メゾネットの定義

 

メゾネットとは、1住戸の中が内階段などで2層以上に分かれているアパートやマンションのことをいいます。

 

メゾネットはフランス語で小さな家という意味ですが、一戸建て住宅を指すときにメゾネットという用語は使いません。一戸建てが一つながりになっているようなテラスハウスとも区別されます。

 

1棟すべてがメゾネットタイプというマンションは少なく、最上階や角部屋など一部のフロアをメゾネットにしているケースが一般的です。

 

ロフト付きのアパートやマンションとも異なり、メゾネットは上下階それぞれが独立した部屋として利用できます。

 

しかし、メゾネット物件をインターネットで検索すると、テラスハウスやタウンハウスが出てくることがよくあります。このように「メゾネット」の表記の使い分けが正確にできていない場合もあるようです。

■テラスハウスとは？
■ロフトとは？

 

メゾネットはロフトとは違い2階部も部屋の扱いです

メゾネットのメリットとデメリット

 

通常のアパートやマンションにはないメゾネットのメリットは、一戸建てのように上下階があるところです。

 

デメリットとしては、階段が室内にあることで有効面積が減ることになり、ワンフロアの住戸よりも1部屋あたりの面積が減ってしまいます。

 

ただ、広さ以上にプライベートスペースを確保できる方が、家族以外の相手と暮らす場合においては重要になります。

 

いくら親しい間柄といっても、自分だけの空間がないとストレスになる人もいるでしょう。恋人との同棲やルームシェアでも、上下階を分け合って使えば、適度な距離感を保つことができるのがメゾネットです。

 

住人同士の生活リズムが異なっても、寝室が分かれていればお互い気を使うことも少なくなります。

 

自分のペースを保った生活ができることが大事な人には重要なポイントでしょう

 

また、天井が高めに設計されていることも多いため、開放感があるように感じられます。

 

2階分あるのでバルコニーや窓の数も多くなり、採光や通風の面でも優れている物件が多いといえます。ただし、物件によっては開放的な反面、冷暖房が効きにくく光熱費が高くなる場合があるようです。

 

メゾネットは、デザイン性やプライベート感がある一方で、バリアフリー設計ではないことや、家事動線が長くなることがデメリットとして挙げられます。

 

マンションなどでフラットな生活に慣れている方にとって、階段の上り下りは慣れるまで負担に感じるかもしれません。

 

メゾネットを内見する時は階段から転倒の危険がないかどうか、手すりがついているかなどは必ずチェックしましょう。特に妊婦や赤ちゃんと一緒に暮らす場合は要注意です。

 

2階に上がるのが大変な人にとって、動線は気にした方が良いかもしれません

メゾネット物件 二人暮らし物件

メゾネットのいろんな活用法

 

ワンフロアの集合住宅では下の階に響く生活音に配慮しながら生活する必要がある場合がありますが、メゾネットでは、階下への生活音が気になる活動は2階フロアでするようにするなどの工夫で、下の階への迷惑を気にすることがなくなるでしょう。

 

また、寝室と居間・リビングを分けることができるので、来客の際に寝室を見られるという心配もありません。

 

さらに、各部屋によって使用用途をはっきりと分ければ、勉強や趣味に集中することもできます。部屋によってインテリアや内装を変えて楽しむこともできます。

 

部屋の用途を分けてメリハリのつけた生活もしやすくなるかもしれません

 

一戸建てに憧れはあるものの、賃貸物件だと家賃が高く手が出ないという方にもメゾネットはおすすめです。

 

外観はマンションですが、中に入れば一戸建てのような設計になっています。階数が上の方だと眺望もあり、マンションと一戸建ての両方の良さを満喫することができるでしょう。

 

具体的にどんな物件があるか確かめたい方は、LIFULL HOME’Sの〈メゾネット物件〉特集へ。多くのメゾネット物件の中からお気に入りのお部屋を探してみてください。

 

 

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