世の中にはありふれた間取りや設備の物件だけでなく、とてもユニークな物件も存在します。「平凡な部屋ではツマラナイ」「毎日の生活に刺激が欲しい」というときは、少し変わった物件を探してみるのも良いでしょう。
楽器可(相談)物件カスタマイズ可の物件
面白物件は賃貸に多い?
新築分譲物件では、事業のリスクを避けるため、幅広い層に受け入れられる平均的な間取りや設備を優先せざるを得ません。狭いターゲットを狙って個性的な物件を造っても、それが売れ残ったときの損失が大きく、なかなか冒険はできないのです。
デザイナーズ物件としてお洒落なマンションや一戸建て住宅を建てるか、高級感などを演出して少しだけ個性的にするかといった程度でしょう。
それに対して賃貸のマンションやアパートでは、家主(オーナー)の趣味を生かした物件、入居者を限定した物件、明確なコンセプトを持たせた物件なども存在します。
売買物件のように長年にわたり住むことを前提としていませんから、それを借りる側も気楽に入居することができるでしょう。面白いと思って入居した物件に飽きたり、家族が増えて住みづらくなったりすれば、手軽に引越しをすることもできるのです。
さらに、インターネットを使って集客することにより「空き待ち」の入居希望者をストックしておけるのも賃貸市場ならではの利点です。

面白物件
面白い設備がある住宅、ちょっと変わった住宅
以前は、空いたスペースに無理やり詰め込んだような間取りや、使い勝手を無視したような部屋などが「面白間取り」としてマスコミなどに取り上げられることも多かったのですが、最近では、はっきりとした目的を持って造られた物件も増えているようです。
防音室を備えて楽器演奏ができるようにした「音楽家向け物件」もありますが、さらに進んで「ホール付き」で入居者をクラシック音楽家に限定した物件も登場しています。
アーチスト向けに共用の作業場やアトリエを備えた物件、室内に大きな壁面アートがある部屋、オーナーの趣味により水槽が据え付けられた部屋、20畳以上の大きなワンルーム、天井高が3~4メートルもある部屋、共用のルーフテラスや専用の屋上が付いたマンションなどもみられます。中には部屋ごとに異なる意匠で「テーマパーク化」したマンションを手掛ける会社もあるようです。
また、少し古くなった物件では入居者による改装を自由に認める場合があるほか、一定額までの工事費用をオーナーが負担する例もあります。このような住宅では、改装工事に対する原状回復義務はない場合が多いでしょう。「賃貸物件はクギ1本打つこともできない」といったイメージは、過去のものになりつつあります。
賃貸だからこそ、もしその物件に飽きても手軽に住み替えできるので、いろいろな物件にチャレンジしてみよう。
楽器可(相談)物件 カスタマイズ可の物件売買でも面白物件はある?
中古物件の場合には、所有者の趣味や嗜好によって大きく改装されたものが売り出されることがあります。例えば茶道の先生の住むマンションが茶室に改装され、室内に水の流れが設えてあるようなケースもありました。
しかし、かなり変わった間取りや設備のまま売却されることは稀で、売り出す前に一般的な部屋にリフォームされることが少なくありません。そのほうがニーズは高く、「変わった物件」であることを理由に値切られる可能性も低いためです。
特殊な用途の物件では、不動産業者を通さずに同好の仲間内で売買されることもあるでしょう。ただし、インターネットによって一風変わった物件を広くアピールすることが可能になっていますから、今後は売買においても面白物件が増えていくかもしれません。
楽器可(相談)物件 カスタマイズ可の物件更新日: / 公開日:2013.05.29









