屋根は、定期的なリフォームが必要

屋根は定期的なメンテナンスが必要
屋根は定期的なメンテナンスが必要

屋根のメンテナンスをせずにそのままにしていると、屋根材や下地材が傷んだり、屋根材の隙間から雨水が侵入して、雨漏りが起こったりすることがあります。さらに、屋根からの雨水の浸入によって、梁や柱といった住まいの構造体までも損傷してしまう可能性があります。
屋根の状態によって適したリフォーム方法は異なりますが、定期的なメンテナンスを行うことで、屋根の機能を維持して住まいを長持ちさせることができるのです。

屋根の状態に合わせたリフォームをしよう

屋根のリフォームには、「塗装」「重ね葺き」「葺き替え」の3種類があります。それぞれのメリットやデメリットを含めて解説していきます。

●塗装

塗膜の寿命は塗料によって違いがある
塗膜の寿命は塗料によって違いがある

屋根のリフォームで塗り替えが必要なのは、スレート屋根・金属屋根・瓦の中でもセメント瓦の場合であり、日本瓦の塗り替えは不要です。経年劣化によって屋根材の表面の塗膜は劣化していくため、塗装を施すことによって防水性を高めて腐食を防ぎ、金属屋根では錆の発生を抑えるために塗り替えを行います。

新築から7~10年経過したときが塗り替えのタイミングです。塗り替え後の塗膜の寿命は使用する塗料によって違いがあり、価格は耐久年数に比例しています。寿命はウレタン塗料が8年~10年、シリコン塗料は10~15年、フッ素塗料が15年~20年ほどで、昨今では価格と耐久年数のバランスからシリコン塗料が使われることが多いです。

塗装は、葺き替えまでの期間を延ばして屋根材の機能を維持するために行うリフォーム方法です。葺き替えや重ね葺きよりも費用を抑えられることがメリットですが、屋根材や下地材の傷みがほとんどない場合に限られます。

●重ね葺き

上から新たな屋根材を被せる重ね葺き
上から新たな屋根材を被せる重ね葺き

重ね葺きは、既存の屋根材を剥がさずに上から新たな屋根材を被せて施工するリフォーム方法で、カバー工法とも呼ばれています。下地材の傷みが少なく、屋根材だけが傷んでいる場合に向いた方法です。

既存の屋根材を剥がす費用や期間が掛からず、工期と工事費用を圧縮できることがメリットです。屋根材が二重になることで保温効果や断熱効果もあります。ただし、屋根が重くなることで耐震性は不利となりますので、建物によっては難しいことや、重ね葺き用の軽い屋根材を使うといった配慮が必要なこともあります。また、重ね葺きは下地の傷みに気づかない可能性があることもデメリットです。
重ね葺きをした上にさらに新たな屋根材を施工するのは難しいため、再度、屋根工事が必要なときには二重になった屋根材を剥がすことが必要です。屋根材や住宅自体の寿命を考慮した上で、重ね葺きと葺き替えから選択しましょう。

●葺き替え

新たに下地材や屋根材を施工する葺き替え
新たに下地材や屋根材を施工する葺き替え

葺き替えは既存の屋根材や下地材を撤去して、新たに下地材や防水シート、屋根材を施工するリフォーム方法です。
屋根材と下地材が傷んでいるときは、葺き替え工事が必要です。既存のものと別の種類の屋根材にすることもできますが、屋根材によって必要な勾配には違いがあり、屋根の勾配が緩やかなときは金属屋根しか選べないこともあります。
葺き替えは、工期や工事費用が掛かることや屋根材の撤去でホコリが舞うなど、近所トラブルが懸念されることがデメリットですが、新築の状態と同様になり、住まいの寿命が延びることがメリットです。

定期点検で屋根のリフォームの必要な時期を見極めよう

屋根のメンテナンスで住まいは長持ちする
屋根のメンテナンスで住まいは長持ちする

屋根の状態は自分で目視による確認をすることが難しいため、定期点検を受けてリフォームが必要な時期を見極めましょう。築10年以降は、5年後ごとに定期点検を受けることが望ましいです。チョーキング現象といわれる白い粉が手につく状態のときは塗装で済みますが、コケやカビが生えた状態まで進むと、屋根材自体が水を含んで劣化している可能性があります。適切な時期に屋根のメンテナンスのためのリフォームを行うことで、屋根や住まいの機能を維持できます。

屋根のリフォームと合わせて太陽光発電の設置を検討

太陽光発電の設置も合わせて検討するといい
太陽光発電の設置も合わせて検討するといい

屋根のリフォームの際には、太陽光発電の設置も合わせて検討するのがおすすめです。太陽光発電は空気を汚さないクリーンな発電方法であり、日当たりのよい屋根であれば電気代の削減効果も期待できます。

屋根への太陽光発電のパネル設置は、屋根の勾配にもよりますが足場は必ずしも必要ではありません。しかし、高所での作業となることから、足場を設置してメッシュシートで覆った方が、作業員の安全を確保できるだけではなく、近隣住宅へのパネルなどの落下による損害も防ぐことができます。
また、足場を設置すると工事費用はアップします。屋根のリフォームの際にも足場を設置しますので、太陽光発電の設置を考えているのであれば、一緒に工事を依頼することで足場代が二重に掛からずに済みます。

太陽光発電は、屋根材の上に太陽光パネルを設置するのが一般的ですが、屋根のリフォームタイミングであれば太陽光パネルと屋根材が一体になったタイプにする方法もあります。葺き替え用だけではなく、重ね葺きに対応した商品もありますので検討してみましょう。

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