住宅ローン審査で重要視される2つのこと
住宅ローンの審査では、申込者の年収や勤務先といった「本人の属性」と、購入する家の「担保価値」が重視されます。金融機関はこれらを総合的に見て、きちんと返済していけるかを判断します。詳しくは、「住宅ローン審査のポイント1:本人の属性」をご覧ください。
住宅ローンの審査に通りにくい人の特徴
過去にクレジットカードやローンの返済を延滞したことがある方、他に多額の借り入れがある方、健康状態に不安がある方は、審査に通りにくい傾向があります。日頃からお金の管理をしっかりしておくことが大切です。詳しくは、「住宅ローンの審査に落ちやすい人」をご覧ください。
無職でも住宅ローンを組むための選択肢
転職を検討している場合や、独立開業のために退職を考えているような場合は、あらかじめめ今の勤務先の属性で住宅ローンを借入れてから退職することを考えたほうがよいでしょう。ほかには、よほどの担保価値のある資産を抵当に差し入れるか、家賃収入など何らかの定期収入があることを確定申告書上で証明できれば可能性はあります。詳しくは、「無職でも住宅ローンを組む方法はある?」「住宅ローンを借りる上で最も重要なこととは」をご覧ください。

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マイホーム購入者のほとんどが「住宅ローン」を利用していますが、その際、就職活動中や退職などによって「無職」の状態にある場合、それでも住宅ローンを組むことはできるのでしょうか。

 

可能かどうか知るためには、まず住宅ローンを利用する際の「審査」の基準について知る必要があります。

住宅ローンの審査における審査基準のうちのひとつ「本人の属性」について、各項目ごとにそのポイントを解説します。

住宅ローンを利用する際の本人の年齢です。住宅ローンの審査用紙には、勤務先の「定年」を記入する欄のある場合があります。

 

これは、住宅ローンが定年するまでに完済できるかどうかを見ているためです。そのため、若いうちに住宅ローンを組む場合は、最長である35年ローンも比較的通りやすいでしょう。

 

定年までの期間が短い場合は、返済期間が短縮されたり、その分多くの頭金が必要となる場合があります。

一般的には、年収の5倍までが借入れの限度と言われていますが、それはあくまで目安であり、必ずしもそうとは限りません。

 

返済額が年収の20%を超えると、ローンが途中で返せなくなる危険性があると判断される場合もあるので、一つの基準として考えると良いでしょう。

勤務先の勤続年数は、長い方が審査を通りやすいようです。

 

勤続年数が短かったり、短期間で転職を繰り返していたりすると、収入が安定しないとみなされ、審査が通らない可能性があります。

住宅ローン申込みの際に、カードローン・マイカーローン・キャッシングなどがある場合は、それらの債務についても審査の対象です。借入総額が多い場合は、審査が通らない可能性があります。

金融機関は個人信用情報機関のデータベース(いわゆるブラックリストと呼ばれているもの)にアクセスできるため、過去の延滞実績がわかります。

 

そのため、既存の借金が無くても、過去に返済が遅れていた場合、その記録が金融機関に知られてしまい、審査が通らないということがあります。

 

なお、延滞などに関する情報は、借入先との契約終了後5年以上経過すれば、ほとんどは削除されます。

 

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住宅ローン審査のもう一つのポイント、それは「購入物件の担保価値」です。簡単に言うと、購入物件を将来的に売却した場合にいくらで売れるのか、ということです。

 

物件ごとの目安としては、以下の通りです。

流動性が高く劣化もしにくいため、購入価格の100%を担保価値として考慮される傾向にあります。

建築請負契約の金額を担保価値として評価することが多いため、建築費100%のローン審査も通りやすいです。

中古の場合は新築よりも担保評価が下がるため、借入れができる金額も制限されます。

 

特に中古の木造住宅などは、建物自体の担保評価が出ないこともあります。そのような場合は土地値の評価額分しかローンがつかないこともあります。

 

このように、住宅ローンの審査は、「本人の属性」と「物件の担保価値」の2つの要素を総合して結果が出ます。

年収はどのくらい?

契約社員や派遣社員でも住宅ローンを組めることがありますが、正社員の場合に比べると雇用形態が不安定なため、審査のハードルが高くなります。この際、勤続年数がより長い方が印象は良くなります。

過去にローンを組んで返済が遅れていた場合は、たとえ違う金融機関だとしても、マイナス要因です。

勤務先の経営状態が悪い場合、勤務先の主要取引先の金融機関で住宅ローンを申込むと落ちる可能性があります。

年収が低いため通らないということではなく、毎月の返済額とのバランスなどから総合的に判断されます。

 

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このように、住宅ローンの審査では「本人の属性」が重要視されるため、収入が全く無い「無職」の状態では、まず住宅ローンを組むことは難しいと考えられます。

 

しかし、タイミングさえ合わせられれば、無職でも住宅ローンを組む方法があります。それは「退職前に住宅ローンを実行すること」です。

 

住宅ローンの審査は、ローンの本審査時点での情報をもとに融資の判定をします。そのため、ローン実行後に会社を退職すれば結果的に無職でも住宅ローンが組めます。

 

ただし、住宅ローンの審査通過後であっても、ローン実行前でお金が融資される前に退職してしまうと、ローンの実行がされない可能性がありますので注意が必要です。

 

これから転職を検討しているような場合や、独立開業のために退職を考えているような場合は、予め今の勤務先の属性で住宅ローンを借入れてから退職することを考えましょう。

 

当たり前ですが、ローンは返済することが大切なため、無理な借り入れは注意が必要です。

 

これ以外の方法は、よほどの担保価値のある資産を抵当に差し入れるか、家賃収入など何らかの定期収入があることが確定申告書上で証明できなければ、無職での住宅ローンの借入れは難しいようです。

住宅ローンを借りる上で最も重要なことは、「借りる」ことではなく、「返す」ことです。

 

もしも無職でも返済できる見込みがあるのであれば、それを返済計画書にまとめて客観的に裏付けられる確定申告書などの収入証明を添付して提出できれば、ひょっとしたら通ることもあるかもしれません。

 

いずれにせよ、借りることばかりが優先すると、結局ローン破綻してしまう恐れがありますので、十分注意しましょう。

 

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Q.1:現在、決まった仕事に就いていません。やはり、住宅ローンを組んで家を買うのは不可能でしょうか?

A.1:無職の状態ですと、住宅ローンを組むのは簡単ではありません。金融機関は「安定した収入が継続してあるか」を重視するためです。ただし、絶対に不可能というわけではありません。いくつかの方法を検討できる可能性があります。

Q.2:住宅ローンの審査では、具体的にどのような点が見られるのでしょうか?

A.2:審査では、主に「申込者本人に関する情報」と「購入したい物件の価値」の2点がチェックされます。申込者の情報としては、年収、勤務先、勤続年数、年齢、健康状態などが挙げられます。物件については、万が一返済が滞った場合に備え、担保としての価値があるかどうかが評価されます。

Q.3:住宅ローンの審査に落ちてしまうのは、どのようなケースが多いですか?

A.3:審査に通りにくくなるケースとして、主に4つの点が挙げられます。

・健康状態に不安がある場合
・契約社員や個人事業主などで収入が不安定な場合
・他にカードローンなどの借入れが多くある場合
・過去にクレジットカードや携帯電話料金の支払いを延滞したことがある場合

心当たりがある場合は注意が必要です。

Q.4:無職でもローンを組むために、どんな方法がありますか?

A.4:十分な預貯金があることを金融機関に証明する方法があります。十分な貯蓄や定期的な収入があることを、確定申告書等で証明することができれば、審査に通り可能性があります。まずは不動産会社や金融機関に相談してみることをおすすめします。

更新日: / 公開日:2017.05.12