チェックリストやメジャーなどの持ち物を準備する
初めての内見では見落としがちなポイントを網羅したチェックリストや、物件ごとの比較リストを用意しましょう。また、部屋の広さやカーテンサイズなどを採寸するためのメジャーや、部屋の状況を記録する筆記用具なども忘れずに持参して当日を迎えてください。
詳しくは、「内見までに準備したいこと」をご覧ください。
生活をイメージして収納や防音性を確認
部屋の広さだけでなく、収納の使い勝手やコンセントの数と配置も確認が必要です。実際に生活する場面を想像しながら、水回りの状態やカビの有無、日当たりなども細かくチェックしましょう。音が響かないか壁をノックして確認することも有効です。
詳しくは、「内見のチェックポイント:室内編」をご覧ください。
共用部分の管理状態や夜間の周辺環境もチェック
ゴミ置き場やポストが清潔か確認することで、入居者のマナーや管理体制が分かります。また、駅からの道のりや夜道の明るさ、近くに騒音の原因となる施設がないかなど、建物の外や周辺環境も忘れずに見ておきましょう。
詳しくは、「内見のチェックポイント:共用部分・周辺環境編」をご覧ください。

賃貸物件を探す一人暮らしにぴったりな物件

部屋探しにおいて、内見は室内をじっくりとチェックできるとても重要な機会です。

 

しかし、初めて一人暮らしをする人にとっては、具体的にどのようなポイントを意識して見ればいいか分からない面もあるでしょう。

 

この記事では、内見に必要な準備や当日の流れ、チェックポイントなどをまとめて解説します。

内見までに準備したいこと

 

初めての内見では、確認したいポイントを漏れなくチェックするのが難しいものです。あらかじめチェックリストを用意しておくと、見落としや確認漏れを予防できるのでおすすめです。

 

具体的なチェックポイントについては、後ほど詳しく紹介するので、そちらを参考にしてみてください。

 

また、いくつかの物件を見て回るときには、物件ごとの特徴をメモできる比較リストを用意しておくのもひとつの方法です。

 

すでに家具や家電を用意している場合、内見のタイミングで思いどおりのレイアウトが実現できるかどうかをチェックする必要があります。

 

各スペースの広さは物件ごとに異なるため、下調べをしておかないと「冷蔵庫が大きすぎてキッチンスペースに入らなかった」「洗濯機置き場から洗濯機がはみ出してしまう」といった後悔につながることもあります。

 

家具・家電をそろえている場合は、あらかじめ採寸をしてメモにとり、内見時に持っていけるようにしましょう。

 

内見は手ぶらで行くこともできますが、念のためにいくつかアイテムを用意しておくと安心です。

アイテム

備考

間取り図、筆記用具

間取り図は基本的には不動産会社が持ってきてくれる。間取り図に直接書き込みたい人は筆記用具も用意しておく。

スマホ

コンパス、デジカメ、地図アプリ、メモ機能を使用

懐中電灯

電気が通じていない物件を内見するときにあると便利(スマホのライトでも可)

メジャー、巻き尺

採寸するために必要

間取り図は、採寸した結果や気になったポイントを書き込むのに必要なアイテムですが、基本的に不動産会社が用意してくれます。

 

ただ、現地で合流する場合には、念のために用意しておけると安心です。

内見当日の流れ

 

現在では、いきなり不動産会社に足を運ぶよりも、インターネットで気になる物件を探して、事前に内見の予約をとるのが主流です。

 

そこで、ここでは内見予約が済んでいることを前提に、当日の流れを見ていきましょう。

 

内見当日は、基本的に内見予約をした不動産会社に足を運ぶ必要があります。ただ、不動産会社によっては、初めから現地集合で内見できるパターンもあるので、事前に確認しておくといいでしょう。

 

不動産会社につくと、担当者が内見する物件の情報を詳しく説明してくれます。また、希望の条件を改めて整理してくれ、そのまま別の物件も紹介してもらえることも多いです。

 

担当者と一緒に内見する物件へ向かいます。近場であれば徒歩で、遠い場合は車で案内してくれるので、道中は周辺環境や商業施設の種類、人通りなどをチェックしましょう。

 

物件に到着したら、担当者と一緒に内見を行います。スリッパや間取り図など、内見に最低限必要なものは担当者が用意してくれるので、案内に沿って室内に入りましょう。

 

内見をしたうえで、気になるポイントがあれば、その場で担当者に質問することが大切です。

 

内見が済んだら、担当者と一緒に不動産会社へ戻ります。

 

ほかに気になる物件があれば、改めて内見を依頼することも可能ですが、部屋が気に入れば、そのまま入居申し込み・審査の手続きを進めることもできます。

 

なお、現地集合の場合も、当日に契約を進めたいのであれば、一度不動産会社に足を運ぶ必要があります。

 

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内見

 

先ほども少し触れましたが、内見時のチェックポイントは、ある程度事前に整理しておくことが大切です。ここではまず、室内の主なチェックポイントについて見ていきましょう。

 

すぐに室内へ進んでしまう前に、まずは玄関まわりの状態をチェックしましょう。具体的なチェックポイントとしては、以下のような項目が挙げられます。

チェック箇所

主な注意点

玄関ドア

間口は十分な広さがあるか

立て付けに不具合はないか

鍵・インターホン

ドアチェーンはついているか

鍵のタイプはどんなものか

動作に問題はないか

広さ

玄関スペースに十分な広さがあるか

収納スペースに十分な広さがあるか

廊下の広さは十分か

 

居室は確認すべき項目が特に多いため、一つずつていねいにチェックしていくことが大切です。

チェック箇所

主な注意点

広さ

希望どおりの広さがあるか

家具・家電は想定どおりに設置できるか

天井高は十分か

間取り図にない柱や梁などはないか

内装

床に気になるキズや汚れはないか

フローリングの剥がれはないか

畳にカビが生えていないか

壁紙に気になるキズや汚れ、剥がれはないか

収納

十分な間口と広さがあるか

扉の立て付けに不具合はないか

扉の開閉方向に問題はないか

防音性

生活音が聞こえてこないか

窓を閉めたときに外の音が気にならないか

日当たり・風通し

日当たり条件は希望どおりか

窓を開けたときの換気性能は十分か

設備

エアコンは設置されているか、モデルは古すぎないか

照明は設置されているか

カーテンレールは設置されているか

コンセントは便利な位置に配置されているか

その他

湿気やカビが気にならないか

ニオイが気にならないか

 

快適な生活を送るうえで、水回りの条件は特に優先度が高い項目といえます。ここでは、キッチンとバス、トイレ、その他に分けて見ていきましょう。

チェック箇所

主な注意点

共通項目

水道は問題なく使えるか(未開栓の場合を除く)

給排水に異常がないか

水漏れが生じていないか

照明やコンセントの位置は適切か

ニオイや汚れは気にならないか

キッチン

十分な広さがあるか

調理台の高さはちょうどよいか

棚上収納は使いやすい高さか

シンク下の収納は使いやすいか

ガスコンロの数は希望どおりか

バス

希望どおりの設備が導入されているか

十分な広さがあるか

トイレ

希望どおりの設備が導入されているか

十分な広さがあるか

収納スペースはついているか

その他

洗濯機置き場はどこにあるか

洗濯機置き場に手持ちの洗濯機は設置できるか

掃除用具を収納できるスペースはあるか

ベランダ

 

内見時には、室内だけでなく共用部分や周辺環境にも目を向けることが大切です。

 

共用部分については、主に以下のようなチェックポイントがあります。

チェック箇所

主な注意点

ベランダ、庭

洗濯物を干せるスペースがあるか

外部からの侵入を防ぐ設備は整っているか

2階の部屋の場合、下に足場になりそうな外壁や物はないか

エントランス、廊下、エレベーター、階段

希望どおりのセキュリティ設備が導入されているか

集合ポストは防犯対策がとられているか

掲示板に気になる注意書きはないか

清潔に保たれているか

壊れている箇所や切れている電球はないか

私物が放置されていないか

ゴミ置き場

マナーを守らない入居者はいないか

ゴミが散乱していないか

駐輪場

マナーを守らない入居者はいないか

その他

どの管理形態が採用されているか

共用部分の状態は、主に「管理体制」と「入居者のマナー」を知るために重要な手がかりとなります。建物の管理が十分に行き届いていれば、急なトラブルが起きてもすぐに対処をしてもらえる可能性があります。

 

一方、切れた電球がそのままになっているなど、管理が不十分な場合は、入居するうえでやや不安が残ってしまいます。

 

また、「共用部分に私物が置かれている」「決められた日以外にゴミが出されている」といった場合、マナーを守らない入居者が住んでいると考えられます。

 

周辺環境については、それぞれのライフスタイルや価値観によって重視すべきポイントが異なりますが、ここでは特に重要とされることが多い項目を見ていきましょう。

チェック箇所

主な注意点

交通アクセス

最寄り駅までのアクセスはよいか

最寄り駅自体の利便性は高いか

バスなどの交通機関も発達しているか

駐車はしやすいか(自家用車を使う場合)

生活利便性

商業施設までの距離は遠くないか

公共機関や金融機関までの距離は近いか

景観・騒音

嫌悪施設(ゴミ処理場や火葬場など)は近くにないか

車や電車の通行音は気にならないか

線路沿いや幹線道路沿いの場合、振動は気にならないか

治安

駅からのルートは人通りが多いか

街灯が少ないエリアはないか

近隣で過去に犯罪は起きていないか(防犯マップなどを活用)

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内見

 

最後に、内見についてよくある質問を見ていきましょう。

 

内見は複数人でいくことも可能です。初めての場合は、むしろ友人や家族に付き添ってもらい、一緒にチェックしてもらうのがおすすめです

 

内見したからといって、必ずしもその物件を契約しなければならないわけではありません。

 

気になる物件がほかにあれば、そちらを改めて内見させてもらうこともできますし、担当者の対応に気になる点があれば、ほかのスタッフや不動産会社に切り替えることも可能です。

 

不動産会社によっては、あらかじめ相談することで、同性のスタッフを手配してもらえるケースもあります。

 

女性で男性スタッフとの内見に不安を感じる人は、遠慮をせずに相談してみるといいでしょう。ただ、その場合は、内見予約のタイミングをずらすなどの調整が必要なことも多いです。

 

スムーズに進めば、内見当日に入居申し込み・入居審査まで済ませられます。入居審査の結果は3日~1週間程度で判明し、その後に賃貸借契約を結んで、引越しの準備を行います。

 

ただ、入居までの日数は物件によってもバラバラです。「即入居可」の物件であれば、1週間程度で入居できるケースもありますが、通常は内見から1ヶ月程度後に引き渡しとなるケースが多いです。

 

トラブルリスクが高いため、隣人が不在でも「構造」と「環境」は必ずチェックしましょう。部屋のデザインや広さに目が行きがちですが、「音」のチェックは非常に重要です。

 

LIFULL HOME’S PRESSの調査によると、一人暮らしで騒音などのトラブルに遭った際、半数以上の56.0%の人が「何もしなかった」(我慢した)と回答しており、入居後の解決は難しいのが現実です。

 

内見時に隣人が不在でも、以下の方法は確認可能です。

 

壁を軽くノックしてみる

「コンコン」と軽い音が響くなら壁が薄い可能性があり、「ペチペチ(またはゴツゴツ)」と詰まった低い音がするならコンクリートなどで密度が高い可能性があります。

 

共用廊下の音が聞こえるか

同行スタッフに外(廊下)で歩いたり話したりしてもらい、室内にどれくらい音が漏れてくるかを確認します。外の音が聞こえやすい部屋は、こちらの音も漏れやすい傾向があります。

 

収納の位置(間取り)を見る

隣の部屋との境目に「押し入れ」や「クローゼット」があると、それ自体が防音壁の役割を果たしてくれます。

 

参考データ:LIFULL HOME’S PRESS「経験者502人に聞いた一人暮らしで『いちばん困ったこと』ランキング

 

「今の持ち物が入るか」を具体的な数字でシミュレーションしましょう。特に玄関収納(下駄箱)は要注意です。

 

LIFULL HOME’S PRESSの調査では、一人暮らし女性の靴の所持数は平均10.5足というデータがあります。

 

備え付けの下駄箱に、普段履きの靴だけでなく、高さのあるブーツや長靴、来客用スリッパなどがすべて収まるか確認してください。

 

メジャーで棚のサイズを測り、入り切らない場合は「玄関にシューズラックを置くスペースがあるか」も併せてチェックしましょう。

 

参考データ:LIFULL HOME’S PRESS「一人暮らしの靴と傘の数・玄関収納に関する調査

 

LIFULL HOME’Sの調査による先輩たちのリアルな失敗談から、5つのケースを紹介します。

 

1. 「昼と夜で環境が全然違った…」

昼間は静かだったけれど、夜になると近くの飲食店のニオイが漂ってきたり、街灯が少なくて怖かったりしたケース。できれば時間帯を変えて、夜の雰囲気も現地で確認しましょう。

 

2. 「湿気がこもってカビだらけ」

浴室に窓がなく換気扇も弱かったため、すぐにカビが発生してしまったという失敗も。内見時は換気扇を回し、ティッシュを近づけて「吸い付くか(パワーがあるか)」を確認してみましょう。

 

3. 「コンセントが家具で隠れてしまった」

数は足りていても、「位置」が悪くて失敗したケースです。ベッドを置いたらコンセントが隠れてしまい、延長コードだらけに…。「ここに家具を置いても使えるか?」をイメージしながらチェックしましょう。

 

4. 「日中でも電気がいるほど暗かった」

内見時は電気がついていて気づかなかったけれど、入居後に消してみたら「昼間でも真っ暗」だったという失敗談。必ず一度照明を消して、自然光だけでどのくらい明るいか(日当たり)を確認しましょう。

 

5. 「駐輪場があるのに使えなかった」

「駐輪場あり」の物件でも、「満車で空きがない」「特定のシールがないと停められない」という落とし穴があります。自転車を持っている人は、「今すぐ停められる空きスペースがあるか」まで不動産会社に確認が必要です。

 

参考データ:内見の失敗談を紹介! 賃貸物件のチェックポイントと持ち物リスト

内見

  • 内見までに準備すべきことを把握しておこう
  • 内見当日は不動産会社に集合してから現地へ向かうパターンが多いが、現地集合のケースもある
  • 内見のチェックポイントは箇所別に一つずつ確認することが大切
  • 不慣れな場合は、家族や友人にも同行してもらい、チェックを手伝ってもらうのがおすすめ
  • 内見したからといって、必ずしもその物件を契約しなければならないわけではない
バス・トイレ別の物件 敷金礼金0(ゼロ・なし)物件 一人暮らしにぴったりな物件

Q. 1 初めての内見には、どのような持ち物や準備が必要ですか?

A. 1 メジャーや筆記用具、スマートフォン、懐中電灯を用意しましょう。見落としを防ぐための「チェックリスト」や、家具・家電の配置を確認するための「採寸メモ」もあると安心です。

Q. 2 内見当日は、必ず不動産会社の店舗に行かなければなりませんか?

A. 2 基本的には店舗で担当者と打ち合わせをしてから向かいますが、現地集合ができる不動産会社もあります。事前に確認しておくとスムーズです。

Q. 3 部屋の中では、広さ以外に具体的にどこをチェックすればよいですか?

A. 3 コンセントの位置や数、水回りの使い勝手、日当たり、カビの有無などを確認します。壁を軽くノックしたり、窓を閉めて外の音を聞いたりして、防音性も確かめましょう。

Q. 4 部屋以外(共用部分や周辺環境)で見落としがちなポイントはありますか?

A. 4 ゴミ置き場やポスト、廊下が清潔かを確認しましょう。管理体制や入居者のマナーが分かります。周辺環境は、駅からの道のりや治安に加え、昼夜の雰囲気の違いや騒音、ニオイもチェックが必要です。

更新日: / 公開日:2019.02.21