一人暮らしはいつ頃から始めるのがいいのでしょうか。一般的には、仕事や学校関係で一人暮らしを始める方が多いと思いますが、人によってタイミングはさまざまです。

今回は一人暮らしを始めるのにおすすめのタイミングや、一人暮らしを始めるための手順について解説します。

 

一人暮らしを始める方の多くは、大学への進学や就職など、新生活が始まるタイミングで検討することが多いでしょう。

 

これまで一人暮らしを検討してこなかったという方も、実家からの通勤・通学が不便と感じた場合は必然的に視野に入れることになると思います。

 

また、新生活のタイミング以外にも、一人暮らしを始めるタイミングはいくつかあります。

 

年齢をひとつの区切りとして、一人暮らしを検討する方も多くいます。これまで実家暮らしでも、20歳を超えたあたりから“そろそろ一人暮らしをしようかな”と検討する方もいらっしゃるでしょう。

 

マンションやアパートの賃貸借契約に限らず、20歳未満の未成年者が単独で契約をすることは法律で認められておらず、必ず親権者の同意が必要となります。しかし、親権者の同意が得られれば、未成年でも一人暮らしは可能となります。

 

ただし、賃貸借契約には入居審査が必要となるので注意しましょう。また、民法第753条より、未成年者でも結婚している場合は、法律上成人としてみなされるため、親権者の同意なく賃貸借契約が可能です。

 

一人暮らしを始めるためには引越し作業が必要となりますが、引越し会社を利用する場合は、時期によって費用が大きく変わります。

 

繁忙期となる3月~4月上旬の引越し費用は、閑散期の1.5倍から2倍ほど値上がりするといわれています。一方、引越しをする人が少ない7月と8月の夏の時期と、春と秋の引越し時期の狭間となる11月はオフシーズンとなり、引越し料金が安くなる場合があるでしょう。

 

引越し時期を自由に選ぶことができる方は、引越し費用が安くなるオフシーズンを狙い、引越し時期を逆算して決めることもできます。

 

一人暮らしを始めるには、収入から家賃を支払っても無理なく生活できることが条件となります。

 

総務省が発表した単身世帯の家計調査(2019年7~9月期)によると、34歳以下で一人暮らしをしている人の生活費の平均支出額は、家賃や光熱費などを含めて16万8,667円という結果が出ています。これには娯楽費も含まれますが、17万円近くが毎月必ず支払わなくてはいけない額となると、一定の収入が必要となります。

 

この金額を支払っても生活に余裕が持てる状態であることが、一人暮らしを始めるにあたり必要な条件の目安となるでしょう。

 

一人暮らしをしなくてもいい環境で生活をしている方にとっても“親元を離れて自立したい”“一生に一度は一人暮らしをしてみたい”“兄弟が一人暮らしを始めたので自分もしてみたい”など、一人暮らしにチャレンジしてみたいという気持ちが芽生えることがあります。

 

思いついたタイミングに合わせて行動をとることも大切です。しかし、一人暮らしを始めるには金銭的な問題が関わってくるので、十分に貯蓄や収入の見通しがある状態で検討するようにしましょう。

 

一人暮らしをすると、具体的には以下のようなメリットがあります。どれも一人暮らしであるがゆえの“自由度の高さ”に基づいたものですが、金銭面から生活リズムまで自己管理をきちんとできることが条件となってきます。

 

起床から食事、入浴、就寝まで、ほかの家族のことを気にせずに、また誰にも干渉されることなく、自分の好きなタイミングで生活を送ることができます。

 

ただし、自由にしすぎることによって生活が乱れ、体調を崩したり勉強や仕事に支障をきたしたりする可能性があるため注意が必要です。

 

生活費の管理や家事など、これまでは親がやってくれていたことを自分でしなければいけなくなるため、自然と生活能力が身についてきます。ただし、金銭管理ができなければ、生活の継続そのものが危うくなります。

 

好きな家具をそろえたり、インテリアの色を統一したりするなど、家族の目を気にすることなく、自分好みの空間をつくることができます。

 

一人暮らしを始めようと物件を探し始めてから、一人暮らしが完了するまでにかかる日数には個人差があります。

 

物件を探し始めてから入居まで、早くて1週間、遅い場合だと3ヶ月程度かかるようです。では、一人暮らしを始める際はどのような流れで準備を進めていけばいいかを見ていきましょう。

 

◇物件探しをする(1~2週間)

 

まずはインターネットの物件検索サイトで物件を探します。この際、物件に求める希望条件を事前に洗い出し、優先順位を立てておくと物件選びがスムーズです。

 

何を基準に物件を選べばいいかわからないという方は、不動産会社を訪問して相談するのもいいでしょう。希望を伝えることで、希望条件に合わせていくつか物件を紹介してもらえます。

 

◇内見~物件決定(1日~1ヶ月程度)

 

紹介された賃貸物件で気になるものがあれば、内見(内部見学)をしましょう。内見では建物の外観や部屋の雰囲気、日当たりなどを確認することができ、図面ではわからない情報が得られます。

 

部屋だけでなく、近隣の情報も分かるので、実際に足を運ぶ際は周辺環境や駅までの道のりなども確認しておくことがポイントです。

 

◇賃貸契約(3日~1週間程度)

 

内見した物件が気に入れば、いよいよ物件の契約です。契約書に記入、押印後、初期費用を不動産会社に支払います。

 

◇引越しの準備(1週間~1ヶ月程度)

 

契約後に入居日が決まったら、引越しの準備をします。引越し会社を決める際は、いくつかの会社から見積もりをもらい、費用とサービス内容を比較検討してから選ぶといいでしょう。

 

◇新居に引越し

 

引越し準備が終わればいよいよ入居です。不動産会社に鍵をもらい、引越し会社などにより荷物を搬入すれば一人暮らしがスタートです。

 

一人暮らしのタイミングは人それぞれ。自身の収入やライフスタイルに合わせて、自分にぴったりのタイミングを選ぶことが大切です。

 

また、一人暮らしを始める際はスケジュールを立てて、家賃をはじめとした引越しや契約費用の予算についてもしっかりと検討するようにしましょう。

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