住まいと暮らしを感じられる、モデルホームのある「テーマパーク」
「どんな暮らしがしたい?」「求めている環境はどんなもの?」。暮らしに溶け込みながら、暮らしについて考えられる、日常生活の延長上で理想のライフスタイルをイメージできる施設が、2023年3月に大阪府・箕面市に誕生した。「ABCハウジング ウェルビーみのお」は、住まいと暮らしをテーマにした施設で、ライフスタイルを体感できる「モデルホーム」「カフェ&レストラン」「ボタニカルショップ」「フィールドアスレチック」「イベントガーデン」などが集まる複合型施設となっている。
その敷地面積は4万274m2と阪神甲子園球場を上回る広さ。広い敷地内には、42軒のモデルホームが立ち並ぶだけでなく、芝生広場が広がり、大きな遊歩道の脇にはさまざまな遊具が置かれている。子どもと一緒に外遊びしたり、友達とランチをしたり、散歩のついでにモデルホームをのぞいたりできる、まるで「テーマパーク」だ。
「ウェルビーみのお」を運営するのは、関西・関東を中心に総合住宅場「ABCハウジング」を展開するエー・ビー・シー開発株式会社だ。今回のオープンの背景には、1978年に誕生した、ABCハウジングのなかでも近畿圏最大級の総合住宅展示場だった「千里住宅公園」が、2023年2月末に閉場したことがある。そこで移転先として選ばれたのが、箕面市。2024年3月に北大阪急行延伸線の新駅・箕面萱野駅の開業を控え、注目を浴びているエリアだ。
「家族や友達と余暇を過ごしたくなる、誰もが気軽に立ち寄れる魅力的な施設を目指して、豊かな暮らしにつながる情報発信やイベント実施、ライフスタイルに関わっていけるようカフェレストランやショップ、地域の方に楽しんでもらえる公園空間などといったさまざまな要素を施設に取り入れています」とエー・ビー・シー開発株式会社 ハウジング関西営業部 河合恵里氏は話す。
「サステナブルな暮らしとウェルビーイング」が施設の大きなテーマ
施設のコンセプトに据えられているのが、「サステナブルな暮らしとウェルビーイング」だ。このコンセプトが、施設内の建築物や空間、モデルホーム、ショップ、開催イベントなどすべてに通底している。
「ウェルビーイングとは、心も体も健やか&豊かで満ち足りた状態を表す言葉です。暮らしに対する価値観の多様化が進んでいる中、人それぞれの本質的幸福(ウェルビーイング)に注目が集まっています。家そのものだけでなく、環境も含めて“家づくり”です。施設の中にさまざまなサービスや環境を提供することで、来場されたお客様にウェルビーイングな暮らしを見つけていただける機会をつくりたいと考えています」と 黒田瑛美香氏。
各住宅メーカーがプロデュースする42のモデルホームでは、価値観の多様化に対応できる、多彩なライフスタイルが提案されている。「趣味を楽しむ暮らし」「デザインを楽しむ暮らし」「子育てを楽しむ暮らし」「自然を楽しむ暮らし」「開放的な空間がある暮らし」「健康な暮らし」という6つのライフスタイルに沿って住宅メーカーが提案しているので、住宅購入を検討する人にとっても、選ぶ指針にしやすいだろう。
人と環境に配慮した会場づくり。センターハウスやアスレチック
施設の中で、総合案内所としての機能を果たすのが、会場の中心に立つ「センターハウス」だ。ここには住まいづくりの相談ができるおうちカウンターや、図書コーナー、キッズコーナーが設けられている。さまざまな方向から人々を迎え入れるように表裏がなく、コロンとした多角形の平面設計となっている。建物の外周は大きく開け放てる建具として、外から地続きでどこからでも入れる土間をイメージさせる。仕切りのない室内空間には、ライブラリーコーナーや待合、ワークスペースなどの「小さなイエ」が点在する。
相談コーナーの「小さなイエ」は、床面を周囲の床から1m下げることで少しプライベートな空間をつくることができ、キッズコーナーの「小さなイエ」は、秘密基地のような子どもだけの居場所になる。またこの「小さなイエ」にはそれぞれ窓が付いており、自然の光や風を取り込む環境装置としても機能している。使用されている構造や素材も、高断熱サッシ・Low-Eガラス・LED照明・耐用年数が高くて再利用可能な木材など、環境に配慮されている。
芝生が広がる公園には、子どもに人気の「ふわふわドーム」などの大型遊具やアスレチックが用意されている。また施設内のあちこちに置かれた遊具は、すべてインクルーシブデザイン。マイノリティの人々も含めたユーザーの意見を反映した、どんな子どもでも使いやすいデザインを実現している。子どもたちが思い切り遊べる空間だ。
箕面市と包括連携。地域の課題を解決し、魅力を伝えるスポットに
エー・ビー・シー開発株式会社は、箕面市とも包括連携協定を結んでいる。これは健康・福祉・教育・環境・防災・まちづくりなど、さまざまな行政分野において、行政と民間事業者が対等な関係でそれぞれの強みを生かしながら連携する取組みのことだ。そのためウェルビーみのおでは、箕面市と連携し防災イベントなども企画している。施設内にある「イベントガーデン」では家族で楽しめるイベントやマルシェ、「ウェルビーベース」では暮らしの学びにつながるセミナーなども開催されており、地域に根付いた場所となっている。
「市役所からだけでは届けられない情報も、ウェルビーみのおを通すことで届けられる場合もあります。これからも一緒に地域の課題を解決していきたいです。箕面は自然が豊かで、子育て・教育日本一を謳っているまち。市の魅力を積極的に発信することで、地域の活性化や移住・定住の促進も目指したいです」と箕面市役所 地域創造部 箕面営業室 野澤新氏は話す。
2024年3月に開業予定の新駅「箕面萱野駅」(北大阪急行延伸線)が開業すれば、よりアクセスしやすいエリアとなるだろう。休日に家族で遊びに来られて、自分らしい暮らしを見つけられる、まちの新たなレジャースポットとして活躍しそうだ。
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