LIFULL HOME'S PRICE INDEX 6月 月次レポート

株式会社LIFULLは2017年7月27日、「LIFULL HOME'S PRICE INDEX 6月 月次レポート」を公開した。
「LIFULL HOME'S PRICE INDEX」は、都市の住宅市場の動向を世界規模で透明化するため、既存住宅の市場価格の推移を世界同一基準で指数化したものだ。

公開されるのは「中古マンション」と「中古戸建て」で、2017年6月時点での対象地域は、日本の11エリア(東京23区、東京都下、横浜市、さいたま市、千葉市、大阪市、京都市、神戸市、名古屋市、札幌市、福岡市)とアメリカ主要25エリアとなっている。なお、日本の指数については、2010年における東京23区の中古マンション価格の平均を100とし、アメリカの指数については、2016年4月~2017年3月におけるニューヨークの中古コンドミニアム価格の平均を100としている。

国内の中古マンションは5エリアが上昇。京都市は2ケ月連続の下落

まず、6月分の国内主要エリアの中古マンションの価格指数を見てみる。
国内主要11エリアのうち、対前月比の上昇率順に神戸市65.5(+2.0%)札幌市64.4(+0.9%)、横浜市95.3(+0.8%)、東京23区133.1、さいたま市79.2(いずれも+0.6%)の5エリアで増加しているものの、5エリアの上昇率の平均値が0.98%と、先月5月値の上位5エリアの平均値1.74%と比較して穏やかになっている。また、5月分レポートで前月比+4.9%で上昇率が最も高かった名古屋市は、5月値で71.0(-1.7%)と、反対に国内主要11エリアのうちで下落率が最も大きい結果となった。
東京23区の価格指数は、中古マンションの対前年同月比で、2013年3月分より52ケ月連続での上昇となり、中古戸建てについても対前年同月比で2014年10月分より33ケ月連続の上昇となった。東京23区の中古住宅の安定的な価格上昇が際立っている。また、5月値で対前月比71.0(-0.6%)だった京都市は6月値70.0(-1.4%)と、2ケ月連続の下落となっている。

中古戸建ての価格指数については、国内主要11エリアのうち、上昇順に横浜市108.9(+4.3%)、東京23区187.7(+3.4%)、さいたま市77.6(+3.2%)、千葉市67.4(+2,3%)、大阪市84.9(+1.1%)、札幌市68.2(+1.0%)の6エリアとなっている。この中でも横浜市は5月値で104.4(-5.6%)と最も下落率が大きかったものの、一転して上昇率トップになっている。また5月値で181.6(-3.3%)だった東京23区が6月値187.7(+3.4%)となっている他、5月値で65.9(-3.5%)だった千葉市も6月値で67.4(+2,3%)と上昇に転じるなど、浮き沈みが見られる。

グラフ上:2017年6月の国内主要エリア別の中古マンション、中古戸建ての価格指数<BR />
グラフ左下:国内主要エリア別の中古マンションの対前月比と対同年前月比<BR />
グラフ右下:国内主要エリア別の中古戸建ての対前月比と対同年前月比<BR />
いずれも、『LIFULL HOME'S PRICE INDEX6月 月次レポート』より作成グラフ上:2017年6月の国内主要エリア別の中古マンション、中古戸建ての価格指数
グラフ左下:国内主要エリア別の中古マンションの対前月比と対同年前月比
グラフ右下:国内主要エリア別の中古戸建ての対前月比と対同年前月比
いずれも、『LIFULL HOME'S PRICE INDEX6月 月次レポート』より作成

国内主要都市の中古マンション同様、コンドミニアムの上昇率は前月と比べて緩やかに

続けて、アメリカの主要6エリアの中古コンドミニアムと中古Single Family Home(戸建て)の価格指数を見ていく。
コンドミニアムの対前月比は上昇率順に、ボストン123.7(+1.5%)、シカゴ71.9(+1.3%)、ロサンゼルス158.0(+0.8%)、シアトル111.0(+0.6%)と、主要6エリア中、ニューヨークを除くの5エリアが、対前月比で上昇しているものの、日本の主要都市における中古マンション同様、5月値の上昇率に比べて全体的に緩やかな上昇となっている。
Single Family Homeの対前月比は上昇率順に、ニューヨーク122.3(+1.9%)、シカゴ88.4(+1.6%)、ロサンゼルス154.8(+0.8%)、ボストン147.0(+0.5%)となっており、サンフランシスコ153.5(0.0%)、シアトル142.0(-0.1%)の2エリアを除く4エリアが上昇する結果となった。
このうちサンフランシスコについては、3月値で対前年同月比-15.9%、4月値で-16.4%、5月値で-15.6%、6月値についても-15.9%と調査開始以降4ケ月連続で-15%を超える大幅な減少が続いている。

なお、東京23区とニューヨーク市(ブロンクス区、マンハッタン区、ブルックリン区、クイーンズ区、スタテンアイランド区の5行政区)の2016年4月を100とした2017年6月の騰落率を比較すると、中古マンション(コンドミニアム)においては、東京23区が+5.49%、ニューヨーク市が+9.60%、中古戸建て(Single Family Home)においては、東京23区が+7.59%、ニューヨーク市が+4.30%と、ニューヨーク市のコンドミニアムの伸び率は5月値から0.8%高い結果となっている。

LIFULL HOME'S PRICE INDEX 6月 月次レポートの詳細は、「配信元ページを見る」より参照してほしい。

グラフ上:2017年6月のアメリカ主要都市別の中古コンドミニアム、中古Single Family Homeの価格指数<BR />グラフ左下:アメリカ主要エリア別の中古コンドミニアムの対前月比と対同年前月比<BR />グラフ右下:アメリカ主要エリア別のSingle Family Homeの対前月比と対同年前月比 いずれも、『LIFULL HOME'S PRICE INDEX6月 月次レポート』より作成グラフ上:2017年6月のアメリカ主要都市別の中古コンドミニアム、中古Single Family Homeの価格指数
グラフ左下:アメリカ主要エリア別の中古コンドミニアムの対前月比と対同年前月比
グラフ右下:アメリカ主要エリア別のSingle Family Homeの対前月比と対同年前月比 いずれも、『LIFULL HOME'S PRICE INDEX6月 月次レポート』より作成

調査概要

<目的>
1.日米の住宅価格を比較できる指標を提供し、経済価値の共有化を目指す
2.将来は多国間の住宅価格を指数化し、経済指標、景気変動指標としての機能を果たす
3.住宅価格を指数化して比較することにより、経済的価値の変動実態を明らかにする

<対象用途>
中古マンション(区分所有建物)、中古戸建て

<利用する情報>
日本:LIFULL HOME'S 不動産アーカイブ
米国:Trovit掲載情報

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2017年 07月27日 11時06分