部屋探しをするなら、物件を一番お得に借りられる時期を知っておきたいと思ったことはありませんか。

不動産業界には、「繁忙期」と「閑散期」という2つの時期が存在し、出ている物件情報の数も、家賃や初期費用の設定も時期によって違います。
引越しを急いでいる特別な事情がなければ、不動産会社の状況を把握した上で、一番いい時期にお部屋探しをするのが理想的といえるでしょう。
そこで今回は、引越し時期によってどんなことが変わるのかご紹介していきます。

引越し時期は繁忙期と閑散期の2つの時期がある

引越し時期は繁忙期と閑散期の2つの時期がある

1年を通して、賃貸物件への入居は繁忙期と閑散期があるといわれています。その時期によって不動産会社の対応や物件情報にも違いがあるようですが、実際のところどのような違いがあるのでしょうか。季節ごとの特徴や様子についてまとめました。

 

・繁忙期と閑散期はいつ?それぞれどんな様子?一般的に繁忙期とは、主に1~3月を指します。
何故そこまで忙しくなるかというと、3〜4月にかけて入学や卒業、また就職などが重なるため多くの人が引越しをするからです。

 

一方、閑散期といわれる時期は、7~8月頃を指します。この頃は、部屋探しをするお客さんが少ないので、不動産会社は落ち着いている時期で、繁忙期にはできないような、情報収集やキャンペーンの考案などの業務を行っています。

 

・1月~12月、それぞれの忙しさは?不動産業界は1年を通して季節によって忙しさがまったく違います。ここでは1~12月における季節ごとの不動産会社の様子を見てみましょう。

 

 

1~3月 引越しシーズン真っ只中なので、とにかく忙しいです。入退去が重なるため、部屋のリフォームや部屋探しの方の対応など、1年で1番慌ただしい時期です。
4~6月 部屋探しが少し落ち着く頃。ただし、1~3月にお部屋が見つからなかった方や、繁忙期を避けてお部屋探しをする人も一定数いるので、忙しさは残ります。
7~8月 年間を通して一番落ち着く時期。まさに閑散期の真ん中です。繁忙期と違い余裕をもって物件を見ることができます。
9~10月 秋は企業の人事異動による転勤があるので、部屋探しの件数が増えます。「第二の繁忙期」とも呼ばれる時期です。
11~12月 11月から年末にかけては、部屋探しをする人は減ります。不動産会社は繁忙期の準備を始めるため物件情報の収集に力を入れ始めます。情報自体が充実してくる頃です。

 

不動産業界には繁忙期と閑散期がありますが、お部屋探しをする人にとっては、どちらの時期に物件を探すのが最適なのでしょうか。ここでは、時期ごとに変わる物件情報量や賃料設定の違いについてご紹介します。

 

・もっとも多く物件情報が出ている時期は?

物件数が一番多く出ているのは、繁忙期といわれる1~3月でしょう。なぜなら、この時期は引越しをする人が多いので次々に賃貸の退去が発生し、どんどん空室情報が更新されるからです。

 

新築物件の情報量も増える傾向にあります。なぜなら、新築アパートやマンションを建てる大家さんは、引越しシーズンである3月頃を目安に建物を完成させることが多く、物件の予約自体は1月頃から開始されるので、多くの情報が公開され始めるからです。

 

・時期によって、家賃・管理費や初期費用の変動はある?

家賃、それから初期費用などのお金の面で一番コストを抑えられる可能性がある時期は「7~8月」でしょう。繁忙期には応じてもらいにくかった家賃や初期費用の値段交渉についても、この時期であれば検討してくれる可能性があります。しかしこれは大家さんの考え方もありますので、一概に抑えられるとは言い切れません。

 

・引越し会社の料金の変動は?

引越し会社の料金も時期によって変動します。1年で1番料金が高くなるのが3月頃です。この時期は日本中の引越し会社が繁忙期を迎えているため、料金は通常よりも1.3〜1.5倍程度高く交渉の余地もほとんど無いといえるでしょう。それどころか、3月の土日や祝日だと予約を取ることすら難しいほどです。

 

この時期に引越しをしなくてはならない事情がある人は、普段よりも価格が高くなっていることを踏まえて、細かい荷詰め作業やできる限りの引越しについては、できる限り自分でしてしまう方が節約につながるでしょう。

 

・不動産会社は時期によって、対応してもらえる時間が変わる?

繁忙期はとにかく忙しく、1組のお客さんにかけられる時間が少ないのが現状です。次から次にお客さんからの問い合わせや内見の予約が入るので、時間を取った相談は難しいことが多いようです。

このような事情があるので、複数の物件の内見がしたくても、繁忙期だと見ることのできる物件も限定的になってしまうかもしれません。

 

その点閑散期は、お客さんの数自体が少ないのでゆっくりと相談でき、内見の希望も叶えやすい時期です。

 

閑散期に物件を探すメリット・デメリット・上手な探し方

閑散期に物件を探すメリット・デメリット・上手な探し方

閑散期に物件を探すメリットは、じっくり物件を見つけることができるという点と、家賃や初期費用などの交渉がしやすくなるという点でしょう。

 

お金の面以外にも、古くなった設備の交換交渉等も可能になります。設備とは、例えば古くなったエアコンや給湯器の交換、またはウォシュレットの新設などのバリューアップのことです。数十万円かかる工事でも、それで1部屋入居が決まるならと交渉に応じてくれる大家さんも多数います。

 

一方デメリットは、繁忙期に比べると新規の物件情報が少ないという点でしょう。閑散期は引越しをする人が少ないので退去があまり出ません。したがって、空室物件情報があまり更新されないので、物件情報数は比較的少なめです。

 

閑散期における物件の上手な探し方は、出ている物件情報の中で気に入った物件をいくつかピックアップし、焦らずゆっくり内見した後、不動産会社にできるだけ交渉をしてみることでしょう。そうすることで、繁忙期にはできないような交渉が可能になるかもしれません。

 

繁忙期に物件を探すメリットは、とにかく物件情報が多いということです。繁忙期は引越しをする人が多いので、次々に空室情報が更新されます。新築物件も情報が最も多い時期です。

 

建物の竣工と同時に満室にすることを目指しているので、竣工予定を繁忙期に合わせることが一般的です。そのため、1~3月の繁忙期は物件情報が圧倒的に多い時期になります。

 

一方デメリットは、物件をゆっくり探す時間がないことです。「この物件いいな」と思っても、ゆっくり考えている間に他の人が物件を決めてしまいます。また、この時期は何もしなくても入居が決まるので、家賃や初期費用などの交渉も非常にしにくい時期といえるでしょう。

 

繁忙期における上手な物件の探し方は、まずは物件情報を徹底的に収集し、気に入った物件があったらすぐに内見に行って早く申し込みをすることです。家賃や設備など、条件的にいい物件だと思うお部屋は、他の人も同じように好印象を持っているということです。

お部屋の内見日は、「いい物件なら今日申し込もう」という気持ちで臨むくらいがちょうどいいかもしれません。

 

今回、不動産業界における繁忙期と閑散期についてご紹介をしました。それぞれの時期によって、物件情報の量、不動産会社の対応、条件交渉のしやすさがまったく違います。

 

引越しを特に急いでおらず、自分の希望に合う物件を費用を抑えて探したい、と考えている方は、繁忙期を避けて閑散期にお部屋探しをするのもおすすめといえるでしょう。

 

まとめ
・不動産業界には繁忙期と閑散期があり、時期によって不動産会社の対応が違います
・繁忙期には物件情報が多く出ているものの、部屋探しをしている人も多いです
・不動産業界の季節による動向を知ることで、大家さんへの交渉がしやすくなります
・繁忙期と閑散期によるメリットデメリットを理解して上手に部屋探しをしましょう

 

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