自宅のインテリアをどうする?

インテリアにこだわりを持つ方は多くみられる。自分好みの、自分らしい空間での暮らしは、居心地がよく、快適な日々を過ごすことができるものだ。家探しや家づくりの際にも、どのようなインテリアとするか、いくらぐらいかければいいのか、悩み迷うケースもあるだろう。

家具や小物、内装材などインテリアに関わる要素やアイテムは多々あるが、ここでは、家具を中心に、どのようなインテリアが注目されているのか、いくらぐらいお金をかけているのか、一条工務店が実施した、「自宅のインテリアに関する意識調査」を紹介する。

【調査概要】 調査手法:オンラインアンケート/調査期間:2023年5月27日(土)~6月4日(日)/調査対象:全国の男女/有効回答数:822サンプル/回答者:男性262名、女性560名(10代以下3名、20代104名、30代297名、40代199名、50代146名、60代64名、70代以上9名)※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100にならない場合がある。

ホテルライクなインテリアの事例ホテルライクなインテリアの事例

自宅の「インテリアにこだわる」人は3割以上

調査によると、現在住んでいる自宅のインテリアには、「とてもこだわっている(3.9%)」もしくは「ややこだわっている(29.9%)」と、3割以上が「こだわっている」と回答している。

「こだわっている」と回答した方に、こだわり始めた理由を尋ねると、「元々好きだった(44.6%)」がトップだが、「SNSで素敵なインテリアを見た(35.6%)」、「モデルルームに行って感化された(19.8%)」といった回答もあるように、最新のインテリアや注目の空間を見ることで、自分も取り入れてみたいと考え始めた方も多いようだ。

従来であれば、インテリア雑誌やファッション誌などを見て参考にするケースも多かったが、最近ではSNSによって、憧れのインテリアから身近なインテリアまで、多種多様な情報に触れることができるようになり、より具体的に考えることが可能になっているのかもしれない。

(上)自宅のインテリアにこだわる割合 n=822
(下)自宅のインテリアにこだわり始めた理由 n=278 ※複数回答可
(上)自宅のインテリアにこだわる割合 n=822 (下)自宅のインテリアにこだわり始めた理由 n=278 ※複数回答可

満足度評価70点以上は約2割。30点以下は約3割

では、現在の自宅のインテリアの満足度はどうだろうか。「70点以上」が約2割いるが、「30点以下」が約3割以上という結果。

満足していない「30点以下」の方が挙げた、低い点数の理由は、「物が多い(53.5%)」がトップ。次いで、「賃貸だからなど住居の事情で好きなインテリアにできない(40.1%)」。空間的なハード面の理由はある程度は致し方ないかもしれないが、「物の多さ」は収納プランなどによっては解決できるケースもあるのではないだろうか。

一方、満足している「70点以上」の方の自慢のエリアは「リビング」だという。やはり、家族も来客も過ごすことになるリビングの居心地のよさは満足度を左右するようだ。最近では、リビングとダイニング、キッチンまで含めてひとつの空間とするプランが多くみられ、そのプランニングはますます重要になってきている。

では、そのリビング・ダイニングのインテリアにはいくらぐらいかけているのだろうか。(インテリアに含まれるもの:カーテン/照明/ソファ/チェア・椅子/リビングテーブル/ダイニングテーブル/棚/テレビ台/ラグ/観葉植物等)

調査によると「10万円未満」が42.3%とトップ。「10万円以上〜30万円未満」が28.8%、「30万円以上〜50万円未満」が13.6%、「100万円以上」は5.7%となっている。やはり、総額が上がるにつれ、満足度は上がっていく傾向があるという。予算面は難しい部分もあるが、頻繁に買い替えることも少ないアイテムだけに、家づくりや住まい選びの中では、全体とのバランスを考え、インテリアの予算も組むようにしたい。

(上)自宅のインテリアの中で、最も自慢できるエリア 上位5項目 n=198
(下)自宅のインテリアの満足度に30点以下をつけた理由 上位5項目 n=269 ※複数回答可
(上)自宅のインテリアの中で、最も自慢できるエリア 上位5項目 n=198 (下)自宅のインテリアの満足度に30点以下をつけた理由 上位5項目 n=269 ※複数回答可

約6割はインテリアが不満で人を招きたくない

その他、来客の有無や招待する気持ちにもインテリアは影響するようだ。「自宅に人をよく招く」と「たまに人を招く」を合わせると5割以上いるが、「自宅のインテリアが気に入らなくて、人を招きたくないと感じることはあるか」という質問に対して、「よくある(24.8%)」「たまにある(35.8%)」となり、合わせると約6割がインテリアを理由に人を招きたくないと感じることがあるようだ。

調査によると、招かれた客が特に気になり見てしまうインテリアは「ソファ(42.5%)」と最多。また、個々のアイテムでなく、コーディネート部分である「インテリアの配色(41.0%)」「インテリアの配置(39.4%)」「インテリアテイスト(38.9%)」なども挙がっている。インテリアの配色や配置、テイストなどコーディネートも注目されているようだ。

ソファなどの家具選びはもちろん、センス良くコーディネートされた空間かどうかは、暮らす人も訪れる人にとっても居心地に大きく影響するということだろう。

ナチュラルテイストのインテリアナチュラルテイストのインテリア

今、チャレンジしたいインテリアは「ナチュラルテイスト」

実際の現在の自宅のインテリアについて、理想のテイストを実現できているかという質問に対し、「実現できていない」という方は45.9%。「(妥協した部分が多く)どちらかといえば実現できていない」は28.0%。合わせると7割以上が理想のテイストを叶えられていないという結果だという。

では、どのようなインテリアテイストが理想なのだろうか。これからチャレンジしてみたいインテリアテイストは「ナチュラル(30.7%)」がトップ。次いで「北欧風(28.5%)」と自然を感じる空間づくりが注目されているようだ。また、「シンプル」なすっきりしたインテリアも各世代でも人気となっている。その他、30代以下では「ホテルライク」のテイストも注目されているのも特徴的だろう。必要な物だけがすっきりと置かれたミニマムな空間は、物があふれた現状からは憧れの空間と言えるのかもしれない。

それでは、自宅で好みのインテリアを楽しむために、住宅には何を求めるのだろうか。60.8%が「インテリアを配置しやすい間取り」と答え、また、「好みのインテリアテイストに合うか」も45.1%という結果だという。

(上)理想のインテリアテイストを実現できている割合 n=822
(下)自宅でチャレンジしてみたいインテリアテイスト ※複数回答可
(上)理想のインテリアテイストを実現できている割合 n=822 (下)自宅でチャレンジしてみたいインテリアテイスト ※複数回答可

調査を行った一条工務店では、住宅の内装は、どんな家具やアイテムにも合わせやすく、ライフイベントや好みの変化に合わせて、インテリアテイストの変更もしやすい、シンプルながら洗練されたデザインを特徴としているという。

担当者によると「たとえば、弊社の商品の中で人気モデルの『i-smart』の場合、どんな趣向や年代の方でも選びやすいように流行りに左右されない、普遍的かつ最大公約数を目指したシンプルなデザインが特徴です」と話す。

具体的には、キッチンやドア、フローリングなどインテリア空間のイメージを大きく左右する住宅設備や建材は、どのようなテイストにも合わせやすいように、木目の美しさや立体感などさりげないデザインを取り入れているという。合わせて全体的なバランスをとりやすいカラーを選ぶことも可能とか。

また、調査結果にあった、インテリアに満足していない理由のトップ「物が多い」という悩みに対しては、「備え付けの収納を標準仕様で豊富に用意することで対応しています。LDKや各居室に収納家具や棚を置く数を最小限にすることができるため、すっきりとした空間でインテリアを楽しんでいただけます」と話す。

「一条工務店では、家という“箱”を極力シンプルに仕上げておくことで、今後住む方の好みや暮らしの変化にフィットしていけるような住まいを提供しております」と話すように、各メーカーの住宅商品の空間づくりもシンプル化への傾向があるように感じる。シンプルなデザインの中にもいくつかのバリエーションを提案することで、プランニングの多様性を持たせている。

理想のインテリア空間を実現するためには、個々のインテリア選びはもちろん、それらをどのような空間に配するかが大きく関わっている。新築やリフォームの際には、空間づくりとインテリア選びを個々に考えるのではなく、インテリアを含めて検討することが大切だろう。また、ライフスタイルや家族構成が変われば、好みやこだわりも変わる可能性もある。どのような建築空間とするかは、将来的な変化もイメージしながらプランニングを進めたい。

■取材協力 一条工務店

(上)理想のインテリアテイストを実現できている割合 n=822
(下)自宅でチャレンジしてみたいインテリアテイスト ※複数回答可
北欧風のインテリア事例

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