのもよいでしょう。
50m2はどのくらいの広さ?

50m2(平米)は何畳?どんな間取り?
続いて50m2の部屋について解説します。40m2との違いを意識しながら見ていきましょう。
■50m2は約30畳、そのうち居住スペースは約22畳
50m2は畳で換算すると約30畳です。このうち、水回りなどの設備が8畳程度を占めるため、居住スペースは22畳程度になります。40m2の居住スペースが約16畳ですから、6畳ほど広くなる計算ですね。この6畳ぶんを主にLDKにあてるか、居室にあてるかがポイントになりそうです。
■50m2に多い間取りとは?
50m2に多い間取りは、1LDK、2DK、2LDKとなり、40m2にはなかった2LDKが加わります。ここでは、1LDKと2 LDKの間取りタイプをご紹介します。
1LDKの場合
・LDK11畳+居室11畳
同棲カップルであれば不足のない広さのLDKと、広めの居室があるタイプです。居室は寝室と書斎を兼ねるなど、40m2と比べて使用用途が広がります。
・LDK14畳+居室8畳
LDKが広く、寝室にはベッドの他に大きめの家具を置けます。LDKと寝室の両方にゆとりがあるタイプです。
・LDK16畳+居室6畳
同棲カップルではゆとりのあるLDKと、ほどよい広さの居室があるタイプです。LDKが広いぶん、寝室にベッド以外の大きな家具を置くには工夫する必要があるでしょう。
2LDK の場合
・LDK14畳+4畳の居室が2つ
LDKが広く、小さめの居室が2つあるタイプです。1つは寝室専用にして、もう1つは客間や書斎、趣味の部屋などに使うこともできます。あるいは、それぞれの寝室にすることも可能です。
・LDK10畳+6畳の居室が2つ
LDK、居室ともほどよい広さを確保できるタイプです。将来結婚した際には、1つは夫婦の寝室、もう1つは子ども部屋として活用することもできます。
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50m2の部屋がおすすめのカップル
50m2の部屋がおすすめなのは以下のようなカップルです。
- ゆとりのあるLDKが欲しい
- LDKも欲しいけれど、それぞれに個室も欲しい
- 寝室以外にもう一つ居室が欲しい
- お互いに荷物が多い
- 結婚して子どもが生まれた後も住み続けたい
LDK の広さにこだわりたい、あるいはLDKの他に2つの居室が欲しいというカップルは、50m2以上の部屋が望ましいです。50m2になるとスペースにゆとりができるため、お互い自分の時間を大切にしたいカップルに向いています。
また、荷物が多い場合や、結婚後も継続して住み続けたい場合は50m2以上の物件を選んでおくと安心です。
部屋の広さの選び方

どんな暮らしをしたいのか話し合うのがおすすめ
同棲カップルにオススメの部屋の広さと間取りをご紹介しました。カップルごとに暮らしに求めるものは変わるため、まずはどういった暮らしをしたいのかを十分に話し合うことが大切です。
その上で、「この広さだったらこんな使い方ができる」と何となくでもイメージできると、物件選びはスムーズかつ楽しく行うことができるはず。二人の新生活にふさわしい、理想の住まいを見つけてくださいね。
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まとめ
- 二人暮らしで快適に暮らせる広さは40m2〜50m2程度
- 40m2や50m2になるとLDKのある物件が多い
- 40m2は約24畳、うち居住スペースは約16畳
- 50m2は約30畳、うち居住スペースは約22畳
- 二人のライフスタイルに合った広さと間取りを選ぼう
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更新日: / 公開日:2018.03.08










