- 賃貸の保証料とは? 連帯保証人の代わりに
- 賃貸物件の保証料とは、家賃保証会社を利用するために支払う費用のことです。万が一、家賃を滞納してしまった場合に保証会社が立て替えてくれます。連帯保証人を立てられない場合に活用できるサービスです。
詳しくは、「賃貸物件の保証料ってなに?」をご覧ください。 - 保証料の相場と更新料について
- 保証料の初回相場は、おおむね家賃の50%~100%です。たとえば家賃6万円なら3万~6万円が目安となります。加えて、1年または2年ごとに1万円前後の更新料が必要になるのが一般的です。
詳しくは、「保証料の相場とは?」をご覧ください。 - 保証料を安く抑える3つの方法
- 保証料の負担を軽減する方法として、連帯保証人を追加で立てる、保証範囲を限定する、大家さんに礼金などの減額交渉をする、といった方法があります。ただし、交渉には大家さんや管理会社の同意が必要です。
詳しくは、「保証額を安くおさえる方法はあるのか」をご覧ください。
賃貸物件を探していると、募集図面に「保証料」と記載がされている物件を時々目にすることがあります。この保証料とは、一体なんのための費用なのでしょうか。
ここでは、賃貸物件を契約する際の「保証料」の詳細と、金額の目安、そして保証料を安くおさえるポイントについて解説していきます。
賃貸物件の保証料ってなに?
賃貸物件を契約する際にかかる保証料とは、「保証会社」に加入するために必要となる費用のことです。
保証会社とは、入居者の家賃を保証する会社のことで、万が一、賃借人が家賃を滞納した際は、保証会社が家賃を立て替えて大家さんに支払います。
通常、賃貸借契約を締結する際には「連帯保証人」を立てるよう大家さんや管理会社から求められるのが一般的です。ただ、人によっては連帯保証人を頼める人がいなかったり、いたとしても頼むことに気が進まなかったりするケースがあります。
そのような場合に対応するのが保証会社です。保証会社を利用して保証料を支払えば、連帯保証人を立てなくても賃貸物件を契約できるのです。

保証会社はどんな物件でも利用できるの?
保証会社は多くの物件で利用できますが、中には保証会社非対応の物件もあります。大家さんの中には、保証会社ではなく、家族の連帯保証人を必ず立てて欲しいという希望を持っている場合があるからです。
そのため、保証会社を利用したい場合は、内見に行く前に、不動産会社の担当者に保証会社の利用ができるかどうかを確認しておきましょう。
保証会社が保証すること、しないこと
保証会社は家賃を必ず保証してくれるため、大家さんの立場からすると連帯保証人を立てるよりもより確実なように感じます。しかし、保証会社が保証するのはあくまで家賃などの「金銭」に関する部分だけです。
例えば、入居中に賃借人が騒音を立てるなど、他の入居者に迷惑をかけているとしても、保証会社から入居者へ注意する責任はありません。
もしも、親などが連帯保証人になっていれば、親から子どもに注意してもらうことができるため、保証会社が普及してきた現在でも、連帯保証人を立てて欲しいという大家さんがいるのです。
保証人不要の物件 敷金礼金0(ゼロ・なし)物件
保証料の相場とは?
保証会社を利用する際にかかる相場は、保証会社によって異なりますが、概ね家賃の50%~100%の間となっています。
例えば、家賃6万円のアパートで保証会社を利用する場合、賃貸借契約を結ぶ際に3~6万円が保証料として必要です。さらに、1年もしくは2年ごとに保証会社の更新料として1万円前後必要となります。
なお、契約期間中に家賃滞納を起こすと、更新料が割高になる場合もあります。保証料や更新料については保証会社によって違ってくるため、利用する際にはよく確認することが大切です。

保証会社は自分で選べるのか
保証会社については、仲介に入っている不動産会社、もしくは管理会社から指定されるのが一般的です。
保証会社は、代理店経由でなければ利用できないケースが多いため、利用できる保証会社は、不動産会社や管理会社が代理店契約を結んでいる保証会社に限定されます。
そのため、自分で保証料が安い保証会社を探してきても、必ずしもその保証会社が利用できるというわけではありません。どうしても利用したい保証会社がある場合は、事前に仲介に入っている不動産会社に聞いておくとよいでしょう。
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保証額を安くおさえる方法はあるのか
保証会社を利用すると、家賃の50~100%を保証料として負担しなければならないため、できる限り安くおさえたいものです。ここでは、保証額を安くおさえる方法をいくつかご紹介します。
保証会社+連帯保証人で安くなることがある
保証会社を利用すれば、通常は連帯保証人を立てる必要はありません。
ただ、保証会社によっては、連帯保証人もプラスして立てることで、保証料が安くなるケースがあります。連帯保証人を頼める人がいる場合は、有効な手段となるでしょう。
保証範囲を限定する
保証される範囲を限定することで、保証料が安くなるケースもあります。
例えば、退去後の原状回復費用を保証の対象から外すことで、保証料が安くなるといったケースです。ただ、保証範囲を限定する場合は、大家さんや管理会社の同意が必要となるため注意しましょう。
大家さんに交渉する
保証会社に支払う保証料自体は値引き交渉できるものではないため、上記2つの方法が使えない場合は、保証料を安くすることは難しくなります。
そんな場合は、大家さんに保証会社を使う代わりに、礼金を値引きしてもらえないか交渉することも有効です。
特に、引越しシーズンを過ぎた夏場から秋口にかけて部屋探しをする場合、空室が埋まらなくて困っている大家さんはたくさんいます。
保証会社を利用する代わりに礼金を安くしてほしいという交渉に応じてくれるケースもあるので、諦めずにアプローチしてみるとよいでしょう。

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保証会社の料金体系は契約前に細かくチェック
保証会社の料金体系は、保証会社ごとにさまざまです。また、利用できる保証会社は物件ごとに限定されます。
気に入った物件が見つかって、保証会社の利用を希望する際には、事前に料金体系について確認してから内見に行くことをおすすめします。

・保証料とは、「保証会社」に加入するために支払う費用
・保証会社に加入すれば、賃貸借契約における連帯保証人が「不要」になる
・保証料などの「料金体系」は、保証会社によって異なる
よくある質問
Q. 1 「保証料」とは何ですか? 必ず支払うものですか?
A. 1 「保証料」とは、家賃保証会社を利用するための費用です。万が一、家賃を支払えなくなった際、保証会社が大家さんに家賃を立て替えます。連帯保証人を立てられない場合などに利用を求められることがあり、物件によっては利用が必須の場合もあります。
Q. 2 連帯保証人がいる場合でも、保証料は必要ですか?
A. 2 通常、連帯保証人を立てられれば、保証会社の利用や保証料の支払いは不要なことが多いです。ただし、物件や大家さんの意向によっては、連帯保証人がいても保証会社の利用を求められるケースもあります。また、連帯保証人を立てたうえで保証会社も利用すると、保証料が割引になることもあります。
Q. 3 保証料はいくらくらいですか? 初期費用として大きな負担ですか?
A. 3 保証料の相場は、初回契約時に家賃の50%~100%程度(家賃6万円なら3万~6万円など)かかるのが一般的です。これは初期費用の中でも大きな割合を占めることがあります。さらに、契約更新時には1万円前後の更新料が1年または2年ごとに必要となることが多いです。
Q. 4 保証会社は自分で選べますか?
A. 4 多くの場合、利用する保証会社は物件を紹介した不動産会社や管理会社から指定されます。不動産会社などが契約する保証会社に限られるため、自身で安い保証会社を探しても利用できないのが一般的です。
Q. 5 保証料を少しでも安くする方法はありますか?
A. 5 いくつか方法があります。まず、連帯保証人を立てることで保証料が安くなる場合があります。次に、保証範囲を限定する(例:退去時の原状回復費用を対象外にする)と安くなることもありますが、これには大家さんの同意が必要です。また、保証料自体ではありませんが、大家さんに礼金の減額交渉をするのも有効です。
Q. 6 保証会社は、家賃滞納以外のトラブルにも対応してくれますか?
A. 6 いいえ、保証会社が保証するのは、基本的に家賃や更新料といった金銭面のみです。たとえば、入居中の騒音トラブルなど、金銭面以外の問題は保証会社の対応範囲外となります。
Q. 7 保証会社を利用したいのですが、どの賃貸物件でも利用できますか?
A. 7 多くの物件で利用できますが、中には保証会社に対応していない物件もあります。これは、大家さんが保証会社ではなく親族などの連帯保証人を必須とする場合があるためです。保証会社を利用したい場合は、内見前に不動産会社へ確認しましょう。
Q. 8 保証会社を利用する際、特に気をつけることは何ですか?
A. 8 保証会社によって料金体系(保証料、更新料、支払い方法など)は異なります。また、契約期間中に万が一家賃を滞納してしまうと、更新時の料金が割高になることもあります。契約前に、利用する保証会社の料金体系や契約内容をしっかり確認しましょう。
更新日: / 公開日:2018.09.07










