住宅市場動向調査を読み解く

2015年3月26日に国土交通省から発表された「平成26年度住宅市場動向調査」は、全386ページにわたり、平成25年度(2013年度)の住宅の建設、購入、リフォーム等の実態把握・分析を行っている。

レポート自体は今後の住宅政策の企画立案の基礎資料とすることを目的にしているが、住まい探しを考える私たちにも役に立つ情報が多い。

今後連載形式にてこの調査レポートの見所を紹介していくので、最新の住宅市場動向のデータを見て、今後の住まい探しの際の参考にしてもらいたい。

分譲マンションを購入した世帯主の平均年齢は、43.3歳と2年連続で上昇

分譲マンションを購入した世帯主の平均年齢は、43.3歳と2年連続で上昇した。注文住宅や分譲一戸建てを購入した世帯主の平均年齢がこの5年間の調査であまり大きな変化がないのと対象的だ。

平成26年度だけで見れば、分譲マンションを購入した世帯主の平均年齢が43.3歳、中古マンションの場合ではさらに高く44.1歳となっており、マンション購入者の平均年齢が上昇傾向にあると言える。

世帯主の平均年齢の推移(住宅を取得した住み替え世帯)※平成26年度 結果の概要(抜粋)を元に作成世帯主の平均年齢の推移(住宅を取得した住み替え世帯)※平成26年度 結果の概要(抜粋)を元に作成

分譲マンションを購入した人は、40代が最多

分譲マンションを購入した世帯主の平均年齢が上昇した主な原因は、30代の減少と40代の増加だった。平成22年度調査では全体に占める30代の割合が55.0%だったのに対し、平成26年度調査では35.0%に急減少。代わりに平成22年度調査では18.3%だった40代が、平成26年度調査では36.2%を占めるに至っている。分譲マンションを最も買う年代層が、30代から40代に変わったのは大きな変化だ。

また平成26年度調査では、20代が5.9%に減少し、60代が11.4%に増加していことも、分譲マンションを購入した世帯主全体の平均年齢の上昇に影響を与えているようだ。

世帯主の年代の割合<分譲マンション>※平成26年度 結果の概要(抜粋)を元に作成世帯主の年代の割合<分譲マンション>※平成26年度 結果の概要(抜粋)を元に作成

調査概要

調査実施社:国土交通省
調査対象:平成25年4月~平成26年3月に住み替え・建替え・リフォームを行った世帯を
     対象とし、住宅の種類別に調査
調査方法:注文住宅は、建築物動態統計調査のうち「補正調査」の対象から抽出
     その他は調査地点を抽出し、調査員が該当の住宅を探し出し、
     訪問留め置き調査により実施

配信元ページを見る

2015年 05月07日 11時08分