マイホームの購入を決心したときには、まず何から具体的に考えるべきなのでしょうか。今回はマイホームの「購入費用」や「予算の決め方」「手順」など、スタートのタイミングで考えておきたいポイントを一挙にご紹介します。
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家を買うときに必要な費用はいくら?

まずは住宅を購入するのにどのくらいのお金がかかるのか、ここでは平均的な相場や仕組みを見ていきましょう。
みんなが購入している平均的な費用はいくら?
住宅の平均購入資金は、以下のように住宅の種類によって大きな違いがあります。たとえば、マンションについて、住宅面積が狭いにもかかわらず購入費用が高くなっているのは、共用設備や立地面の条件などが大きく関係しています。
住宅の種類 | 平均所要資金 | 平均住宅面積 |
|---|---|---|
土地付き注文住宅 | 4,397万円 | 111.1m2 |
建売住宅 | 3,495万円 | 101.1m2 |
新築マンション | 4,545万円 | 66.2m2 |
中古一戸建て | 2,480万円 | 113.2m2 |
中古マンション | 2,971万円 | 67.9m2 |
※出典:「フラット35利用者調査」(2020)
家を購入するときにはどんな費用がかかる?
住宅を購入するときには、各種税金や手数料などの「諸費用」が発生します。主な項目は以下のとおりです。
諸費用の主な項目
- 仲介手数料
- 印紙税
- 不動産取得税
- 登録免許税
- 司法書士報酬
- 固定資産税清算金
- 住宅ローン利用時の手数料や税金
具体的な金額や発生する諸費用の項目は、購入する物件の種類によっても異なります。以下の記事で細かな内訳やそれぞれの目安金額を紹介しているので、参考にしてみてください。

諸費用はどのくらい見ておけばいい?
購入する住宅によっておおまかな目安があるので、事前に計算するときには以下の割合を参考にしてみましょう。
諸費用の目安
- 注文住宅…物件価格の3〜6%前後
- 新築一戸建て(建売住宅)…物件価格の6〜9%前後
- 中古一戸建て…物件価格の6〜9%前後
- 新築マンション…物件価格の3〜6%前後
- 中古マンション…物件価格の6〜9%前後
住宅種別の諸費用についてまとめましたので、気になる方は下記の記事をチェックしてみてください。

住まいの窓口に資金計画を相談する 家計から住宅購入予算を試算する 住宅ローンについて調べる
今の年収で、いくらの家が買える?

続いて、「住宅購入予算の組み方」について見ていきましょう。
購入予算は年収の何倍が目安?
「フラット35利用者調査」(2020)では、住宅を購入した人の「年収倍率」について以下のようなデータを示しています。
住宅の種類 | 年収倍率 |
|---|---|
土地付き注文住宅 | 7.4倍 |
建売住宅 | 6.8倍 |
新築マンション | 7.0倍 |
中古一戸建て | 5.5倍 |
中古マンション | 5.8倍 |
ただし、データの購入資金には「1~2割程度の頭金」が含まれています。
そのため、住宅購入予算を適切に把握するためには、単純に年収倍率で計算するのではなく、「住宅ローン借入限度額+用意できる頭金」で割り出すといいでしょう。
住宅ローン借入額は毎月返済額から計算しよう
無理なく住宅ローン借入額を決めるには、「いくら借りたいか」ではなく、「毎月いくらなら無理なく返していけるか」から逆算することが大切です。そこで参考にしたい指標が「返済負担率」です。
返済負担率とは、「年収に対する返済負担額の割合」のことです。一般的には「25%以下」が無理のない範囲とされています。たとえば、世帯年収500万円の場合、無理のない毎月返済額の上限は「500万円÷12ヶ月×25%=10.41万円」と計算できます。
年収別で「借入可能額目安」をまとめましたので、下記の記事も参考にしてください。

住宅ローン計算ツールを活用しよう
住宅ローン計算ツールを利用すれば、必要な条件を入力するだけでおおまかな借入額や総返済額、毎月支払額などを割り出すことができます。LIFULL HOME’Sの「住宅ローンシミュレーター」では、年齢や年収、返済期間といった条件を案内に沿って入力すると、簡単に住宅ローンの適正範囲を調べることができます。
また、同じくLIFULL HOME’Sの「おうち予算シミュレーション」では、必要な項目を入力するだけで「住宅購入予算」や「毎月の生活費とのバランス」を簡単に試算することが可能です。
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家を買うときの手順

家を買うときの手順は、一般的に以下のような流れで進めます。
家を買うときの手順
- 条件整理を行う
- 資金計画を立てる
- 物件を探す
- 実際に見学する
- 比較検討をする
- 購入の決定をする
- 購入手続きを進める
- 決済・引き渡しを行う
住宅購入の理想的な進め方については、以下の記事で詳しく紹介されているのでチェックしておきましょう。

また、具体的な流れは購入する物件の種類によっても異なります。以下の記事では、それぞれ住宅種別に購入までの流れが紹介されているので、参考にしてみてください。
新築一戸建て | |
|---|---|
新築分譲マンション | |
注文住宅 | |
中古住宅 |
家を買うタイミングはいつがいい?

住宅の購入に適したタイミングは、大きく分けて「個別要因」と「住宅市場の動き」の2点から考えることが大切です。個別要因とは、購入者自身や家族の条件、状況に関する項目であり、具体的には以下のようなポイントが挙げられます。
ポイント
- 購入時年齢
- 住宅ローン完済時年齢
- 年収
- 勤務状況
- ライフステージ(結婚、出産、子どもの進学、親との同居など)
住宅市場の動きについては、以下のような項目が関係します。
住宅市場の動き
- 不動産価格の推移
- 住宅ローン金利の推移
- 住宅関連の税金制度
- 補助金や住宅ローン控除の仕組み
具体的な考え方については、以下の記事で詳しく解説しているので、事前にチェックしておくといいでしょう。

どこに住む? 立地の選び方

予算や手順、購入のタイミングについて検討したら、いよいよ具体的に住まい選びをスタートします。ここでは、物件選びの基本となる「立地の決め方」について、押さえておきたいポイントをご紹介します。
マイホームの立地を考えるときには、以下の9つの判断基準を基に条件を絞り込んでいくとスムーズです。
立地の判断基準
- 交通利便性
- 生活利便性
- 居住快適性
- 安全性
- 資産性
- 街の雰囲気
- 再開発の有無
- 子育て環境
- 教育環境
以下の記事では、それぞれの項目でどんな点を意識すべきか詳しく紹介されているので、気になるポイントがあればチェックしてみてください。

注文住宅の価格・相場講座
マイホーム購入Q&A

最後に、マイホームの購入に関してよくある質問をご紹介します。
Q:一戸建てとマンション、どちらを選んだらいい?
一戸建てとマンションにはそれぞれ異なる長所があり、ライフスタイルによってどちらが適しているかも違ってきます。一般的に一戸建ては設計や利用の自由度の高さ、マンションは充実した共用設備や管理体制にメリットがあります。
以下の記事でそれぞれの特徴をチェックしながら、どちらが適しているかをじっくり検討しましょう。

Q:頭金ゼロで家を買うのは厳しい?
頭金ゼロの「フルローン」で住宅を購入することは可能です。しかし、厳密には現金で支払わなければならない諸費用もあるため、「貯金ゼロ」で購入するのは難しいといえます。
こちらの記事で頭金に関する注意点を確認しておきましょう。

Q:マイホームの相場って自分でも調べられる?
自分で相場を調べる方法はいくつかあります。LIFULL HOME’Sでも以下の3つの方法で、周辺の地域相場や参考価格を調べることができます。
住まいの窓口に資金計画を相談するまとめ
- マイホームの平均購入資金と諸費用の割合をチェックしておこう
- 住宅購入予算の決め方と住宅ローン借入限度額を押さえておこう
- 住宅ローン借入額の計算には「住宅ローンシミュレーター」や「おうち予算シミュレーション」が便利
- 家を購入する手順を押さえてスケジュールを逆算しよう
- 購入のタイミングや立地選びのポイントにも目を向けておこう
更新日: / 公開日:2021.11.10











