- FPへの住宅ローン相談は無料の仕組み
- お金の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関に所属するFPには、基本的に無料で住宅ローンの相談が可能です。独立系のFPに相談する場合、1時間あたり5,000~1万円ほどの料金がかかるケースがあります。FP相談では、ライフプランに合った資金計画を提案してもらえます。
詳しくは、「ファイナンシャルプランナーとは? 無料で相談できる?」をご覧ください。 - 住宅ローンはFP以外にも相談可能
- 住宅ローンの相談は、FP以外に金融機関や不動産会社などの相談窓口でも可能です。相談先によって特徴が異なるため、ご自身に合った窓口を選びましょう。
詳しくは、「住宅ローンの相談窓口はほかにどんなものがある?」をご覧ください。 - 住宅ローン相談前に準備しておくこと
- 相談前に、源泉徴収票や本人確認書類、他の借入れの返済予定表に加えて、購入したい物件がすでに決まっている場合は、物件情報なども準備しておきましょう。事前に用意することで、当日の相談がスムーズに進み、より具体的なアドバイスを受けられます。
詳しくは、「相談のときに準備しておいたほうがいいものはある?」をご覧ください。
住宅ローンを利用するときには、返済が長期にわたることを想定して、慎重に計画を立てることが大切です。住宅ローンの仕組みだけでなく、家計の状態や将来のライフプランにも目を向ける必要があるので、専門家のアドバイスが欲しいと感じている方もいるでしょう。今回は住宅ローンの相談が無料でできる窓口について、ファイナンシャルプランナーの仕組みを中心にご紹介します。
ファイナンシャルプランナーとは?無料で相談できる?

ファイナンシャルプランナーとは、個人や家庭のお金にまつわる悩みを総合的に相談できる専門家です。ここでは、ファイナンシャルプランナーの具体的な仕事内容や仕組みについて解説します。
ファイナンシャルプランナーの役割と資格
ファイナンシャルプランナーとは、個人や家庭におけるお金の悩みに寄り添う専門家のことです。中でも「くらしとお金」に関する専門知識の保有を証明する代表的なものとして、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士や、日本FP協会のAFP・CFP(R)などの認定資格を持った専門家がいます。住宅ローンをはじめ、「ライフプラン」「保険」「税金」「株式」などの幅広い分野について相談業務を取扱っており、それぞれ相談できる内容を特化しているのが一般的です。
ただ、お金はもともと複数の分野が複雑に絡み合う性質を持っているため、専門的な内容に特化していても他分野に関する知識もきちんと保有しています。たとえば、住宅ローンについて相談をするときには、同時に年金や保険の状態、子育てなどのライフプランにも目を向けなければなりません。
そうした理由から、お金について総合的に相談できるファイナンシャルプランナーは、住宅ローン相談の頼れる味方であるといえます。
ファイナンシャルプランナーの種類
ファイナンシャルプランナーには、大きく分けて銀行や企業に所属する「所属系」、どこにも所属していない「独立系」の2つのタイプがあります。所属系のファイナンシャルプランナーは、銀行などの窓口を通して案内されるケースが多いです。
独立系のファイナンシャルプランナーは、インターネットなどを通じて自分で探す方法のほかに、住宅展示場やマネーセミナーなどに出張しているケースもあります。
ファイナンシャルプランナーに住宅ローン相談をするメリットと注意点

ファイナンシャルプランナーに住宅ローン相談をするメリットについて、ここでは所属系と独立系に分けてご紹介します。
所属系ファイナンシャルプランナーの特徴
金融機関が窓口となる所属系ファイナンシャルプランナーには、基本的に無料で相談が行えます。また、その金融機関の口座を持っていなくても相談を受け付けてもらえるので、利用のハードルは低いといえるでしょう。
金融機関に所属するファイナンシャルプランナーには、主に以下のような内容を相談することができます。
相談内容
- 住宅ローンの種類と金利タイプ
- 借入限度額と返済シミュレーション
- 返済方法による支払額の違い
- 住宅購入に関する諸費用
- 返済期間の長さ
- 審査の手順と必要書類
- 返済が苦しくなったときのリスクマネジメント
住宅ローンの基本的な知識とともに、所属する金融機関で取扱う住宅ローンの審査手順、必要書類なども相談できる点が大きな特徴です。また、相談をしたうえでその金融機関の商品を気に入れば、そのまま審査手続きに移行することもできます。
ただ、アドバイスの内容は、どうしても所属する機関の商品やサービスがメインです。そのため、広く金融機関による違いを調べたり、商品を見比べたりするのが難しい点は所属系のデメリットといえます。
独立系ファイナンシャルプランナーの特徴
独立系ファイナンシャルプランナーは、金融機関に相談できる内容に加えて、以下のようなテーマも取扱っています。
相談内容
- 総返済額で有利な金融機関・住宅ローン商品はどれか
- 金利や団体信用生命保険の内容比較
- 教育費や両親の介護費用を含めた返済計画
- ライフプランから見た最適な返済期間
- 保険の見直し、資産運用
- すまい給付金、住宅ローン控除の仕組み
相談できる内容については、担当者によって得意・不得意があるものの、独立系は中立の立場で客観的にアドバイスしてもらえる点が大きなメリットです。また、個別の家計事情に応じた幅広いプランニングをしてもらえるので、より現実的な返済計画を立てられるのも魅力です。
ただ、独立系は相談業務そのものがメインの仕事であるため、基本的に相談ぬに料金が発生します。相場は1時間あたり5,000~1万円となっており、料金形態は1回ごとの単発プランから月額の定額制などさまざまです。
また、相談後に無料メール相談ができるなど、アフターサービスの質も担当者によって異なります。そのため、事前に金額の仕組みやサービス内容を調べて、複数の窓口と比較しながら利用を検討しましょう。
住まいの窓口に資金計画を相談する住宅ローンの相談窓口はほかにどんなものがある?

住宅ローンの相談ができる窓口は、ほかにもさまざまなものがあります。ここでは、ファイナンシャルプランナー以外の選択肢についても見ていきましょう。
住宅金融支援機構の相談窓口
住宅金融支援機構とは、住宅に関する長期・安定的な資金供給を民間金融機関に支援する目的で設立された独立行政法人です。民間の銀行などと提携して「フラット35」などの住宅ローンを取扱うとともに、定期的に住宅ローン利用を検討している人を対象にしたセミナーも行っています。
住宅金融支援機構は、相談料金が無料である点と、住宅ローンに関する補助金の仕組みなども細かく教えてもらえるのが大きなメリットです。また、フラット35以外の住宅ローン商品についても相談できるので、複数の選択肢を比較したときにも便利です。
ただ、あらかじめセミナーや相談会の開催日程が決められており、開催される地域にも限りがあります。そのため、参加を希望する際には、事前に日程や開催場所を確かめたうえで、できるだけ早く予約を済ませる必要があります。
不動産会社の相談窓口
不動産会社のなかには、不動産の仲介とともに住宅ローン相談サービスを取扱っているところもあります。基本的に相談料金は無料なので、すでに購入したい物件が決まっていて、その物件を取扱う不動産会社が相談窓口を設けているようなら、そちらを利用してみるのも一つです。
相談のときに準備しておいたほうがいいものはある?

住宅ローン相談においては、基本的には特に持ち物を用意しなくても問題はありません。ただ、いくつか準備しておくとスムーズに相談できるアイテムはあるので、ケースごとにご紹介します。
購入したい物件が決まっていない場合
購入したい物件が決まっていない場合は、「住宅ローンをどのくらい借りられるのか」が主な相談内容だといえます。そのため、現在の収入や家計の状態が分かるような資料を用意しておくと、有益なアドバイスをもらいやすくなるでしょう。
具体的には、以下のような書類が挙げられます。
- 源泉徴収票や住民税決定通知書(給与所得者の場合)
- 過去3期分の確定申告書・決算書(自営業者・フリーランスの場合)
- 健康保険証
- 自動車ローンや教育ローンなどの借入金額が分かる書類
住宅ローンの借入額は、現在の収入とともに、すでに借りているその他のローンの残債によっても左右されます。そのため、借入れがある場合は、その残債が分かる書類も用意しておきましょう。
購入したい物件が決まっている場合
購入したい物件が決まっている場合は、上記の資料とともに、物件の詳細が分かる書類も用意しておくとスムーズに相談が行えます。なぜなら、住宅ローンにおいては、利用者自身だけでなく物件も審査の対象となるためです。
そのため、以下のような資料があると便利です。
- 物件のチラシやパンフレット
- 販売図面
- 販売価格が記載された資料
また、「運転免許証などの身分証明書」や「印鑑」を用意しておけば、そのまま住宅ローンの事前審査手続きを進めることもできます。
独立系ファイナンシャルプランナーに相談する場合
独立系ファイナンシャルプランナーは相談料金がかかるため、せっかく相談するのであれば、家計の状態やライフプランも併せてアドバイスをもらえるように準備するのがおすすめです。これまでご紹介した書類とともに、以下のような資料も用意しておくといいでしょう。
- 家計簿などの毎月の収支が分かる資料
- 加入している生命保険の内容が分かる書類(生命保険証券など)
- 年金加入歴が分かる書類(ねんきん定期便など)
- 預貯金が分かるもの
また、子どもの進学や受験予定、両親との同居予定なども決まっていれば、相談時に伝えられるようにしておくとより現実的なアドバイスがもらえます。
住まいの窓口に資金計画を相談する はじめての家づくり講座家探し・家づくりについて無料相談できる「住まいの窓口」

購入したい物件がまだ決まっていない場合は、無料でマイホームについて相談できる「住まいの窓口」を利用してみるのも一つです。ここでは、「住まいの窓口」の具体的な仕組みと特徴をご紹介します。
「住まいの窓口」のサポート内容
「住まいの窓口」では、「家づくり・家探しの進め方や注意点」「不動産会社・施工会社の選び方」「予算の決め方」「住宅購入に必要な費用の仕組み」「住まいの条件整理」といった幅広いテーマについて、ハウジングアドバイザーに何度も無料で相談することができます。そのため、マイホームについて具体的な計画が立てられていない段階でも、安心して利用できるのが大きな強みです。
利用の仕組み
「住まいの窓口」のすべてのサービスは無料で利用することができます。また、「住まいの窓口」は不動産会社ではないため、特定の情報や会社に偏らず、いつでも中立の立場から相談に応じてもらえます。
利用者が特に希望しない場合は、特定の不動産会社をすすめられたり、営業をされたりすることもありません。相談したい内容を純粋に聞いてもらえるため、納得した状態でマイホーム計画を進められるのです。
アフターフォローの仕組み
「住まいの窓口」では、不動産会社や施工会社の選び方についてアドバイスをもらえるだけでなく、充実したアフターフォローを受けることもできます。不動産会社との打ち合わせスケジュール調整や、気に入らなかった場合のお断りも代行してもらえるので、安心して相性の合う会社を見つけることが可能です。
ファイナンシャルプランナーとの提携
「住まいの窓口」では、マイホームを検討する方の希望に応じて、提携するファイナンシャルプランナーを紹介してもらうこともできます。住まいの窓口では、具体的な要望や相談内容を伝えたうえで条件に合う専門家につなげてもらえるので、自分でファイナンシャルプランナーを見つけるのが不安な場合はぜひ利用してみてください。
まとめ

- ファイナンシャルプランナーは個人や家庭のお金にまつわる総合的な悩みを相談できる専門家
- 金融機関などに所属する所属系ファイナンシャルプランナーは、銀行などの窓口を通して無料で利用できる
- 独立系ファイナンシャルプランナーは相談料がかかってしまうものの、中立の立場で幅広く相談に応じてもらえるのがメリット
- ファイナンシャルプランナー以外にも無料で相談できる窓口があるので、種類と特徴を把握しておく
よくある質問
Q.1:無料で住宅ローンの相談をすることは可能ですか?
A.1:金融機関が窓口となる所属系ファイナンシャルプランナー(FP)には、基本的に無料で相談が行えます。一方、独立系のFPに相談する際は、1時間あたり5,000~1万円程度の費用が発生するケースが多いです。
Q.2:住宅ローンの相談は、FPと銀行、不動産会社、どこに行くのが一番いいですか?
A.2:ご自身の状況に合わせて相談先を選ぶのがおすすめです。
・FP:何から始めればいいか分からない、自分に合う住宅ローンを知りたい方
・金融機関(銀行など):借りたい銀行がすでに決まっている方
・不動産会社、ハウスメーカー:物件とローンをまとめて相談したい方
まずはFPに相談し、資金計画を立ててから物件探しに進むのもよいでしょう。
Q.3:FPはお金の専門家とのことですが、住宅ローンについても詳しいのでしょうか?
A.3:FPは家計や保険など、暮らしのお金全般の専門家です。教育費や老後資金も踏まえた長期的な視点でアドバイスをくれるのが強みです。ただし、FPにも得意分野があるため、住宅ローンの相談実績が豊富な人を選ぶと安心です。
Q.4:住宅ローンの相談に行くとき、何を持っていけばいいですか?
A.4:手ぶらでも相談できますが、より具体的なアドバイスをもらうために、以下のものを準備しておくとスムーズです。
・源泉徴収票など(収入が分かるもの)
・本人確認書類(運転免許証など)
・自動車ローンや教育ローンなどの借入金額が分かる書類(もしあれば)
・検討中の物件情報が分かるもの(パンフレットなど)
Q.5:FPに相談すると、特定の金融機関の商品ばかり勧められたりしませんか?
A.5:相談先によっては提携金融機関の商品を勧められることもありますが、多くのFPは利用者のライフプランを第一に考え、中立な立場で複数の選択肢を提案してくれます。提案が偏っていないか、ご自身の希望に沿っているかを確認しながら、話を聞くことが大切です。
更新日: / 公開日:2021.09.07










